“ワイン”の記事一覧

170年前の貴族が飲んだシャンパーニュの味わい

 

 

やっと上野で開催されている「ワイン展」に行って来ました。

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この展示会には、2010年にバルト海の海底に沈む難破船より引き上げられた170年前のシャンパーニュと、その成分表が展示されておりました。

2010年に発見された時にも、このブログの記事にさせていただいたのですが、発見されたシャンパーニュは現在もトップブランドとして君臨するヴーヴ・クリコや、1829年にジャクソンに吸収されたジャグラー。

この当時、この種のシャンパーニュを一般の人が飲むことはなく、上流階級だけの飲みものだったとのこと。海底から見つかったこのシャンパーニュも、フランスのルイ16世がロシア皇帝に贈ろうとしたものである可能性が高いらしい。

 

成分表によれば、昔のシャンパーニュは現在のものに比べて、アルコール分が低く、糖度や酸度が高い。

ヴーヴ・クリコを試飲した人のコメントは、泡立ちはすでになくなっていたが、甘味と酸味が豊かな味わいだったとのこと。

たぶん、昔の上流階級の方々が楽しんだシャンパーニュとは、アルコール分が少ないため飲みやすく、ボリューム感も少なく、その代わり甘さと酸っぱさがもっと際立っていたということでしょう。

また、糖度や酸度の成分が高ければ、アルコール分はそれほど高くなくても、管理さえしっかり出来ていれば白ワインでも170年ぐらいは大丈夫ということなのかも知れません。

古いワインはやっぱり魅力的です。

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「樽フリーワイン」ぶどう本来の味わい

 

 

好きな人と嫌いな人に、ハッキリ分かれるワインかも知れません。

酒屋のオヤジ的には「・・・・こういうのってアリなの!?」みたいにも感じるのですが、女房殿にとってはアリな味わいのワイン。

まったく樽を使ってないトスカーナの赤ワインのご紹介です。

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【カステッロ・ディ・モナステロ ネッロ】イタリア・トスカーナ州 赤ワイン

サンジョヴェーゼ60%、メルロー40%

ステンレスタンクにて発酵させて、ステンレスタンクで数ヶ月熟成、その後にビン詰めして熟成させた、まったく樽を使っていたい赤ワイン。

従って樽由来の甘味がない。

草食系赤ワインみたいなジャンルがあるなら、そんな感じといえるでしょう。

女房殿曰く、「樽の効いたワインは美味しいけど、その分飲み疲れするでしょ。でもこのワインなら樽フリーで、お料理と一緒にサッパリと楽しめる。」と。

食中酒として、その真価を発揮するワインというところでしょうか。

ブドウ本来のサッパリとした味わいのワインは如何でしょうか?

 

 

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「カヴェディーニ・リパッソ」・・・本当にウマい赤ワインを飲ませろ!

 

 

あるお店さんで、お客様から、「ほんとうにウマい赤ワインを飲ませてくれ!」とのご要望があったとのご相談をいただきました。

しかし、お金に糸目をつけないわけではなく、ある程度の予算内で。

そこでおススメしたのがこのワインです。

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【カヴェディーニ  ヴァルポリチェッラ・リパッソ スーペリア2010】

イタリア・ヴェネト州の銘醸アマローネのセカンド的なワイン。リパッソと呼ばれるアマローネの搾りかすを浸して造られる製法。

アマローネと同じように凝縮感あるリッチな味わいが楽しめます。

 

「本当にウマい○○を飲ませろ!」とは、実は意外によくいただくお問い合わせなのです。

ところが、困ったことに「本当にウマい」とは、人によってバラバラ。特に酒類の場合には。

例えば、ワイン好きというところまでは10人一緒でも、もう一歩踏み込んだところでは、まさに十人十色。そして、好みに関して、まったく人の言うことに耳を貸さないのも酒類の特長でしょう。

 

つまり、この場合のワインには、ある程度の分かりやすい美味しさが必要なのですね。「・・・・美味しいのか、そうでないのか・・よく分からない・・・・かも(汗)!」ではダメなのです。

より多くの方々に、美味しいと感じていただけるワインでなければいけません。

果実味がしっかりとしていて、なめらかで上品さのある飲み心地、キレイに続く余韻、が必要なのです。

 

・・・・そして数日後、そのお店さんではお客様から、「感動しました!」とのお言葉をいただいたのだそうです。

もちろん、そのお店さんで出されたお料理も素晴らしかったのだと思います。それでも、手前味噌な話で大変に恐縮ではありますが、素晴らしいご提案をさせていただいたと思う次第です。

「本当にウマい赤ワインを飲ませろ!」に、「カヴェディーニ・リパッソ」を試しては如何でしょうか?

 

 

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「デラウエア・ワイン」みずみずしい甘口なら

 

 

「デラウエア」って、最近は食べないですね。

美味しいブドウなのですが、その粒が小さくて食べずらいことが原因でしょうか。

しかし、その「デラウエア」をワインにすれば、まるでもぎたてのブドウを口いっぱいにほうばっているかのような、溢れるようなみずみずし甘味のワインになるんです。

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【デラウエアを使った国産ワイン各種】

デラウエア・ワインの魅力は、その価格帯にもあると思います。原料がデラウエアだからなのか、どれも非常にリーズナブル。

気軽に楽しんでいただける甘口ワインなのです。

なかでも発酵中のデラウエアをにごりで瓶詰したワインなどは、甘口と言うよりはオフドライな味わいで、ステップでも好評です。

また、その爽やかでみずみずしい味わいは、和食やサラダ系のお料理にもよく合うようです。

 

ドイツワインやアルザスワインのような、爽やかな甘口、オフドライな味わいの白ワインのポテンシャルを、日本のデラウエアも持っているのではないかと感じる次第です。

みずみずしい甘みのデラウエア・ワインは如何でしょうか?

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自然派赤ワインと手打ち蕎麦のマリアージュ

 

 

「年越しそばをアテに何を飲んだら美味しいの?」

女房殿からお題をいただきました。

もちろんソムリエさんのレベルなどではなく、街場の酒屋レベルですから、完全にお遊びなのですが。

「燗酒、生酒、蕎麦焼酎・・・・・・あまりに普通過ぎる!」

・・・・そして、手前味噌ながら流石は酒屋さん。ピンと来るものがあったんです。

「ととのいました!」

「自然派の赤ワイン」それも、できるだけサヴェージな感じの野性味あふれる赤ワイン。

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【ロマノー・デストゥゼ シラー】ローヌの自然派実力者が造る赤ワイン

「自然派の赤ワイン」と「手打ち蕎麦」、この組み合わせってホントによく合いますね。

ワインと蕎麦の両方に共通する、素朴で野性味のある感じが、いい感じです。

お醤油にはあまり重くない赤ワインが合うことは、なんとなく気が付いていました。

そのお醤油ベースの漬け汁にネギなどを入れ複雑味を増したところに、手打ちのちょっとゴツゴツした食感の蕎麦と、複雑でやや発酵が残っているかのような印象の自然派ワインが、なんとも馴染んでいる感じ。

 

この組み合わせって、たぶん座布団三枚ぐらいの評価にはなったのだろうと、手前味噌ながら思った次第です。

「自然派ワイン」と「手打ち蕎麦」のマリアージュは如何でしょうか?

 

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

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