先日、酒倶楽部ステップの2階で催されたワイン会は、正規の当たり年と呼ばれ、高評価を受ける「ペルティマリ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2010」をメインのワインとさせて頂きました。
まだ若いヴィンテージであるため、ややもったいない感じではありましたが、その充実感ある品質はホントに素晴らしい。
それでも、そのワイン会へ参加された方々に最も注目されたのは、そのワインの直前に出された、同じペルティマリが造るロッソ・トスカーノIGTクラスのワイン「ペリティマリ フィリ・ディ・セータ2012」でした。
味わいと価格のバランスに優れているワインです。
その味わいはカベルネ・ソーヴィニョンを40%ブレンドさせてあるためか、より赤色の濃いベリー系の風味が感じられ、またフレッシュさもあるため、ブルネッロとはちょっと違う路線のスタイルかも知れません。
しかし、正直おいしいのです。
【ペルティマリ フィリ・ディ・セータ 2012】
ブドウ品種:サンジョベーゼ・グロッソ(ブルネッロ)60%、カネルネ・ソーヴィニョン40%
フィリ・ディ・セータとは、絹糸を使って描くアート。絹ならではの繊細でやわらかな印象の作品になるのですが、このワインもまた、たしかにそんな印象があるように感じます。
そのコンセプトは「若いうちから楽しめるブルネッロ」。また、価格もブルネッロと比べるとかなり低く抑えられております。
一般のワイン好きの方々は正直です。先日のワイン会でも、終了後にこのワインを購入される方が多くおられました。
高級ワインを口にして、「正直・・・・おいしいのか、おいしくないのか・・・・よく分からない」みたいな感想を持たれる方は少なくないようです。
それでもワインが好き。
そんな方々にもおススメできるワインだと思います。
自宅で楽しむ年末のハレの日のためのワインとして、最適なワインのひとつではないでしょうか。
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