“ワイン”の記事一覧

「リベラ・デル・ドゥエロ レッコ」スペイン最高峰産地のコスパワイン

 

 

欧州から輸入されるワインの関税が撤廃されるとのこと。たぶんこの先、欧州ワインのなかでもっともお得感が注目されるワイン産地はスペインではないでしょうか。

濃厚さやボリューム感が魅力のチリ産のワインに対して、同じコストパフォーマンスに優れたワインでも、スペイン産はエレガントさや複雑さが魅力だと思います。

そんなスペイン産のコスパワインのなかでも、おそらくスペイン最高の産地ではないかとみられる「リベラ・デル・ドゥエロ」の、しかもお得感ある価格のワインをご紹介します。

ちなみにスペインの名産地「リベラ・デル・ドゥエロ」を代表する高級ワインは「ベガ・シシリア」。

 

 

 

 

 

 

【レッコ・クリアンサ2011 DOリベラ・デル・ドゥエロ】 テンプラニーリョ100% 750ml @ 2700円+税

樹齢30年以上。複雑味とエレガントさを合わせ持ち、果実の凝縮感が特徴。骨格がしっかりしており、アロマの広がりがはっきり分かる。コーヒー、スパイスのニュアンスとミネラル感が際立ちます。

地域:D.O.リベラ・デル・ドゥエロ

ベガ・シシリアを輩出し、今やスペインで最も重要な銘醸地のひとつとして世界中から注目されており、1980年代以降スペインワイン復興の象徴的生産地として、この地でスパー・スパニッシュワインが生まれております。

流石に銘醸地のワインです。この非常に安定感があり、また完成された味わいは、安心してどなたにでもおススメできるワインだと思います。

この地を代表するワイン「ベガ・シシリア」はボルドータイプのワインですが、この「レッコ」もテンプラニーリョ100%ではありますが、ボルドータイプと言えます。

しかも安定感あるバランスの飲みやすさは、ボルドーワイン以上の魅力ではないかと思う次第です。

スペインのもっとも魅力的なワイン産地である「リベラ・デル・ドゥエロ」の、安定感ある赤ワイン「レッコ」は如何でしょうか?

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

赤ワインを冷やして焼肉とやる

 

 

「焼肉が食べたい!」

長男の誕生日に「なんか食べたいものある?」って聞いたら、そう答えたんですね。

この暑さのためか、なんだか、たしかに焼肉が食べたい気がします。

 

 

 

 

 

 

焼肉と言えば赤ワインが飲みたくなるのですが、それでもこの暑さでは、やはり冷たいものが飲みたい。

ならば、と言うことで、赤ワインを冷やしては如何でしょうか。

オーストラリアのシラーズで造られる、フルボディな赤のスパークリングワインをご存知でしょうか。

冷やして飲まれるワインなのですが、放置して泡が消えても美味しいし、泡が消えて常温になっても美味しいワインなのですね。

つまりシラーズのような濃厚でありながら、まろやかさのある赤ワインは、冷やしても美味しいのです。

 

 

 

 

 

 

【濃厚まろや系赤ワイン各種】

赤のスパークリングワインはもちろんですが、シラーズや南イタリアあたりの、どちらかと言えばカジュアルなクラスの赤ワインが、冷やして楽しむのに適しているようです。

焼肉に冷やした赤ワインは如何でしょうか?

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「カオール」地味な旨さ

 

 

南フランスワインの試飲会に参加させていただきました。

南フランスと言っても、ラングドッグ、ルーションだけではなく、シュド・ウエストやプロヴァンスを含む試飲会です。

ラングドッグ、ルーションには様々なスタイルがあり、かなり今注目される地域なのでしょう。

そして、個人的にもっとも注目したいのが、先日ジュラソンのワインを試飲して驚いた、シュド・ウエストあたりのワインです。

正直、今回感じたのは、南フランスでも地域によってワイン価格に対するバリュー感がバラバラなこと。

フランスワインのヒエラルキーのたぶん下の方に位置するとみられる南フランスのワインですが、その中でも、日本人でも知ってるような有名な南フランスの観光地のワインは、ちょっとお得感に乏しいかな、と感じたりもします。

また、それとは対照的にシュド・ウエストのカオールは、個人的に好きなこともありますが、なかなかお得感があるのではないかと思った次第です。

 

 

 

 

 

 

【カオールの赤ワイン】

「田舎っぽい」「あか抜けない」「スタイリッシュではない」「土くさい」・・・・などと白黒写真のような地味さが漂うカオールのワインではありますが、その素朴さが個人的には、たまらなく好きなのです。

また、地味な産地のためか価格にもお得感があるように思うのです。

カオールはフランスでも最も古い産地のひとつなのだそうで、その伝統ある味わいは、ある意味フランス版の”わび・さび”でしょう。

この暑さがやわらぎ、秋の風が吹き始めたころ、いわゆるジビエと呼ばれるような料理のペアリングにおススメしたいワインのひとつです。

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「AOCジュラソン プティ・マンサン」スターシェフに好まれるエレガントな酸

 

 

”エレガントな酸が素晴らしいプティ・マンサン”

フランス南部のピレネー山脈まで40~50Kmの場所に位置する「ジュラソン地方」の白ワイン生産者で、特に三ツ星レストランのスターシェフ達に好まれているという「ドメーヌ・コアぺ」のセミナーに参加させていただきました。

「ジュラソン・・・・・いわゆるシュッド・ウエストのひとつでしょ」みたいな、かなりマイナー感ある印象ではありましたが、かなりの驚きのあるセミナーでした。

ジュラソン地方には約130ヘクタールのブドウ畑があるのだそうですが、そのうちの47ヘクタールはドメーヌ・コアペとのことでおそらくこの地域では最大。

また代表のアンリ・ラモントゥ氏の生まれはワインを造っていた家系ではなく、1978年より独学でワイン生産を行い高品質のワインを造りあげているというから素晴らしい。

そしてメインのブドウ品種であるプティ・マンサンは、この地でしかうまく育たないというから、高品質で評価が高く、さらに参入障壁の高い成長ワイナリーと言えそうです。

 

 

 

 

 

 

ドメーヌ・コアぺで最も高評価なのが甘口の白ワイン。ワイン生産を始めて間もない1988年に、甘口ワインのコンクールでいきなりソーテルヌのイケムやアイスワインなどに続き5位の評価を受けたのだとか。

またワイン関係の著名人が集まって行われた「オマールエビのバニラ風味に合うワイン」では、イケムなどを抑え、ドメーヌ・コアペの甘口ワイン「カンテサンス・デュ・プティ・マンサン ジュラソン・モワルー」が最も相性の良いワインとして選ばれたのだそうで、そのキレイな酸が素晴らしく合うのだとか。

そしてメンバーの一人であったロマネ・コンティのオーナーから、ぜひワインを購入させてほしいという申し出があったというから素晴らしいストーリーです。

またペアリングの第一人者と呼ばれ、ワインから料理を発想するスーパーシェフのアラン・サンドランス氏は、コアペの爽やかな甘口ワイン「ノブレ・デュ・タン ジュラソン・モワレー」を好み、このワインのために生のフォアグラをキャベツで包んで蒸す料理を開発したのだとか。

コアペの甘口ワインは、貴腐でもなくアイスワインでもない、独自のパスリアージュと呼ばれる方法で行われるとのことで、ブドウの房の付け根の茎を人の手でつぶし、人工的に水分供給を少なくし乾燥させる方法。収穫は真冬。

辛口ワインの方も同じくプティ・マンサンのエレガントな酸が素晴らしく、どことなくソーヴィニョン・ブランに似ている。

スーパーシェフの一人であるピエール・ガニェール氏は、春になるとコアペの辛口白ワイン「ジェゼージュラソン・セック」とアスパラガスのペアリングをメニューに載せるのだそうです。

穏やかで、キレイで、そしてしっかりとした酸のあるジュラソン地方のプティ・マンサンを主としたブドウ品種のワインは、甘口でも辛口でも、特にプロに好まれる食中酒としての素晴らしさと驚きがあると感じた次第です。

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「ヴィーニョ・ヴェルデ」蒸し暑いからこそウマい

 

 

いや~すさまじい蒸し暑さですね。

それでも、だからこそ”ウマい!”酒があるのです。

その一つが、間違いなくこのポルトガルの緑のワイン「ヴィーニョ・ヴェルデ」でしょう。

 

 

 

 

 

 

【テッラ・ノッサ ヴィーニョ・ヴェルデ】Alc9% 微発泡

緑のワイン(ヴィーニョ・ヴェルデ)という呼び名のとおり、まだ緑色のレモンを絞ってジュースにしたような、爽やかな味わいの微発泡ワインです。

辛口の白ワインですが、ほんのりとしたフルーティーな甘みを感じます。淡く爽やかな泡立ちとアルコール分が低いことによる軽快な飲み心地は、まさに蒸し暑い日に飲んで美味しいワインです。

 

蒸し暑いこの時期だからこそ、そのフレッシュで爽やかな味わいがたまらなく美味しいヴィーニョ・ヴェルデは如何でしょうか?

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

ページ
トップ