“ワイン”の記事一覧

ボージョレ・ヌーボー2017解禁

 

 

「ボジョレー」と「ボージョレ」どちらを使うべきか迷うところですが、先日NHKで「ボージョレ」を使っていたため、今後このブログでもそれにならいたいと思います。

以前は「ボジョレー」が一般的に使われていたと記憶しておりますが、いつからどうして変わったんでしょうかね。

さて、ボージョレ・ヌーヴォー2017の販売が本日解禁されました。

 

 

 

 

 

 

【ボージョレ・ヌーヴォー各種】

今年の4月にフランスを襲った霜害で、特にボルドー右岸の被害が大きかったようですが、対照的にブルゴーニュは近年にない豊作だったようです。

ブリュィの山の麓、自然派の中ではいち早く収穫を始めるジャン・クロード・ラパリュでは、6月の猛暑でぶどうの成長が早く、昨年より10日間ほど収穫が早かったとのこと。

2017年のボージョレは近年にないほどの好条件に恵まれたようです。

従って、その味わいも期待できます。

 

ボージョレ村のワインは、そのほとんどがヌーボーとして販売され、そのほとんどが日本向けなのは周知の通り。

戦前のレストランでは、ニュイとボージョレ(ヌーボーではない)は同じ価格で販売されておりました。決して早飲みだけのワインではない高品質のワインの産地なのです。

いつの間にかボージョレのほとんどが、日本人のためとも言えるヌーボーの産地となりました。つまり、ほとんど日本人のためにより美味しいヌーボーを追求されている産地なのです。

できれば、この機会にヌーボーとヌーボーではない通常のボージョレを購入して、かってニュイのワインと同じ評価であった味わいをお得感を持って楽しんでいただけたらと思う次第です。

ボージョレ・ヌーボー2017は如何でしょうか?

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「WAS製法ワイン」イタリアの亜硫酸塩無添加ワイン

 

 

先日開催されたイタリアワインの試飲会でのことです。

教授と呼びたくなるような風貌のイタリア人紳士に突然お声がけいただき、凄まじいパッションを持って懇切丁寧にご教授いただいたワインがありました。

「・・・・・なんだかスゲーむずかしい話してんなこの人(汗)!!」・・・・・ワインの美味しさ、お得さだけを求めて、もうすでにほろ酔い気分だった者の正直なその時の感想です。ビックリしました。

その会社さんが開発したWAS製法により造られた「亜硫酸塩無添加ワイン」の説明でした。

人気が高いワインというわけではないのですが、世界中でかなり限られた方々に熱烈に支持されるワインなのだそうです。

 

 

 

 

 

 

ラインナップ「ヴェネツィエ・ミュラートゥルガウ」「ヴェネツィエ・ピノグリージョ」「ヴェネツィエ・レフォスコ・ダルペドゥンコロ」「プロセッコ・エクストラドライ」「シチリア・ヴァル・ディ・ノート ネロ・ダヴォラ」

特徴:

・ワインへの亜硫酸塩添加を排除

・より消化しやすいワイン

・開栓後、瓶内での長期保存可能

・従来のワインよりも50%多いポリフェノール含有量

・ワイン内の亜硫酸塩に起因する頭痛やアレルギー誘発力の除去

・加工の残留物なし

 

どれもスッキリとしたクリアーな味わい。

ご教授いただいたいた方の奥様は長年ワインを飲んできたのですが、加齢とともにワインを飲むと頭が痛くなるようになったのだそうです。

その後しばらくワインを飲むことはなかったのですが、このWAS製法で造られた亜硫酸塩無添加ワインでは頭痛に悩まされることなくワインが飲めるようになったとのこと。

むずかしいことは良く分かりませんが、世の中にはワインに添加された亜硫酸塩で頭が痛くなる人がいるようです。

 

このワインが日本に輸入されるのかどうかは分かりませんが、それでもこのタイプのワインの需要は今後増加しそうだと思った次第です。

それにしても、イタリア人気質なのか、はたまたその方だからなのか、そのほとばしるようなパッションが・・・・気弱な酒屋のオヤジとしては思わず「・・・・買わせてください!」って叫んじゃいそうでした。

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「バルベーラ」ピエモンテのアンダーバリューワイン

 

 

北イタリアのワイン銘醸地である、ピエモンテ州を代表する赤ワインと言えばネビオーロのぶどうから造られる「バローロ」や「バルバレスコ」。

ピエモンテを代表する赤ワイン用のぶどう品種にはもう二つあります。そのうちのひとつが「バルベーラ」。

しかし、同じ赤ワイン用のぶどう品種ではあっても、そこにはヒエラルキーが存在しているようで、バルベーラはネビオーロよりも格下の認識があるようです。

気難しい印象の「ネビオーロ」に対して、フレンドリーな印象の「バルベーラ」は、50年とか60年寝かせた後の味わいを別にすれば、決して負けてないというか、むしろ素直に美味しく飲めるような気がします。

ピエモンテのワイン生産者でも、「バルベーラは普段の昼食や夕食にグラスで飲むワイン」、対して「ネビオーロは特別な時にボトルを開けて飲むワイン」のような認識なのだとか。

従って、「ネビオーロ」のワインと「バルベーラ」のワインでは価格差があり、もちろん後者の方が安い。

しかしこれがカリフォルニアあたりで造られる「バルベーラ」ではそれなりに高価であり、同じように評価されていると感じます。

つまり、ワインを飲む人の好みではありますが、ピエモンテのバルベーラにはお得感があり、ネビオーロに対して過小評価されているのではないかと感じるのです。

 

 

 

 

 

 

【ピエモンテ州 ベッペ・マリーノ のバルベーラ・ダスティ】

イタリアワインの試飲会で素晴らしいバルベーラのワインが出品されておりました。日本へは未入荷のワインのため価格は分かりませんが、もし他のバルベーラと同じように割安感ある価格なら大変に魅力的です。

美味しくて割安感あるピエモンテのバルベーラ探しが楽しそうだと感じた次第です。

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「カラブリアのワイン」激辛料理に合うワイン

 

 

イタリア南部に「グルメ・ハイウエー」と呼ばれる高速道路が開通したのだそうです。

その名の通り、ナポリの南、サレルノとカラブリアのレッジョを結ぶ432キロの沿道には美味しい名物料理がたくさんあるのだとか。

そのグルメ・ハイウエーの終点であるカラブリア州(ブーツの形をしたイタリアのつま先部分)の名物料理が、唐辛子をたくさん使った激辛料理。とにかく何でも辛いらしい。

そして、うれしいことにカラブリア州は、あまり知られてはいないのかも知れませんがワインの産地でもあります。

つまり、カラブリアの辛い料理に合わせて飲まれるカラブリアのワインは、辛い料理と合わないハズのないワインなんですね。

インド料理、韓国料理、ケイジャン料理・・・・と辛い料理とのマリアージュが期待できるワインとも言えるでしょう。

 

昨日、イタリアワインの試飲会に参加させていただきました。そこでそんなカラブリアのワインを味わうことが出来ました。

 

 

 

 

 

 

【カラブリア州 ドゥ・クロピオのワイン】

カラブリアを代表するぶどう品種は、赤ワイン用の「ガリオッポ」でサンジョベーゼの祖先の品種なのだそうです。

軽やかながら深みがあり、穏やかでぬくもりを感じるような味わいは土着品種ならではでしょうか。後味にほんのりとした甘味が感じられます。

DOCチロに代表されるカラブリアのワインは、品質レベルの高いワインと言えます。

上の写真の通り、このカラブリアのワイン試飲には、ワインと一緒につまめばよりワインが美味しく感じるというカラブリアのつまみも用意されておりました。

「グリッシーニ」と「チョコレート」ですが、流石にカラブリアの食べものです。どちらも辛い。

その後味に辛さが残るところに、カラブリアの穏やかでぬくもりを感じるような赤ワインは、なかなか心地良い。そのほんのりとしたワインの後味の甘味が、適度に喉の奥に残る辛さを解消してくれる感じもあります。

地の料理には地の酒が合うとされておりますが、辛い料理の地域のワインは当たり前のように辛い料理に合うんですね。

 

今後の酒倶楽部ステップの品揃えに加えるべきだと思った次第です。

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「ネロ・ダヴォラ」タンドリーチキンをアテにカジュアル・シチリアンロッソ

 

 

こだわりのスパイスをブレンドしたカレー粉が手に入ったとのことで、そのカレー粉を使ったタンドリーチキンが夕食です。

とは言ってもインド料理屋さんで食べるそれとは違い、かなりマイルドな味つけ。和食のようなインド料理といった感じでしょうか。

カレー味にワインを合わせるのが、なかなか難しいのは良く知られた話ですね。

そんなことで、カジュアルな価格のシチリアの赤ワインを、合わせるでもなく飲んだんです。

 

 

 

 

 

 

<千円以下のシチリアのネロ・ダヴォラ と マイルド・タンドリーチキン>

これがまた、ネロ・ダヴォラの濃厚で、渋味や酸味の穏やかな味わいは、なかなか合うんですね。

カレーに合うワインとなれば、甘口の白ワインが推奨されることが多いような気がするのですが、シチリアの赤ワインもなかなかのもの。

って言うか、やわらかくて濃さのあるネロ・ダヴォラは幅広く料理に合うのかも知れません。

たぶんこのワインはシチリアの農家さんの協同組合ものだと思うのですが、それはもう理不尽と思うぐらいの安い価格で流通しています。

超お得な感じなのですね。

イタリアでもフランスでも、なぜか南のワインは安い。不思議です。

 

そんなことで、シチリアのカジュアルなネロ・ダヴォラはカレー風味にも結構合うというお話でした。

割安感あるネロ・ダヴォラを気軽に料理に合わせてみては如何でしょうか?

 

 

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

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