ブルゴーニュの名門ドメーヌから来日された5人の女性ヴィニュロンヌの4人目は、かのアンリ・ジャイエとも比較されるほどの名声を得ていたと言われるシャルル・ノエラの畑を相続した、まさにブルゴーニュ屈指の名門、プレモー・プリセに拠点を置く「ドメーヌ・ジャン・ジャック・コンフュロン」。
シャルル・ノエラから受け継がれたロマネ・サン・ヴィヴァンを所有するのは、北からルロワ(0.99ha)、ジャン・ジャック・コンフュロン(0.5ha)、ユドロ・ノエラ(0.48ha)。
<酒倶楽部ステップ ワイン担当と ジャン・ジャック・コンフュロンのソフィ―・ムニエさん>
ソフィ―さんはシャルル・ノエラの孫娘。
グランクリュのクロ・ヴージョ、ロマネ・サン・ヴィヴァンを筆頭にプルミエ・クリュのシャンボール・ミュジニー、ヴォ―ヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジュルジュなどを生産されております。
大切にしていることは良いブドウを収穫するために厳格に観察すること。時には直感も大切にする。
素晴らし過ぎるほどのドメーヌのラインナップのなかで、ソフィ―さんがもっともおススメしたいのがコート・ド・ニュイ・レ・ヴィニョット。村名クラスのワインではあるが、素晴らしい畑のブドウを使っており、コスト・パフォーマンスでは最高のワインであるとのことです。
2016年ヴィンテージは他と同じように少ない生産量だったが、残ったブドウからは非常にフィネスのあるワインが出来ました。
2017年は量、質ともに高く、ハッキリとした色合いのタンニンがよくとけ込んだバランスのよいワイン。
<ジャン・ジャック・コンフュロン ニュイ・サン・ジュルジュ 1erクリュ オー・ブド2011 と 仔羊の料理>
ヴォーヌ・ロマネの横にある畑のワイン。ふくよかでフィネスと呼べる気品の高さが感じられるハーモニー。2011年はテロワールがよく表現されているヴィンテージなのだそうです。
ソフィ―さんがおススメする料理は郷土料理であるブフ・ブルギニオンに似た牛のほほ肉を使ったジュードブフ。ほほ肉をベーコンや野菜類と一緒に赤ワインで120度のオーブンに入れて3時間煮込む料理です。ジャガイモのピューレを付け合わせにします。
ブルゴーニュワインで煮込んだ料理を、ブルゴーニュの一等地のワインに合わせるのですから、どう考えても素晴らしい組み合わせでしょう。
偉大な大地からは偉大なワインが出来るんですね。
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