「気合の入った自然派ワイン」の試飲会へ行って来ましたよ。
歌舞伎座の近くに、その会場はあります。酒倶楽部ステップも参加して共同での輸入を行っているんです。
どれも素晴らしく美味しいワインばかり!流石!!試飲は口に含んで、味見をした後吐き出すのが基本なのですが、ついつい飲みこんでしまいます。後味が素晴らしく良いのです!余韻があるのですよ・・・・!
不況下では、安物と本物が売れると言われますが、ここにあるワインは「世界の三ツ星レストラン」や「世界のワイン雑誌」も認める、本物中の本物!!超ナチュラルで健康に育ったぶどうを、房のまま手摘みして桶の中にいれただけで何も加えない、何もしない、奇跡の様なワインなのです。生産者の方々は強い自然主義の意思があり、自然と共存する生活を取り入れている人ばかりなのだとか。
お風呂が24時間温かくて、しかもテレビが付いてるなんて事は、絶対にないのですぞ(笑)!!
酒屋のおやじが思うに、良いワインとは、良い小説に似ている気がします。余韻があるのです。例えば「ノルウエーの森」を読むと、読んでる最中は、ちょっとスケベな青春のお話かな!?などと、ともすると理解してしまうかも知れませんが、読み終わった後、余韻の様な記憶が残るのです。そこで「あー、この話は、生と死について書かれていたんだ!」と理解するのです。良いワインも飲みこんだ後の、余韻が残るのです。そして、あーこのワインはピュアーで奥深いなー!と理解できるのです。
一般のワインとの違いは、その後に大量生産されている工業的な製法のワインを飲むと、良くわかります。
今回の試飲会で特に印象に残ったワイン!
「ドメーヌ・デ・バッカント」 フランス最小の、気合の入った自然派協同組合が造り出すワイン。(現在、酒倶楽部ステップにも在庫があります。)
「ドメーヌ・デ・グリオット」自然の中に身を置き、超自然な生き方を実践しているグリオットさんの、ダークチェリーの様な豊かな果実味溢れるワイン。
「ドメーヌ・モンカルメス」 ラングードックのロマネコンティーと称されるエレガントな味わい。
試飲も中盤へと差しかかり、ややほろ酔い気分の頃、これらの自然派ワインを日本へ紹介して頂いている、自然派ワインの日本市場でのパイオニアである伊藤先生がパリよりご来場!
伊藤先生と酒倶楽部ステップワイン担当。
フランクな感じで、自然派ワインへの強い思いが、強く感じられる先生でした。その情熱は数年前に日経新聞でも紹介されてましたよ。酒屋のおやじも、いつかは渡仏して、伊藤先生が見出した生産者を訪問してみたいと思います。
最近、このブログで酒屋のおやじが気になっている中国市場について聞いてみました。「今の中国は日本のバブル期の様に、ワインといえばグランバンの方にばかり興味が向いているようですね」とおっしゃってました。酒屋のおやじが危惧するのは、中国の興味がもしこれらの、供給量の限られた自然派ワインに向かったなら、あっと言う間に全部持って行かれるのではないか?と言う事なのです。
中国などの新興国で、ワイン売り場や高級レストランが増える前に、飲んで楽しんでおいた方が良さそうですね(笑)!!あっと言う間に価格は10倍!そんな価値は十分あるワインだと酒屋のおやじは強く思うのです(真剣に)!!
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
投稿日:2010年1月22日
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