“ワイン”の記事一覧

メンドーサの圧倒的バリュー感

 

 

アルゼンチンワインの約70%を生産しており、輸出向けワインの約90%を生産している世界最大のワイン産地が、クージョ地方のメンドーサ州。

主なブドウ品種はマルベック、ボナルダ、トロンティス、シャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、ヴィオニエ、メルロ、カベルネ・ソーヴィニョン、シラーなどですから、ボルドーやシュッド・ウエスト、カリフォルニアあたりと同じようなスタイルのイメージでしょうか。

アルゼンチンワインの輸出は伸び続けており、特にこの地のプレミアム・クラスが伸びているとのこと。またワイン産業への投資額も増加しているようです。

品質と価格を考えれば、まだまだ伸びしろは大きいと言うことでしょう。

 

・・・・しかし、日本市場ではいまいち馴染みがない・・・・・。

隣りで試飲をされていたレストランの方が、「うちのレストランではスゴク人気があったワインなのに、なんで日本に入って来なくなっちゃたんですか?」とワイナリーの方に質問されていたワインがありました。

たしかに結構な投資が入っている感ある、見た目よし、味わい素晴らしい、たぶんお得感もすばらしいワインでした。

 

 

 

 

 

 

【エスコリウエラ・ガスコンのワイン各種】

確かにレストランでの販売で人気がでそうなワインばかりです。

日本には現在輸入されておりませんが、輸入業者にとってのアルゼンチンワインの価格は一般的にFOBで1本がUS$5に届かない水準とのこと。

レストランでワインのブランドを気にしないなら、「高価なボルドーやカリフォルニアではなくメンドーサがイイかな」と、もし日本に輸入されるようになればの話ですが、そう感じた次第です。

 

 

 

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パタゴニアのピノ・ノワール

 

 

「まるでオレゴンのピノ・ノワールみたいだ!」

スタンダードクラスのパタゴニアのリオ・ネグロ・ヴェレーを代表するピノ・ノワールを試飲させていただき、正直そう感じました。もちろんお得感はこちらの方が上です。

その上のクラスのピノ・ノワールも試飲させていただきました。

「まるでシャンベルタンみたいでしょう!」

輸入業者の方にそう言わたのですが、その通りだと思いました。こちらのお得感たらもう凄まじい。

パタゴニアで造られるワインは、アルゼンチンで生産されるワインの約2%ほど。その中でのピノ・ノワールですから、アルゼンチン・ワインとしてはかなりレアなワインと言えるのかも知れません。

そしてその産地としてのポテンシャルは、ピノ・ノワールの有名産地であるセントラル・オタゴやオレゴンと同じか、それ以上かもしれないと思った次第です。

 

 

 

 

 

 

【ウンベルト・カレナ オールド・ヴィンヤード ピノ・ノワール2015 ”ラ・イザベル”】

リオ・ネグロのアッパー・ヴァレーを代表するワイナリーなのだそうです。

このアルト・バジェ・デル・リオ・ネグロは世界最南端のワイン産地のひとつ。

非常に乾燥しており、年間平均気温は12-16度という冷涼な気候。大気汚染とは無縁の澄んだ空がどこまでも蒼く、アンデス山脈から吹き降ろす強風が特徴。

この過酷で特異な気候条件により世界でも類を見ないピュアでアロマ豊かで涼しげなワインを生み出す。特に近年ピノ・ノワールの有力な新産地として注目浴びている。

また、冷涼な気候、豊富な日照量、少ない降雨量、そして周囲は半砂漠地帯という自然の防壁に守られたこの地は、極端に乾燥していて強い風が絶えず吹き込むため農薬や化学薬品を必要としない自然な栽培が基本。

ブドウの生育期間の夏場は一日で20度という朝夕の寒暖差により、ブドウはゆっくりと成熟し、完熟した糖度と豊富な酸味が乗った自然と調和した理想的なブドウとなるのだそうです。

 

 

 

 

 

 

これは驚きました。

パタゴニアのピノ・ノワールは、かなりセンセーショナルなワインでした。

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アルゼンチンワインの魅力

 

 

値下がりを続ける通貨アルゼンチンペソと、品質の向上目覚ましいアルゼンチンワイン。

「まるでアルゼンチンは世界のワインファンにとっての理想郷ではないか!」とも思う次第です。

アルゼンチンワインのプロ向けセミナーに参加させていただきました。

 

 

 

 

 

 

アルゼンチンのブドウ栽培面積はフランスの約4倍、アンデス山脈に沿って約千㎞南北に広がっています。

その標高差がもたらす多様なテロワールと微気候は、世界のブドウ産地と大きく異なり、アルゼンチンワインの多様性に反映されます。

乾燥した気候により、ほぼ自然のまま健康なブドウを育てられるため、実質的に病害対策が不要。ほとんど人手を必要としないのだとか。

また、アンデス山脈の雪解け水が主な水源であり、汚染物質の影響を一切受けないピュアーなミネラルウォーターとのこと。

特筆すべきは、人口が150万人しかないメンドーサにワイン生産やブドウ栽培を学べる大学が8校あるとのこと。今ではフランスやチリ、スペインなどから来ているのだとか。

ワインについては先進国のひとつなのです。

 

アルゼンチンのワインと言えば、カリフォルニアワインに対するイメージと同じように濃くて厚みのある赤ワインのイメージがありました。

しかし、今ではこれまたカリフォルニアワインと同じようにエレガント系の味わいに変化してきています。

通貨が下がり続けている非常に恵まれたワイン生産地であるためか、海外からのワイン産業への投資は少なくないようで、有名コンサルタントが手掛けるワインなど、将来的に競争力を増すとみられるワインは多いようです。

また、発酵にアンフォラを使うなど、テロワールだけでなくワインの造りも多様化しているようです。

 

個人的に特に注目したいワインはメンドーサのマルベックやシラー、カベルネSのエレガント系ワインと、パタゴニアのピノ・ノワールでしょうか。

パタゴニアならではと言えるピノ・ノワールとマルベックのブレンドもありました。スミレの花を思わせる、なかなか素晴らしいブレンドだと思った次第です。

 

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「ジョージア オレンジワイン」クラフト感がたまりません

 

 

ご近所でジョージアワインを輸入されている方がジョージアから戻られ、ワインのサンプルを持って来てくれました。

 

 

 

 

 

 

【ジョージアのオレンジワイン】

ルカステリ種のクヴェブリ製法で造られた、同じ地域のオレンジワインを2種類です。

ラベルがジョージア語のためなのか、エキゾチック感あふれる見た目。ラベルにはシリアルNoを手書きで記入してありましたが、なんと生産量は600本。

希少品であり、おもいっきりなクラフト感です。

伝統的なワイン生産地では、同じ原産地認証であっても山を越えるとまったく違った印象の味わいだったりするわけですが、それはジョージアでも同じでしょう。

たぶん、想像するに同じ生産者でもクヴェブリごと、ボトルごとに味わいの印象は違うのかも知れません。

ひとつのオレンジワインは、いかにも完熟したブドウを使っているような、酸味が少なく厚みのある味わい。もう一方のワインは、しっかりとした酸を感じる味わい。もちろん両方共に満足できる味わいです。

大手メーカーが造る完成度の高いワインにはない、この一期一会なクラフト感がたまりません・・・まさに自然界の微生物がつくり出す農産物加工品なのです。

最近ではクラフト・ビールやクラフト・ジンが人気だと聞き及びますが、ワインだってクラフトの方が断然面白そうです。

 

余談ですが、ジョージアのその美しい風景写真を見せていただいて、突然気が付いたことがありました。

カズオ・イシグロの小説、忘れられた巨人のモデル地域はジョージアではないかと。そこに書かれている戦いの場面と同じような古い建物があったんです(ノーベル賞で話題になったからミーハー的に読んだだけですが)。

思わずそこでの戦い方を説明しちゃいました。

ジョージアでその辺に普通にある建物や景色、もちろんワインもですが、相当に魅力的なようです。

栃ノ心ガンバレ!!

 

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「あじろん&炭酸水」カレーにおいしい

 

 

赤ワインを炭酸水で割ってつくる飲みものを「ティント・デ・ベラーノ」と呼ぶのだそうです。

先日、近所でイベントがありました。

そこで近所のカフェさんが、こだわりのカレーパンと勝沼産のワイン「あじろん初しぼり」を販売されておりました。

イベントに集まった方々はほとんどママさん方。「カレーパンとあじろんが良く合う」とカレーパンと一緒にあじろんのワインを楽しまれる方が多かったのだそうです。

そこであじろんとカレーの組み合わせのご提案です。

 

 

 

 

 

 

【あじろん初しぼり と 埼玉県の地炭酸水(強タンサン)】

暑い日にスパイシーなカレーはうれしい。でも赤ワインは正直ちょっと飲む気になりません。

そこで、カレーに「あじろんワイン」でつくる「ティント・デ・ベラーノ」をおススメしたいのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

辛いカレーを食べて、ひりひりとした舌に、シュワっとして甘みのある飲みものはうれしい。

また、暑い日に良く冷えた強タンサンの刺激は気持ちがいいですね。

如何でしょうか?

 

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