“ワイン”の記事一覧

不法ワイン輸入で中国人ビジネスマンに終身刑

ワイン専門誌のデキャンター.comによりますと、中国人ビジネスマンに不法な高級ワイン輸入の罪で終身刑が言い渡されたのだそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

北京タイムスに掲載された記事なのだそうだが、その終身刑を言い渡された中国人ビジネスマンは2004年から2009年にかけて4千5百万元(US$7.13M)の分の高級ワインを、安物の酒であるかのように書類を偽造して、高額な輸入関税を免れていたとのこと。

フランス、イギリス、香港から不法に輸入された高級ワインには大量のシャトー・ラフィットやラツールなどの高額ワインが含まれており、その他にもナイキやアディダスなどのブランド・スポーツ着や、サングラスなども輸入されていたのだそうだ。

裁判で、このビジネスマンは通常の輸入方法では税金が高過ぎて、商売として成り立たなかったと語っている。また、有罪は認めているが利益は4百万元(US$0.6M)しかなかったと主張していたのだそうだ。

 彼は北京で三つの会社を経営するビジネスマンだったのだそうですが、中国経済のバブルにほんろうされた様ですね。それなりにご苦労もされたのでしょう。それにしても関税をごまかしただけで終身刑とは・・・・・・スゴ過ぎですね!だれもお亡くなりになっていないのにね!(汗)

日本でもバブル崩壊直後には、「え~! そんなムチャクチャ過ぎるようなデタラメやってたの~!それも一流企業のエリートの方々も一緒になって!!(汗)」みたいな金融系のスキャンダルが続々と表ざたになりましたが、それでもまさか終身刑になられた方はおられなかったと思います。

良い悪いは別としてスゴイ国ですね。

輸出国側に協力者がいないと出来そうもないようなスキャンダルだと思うのですが、そのへんはどうなんでしょうかね。高級ボルドーワイン市場に関してはダウンサイドへのバイアスになったと想像されます。

 

 

 

 

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「オーストラリアワイン」でハッピー・オーストラリア・デイ!

昨日の1月26日は「ハッピー・オーストラリア・デイ」と呼ばれるオーストラリア建国記念日。真夏のオーストラリアは祝日のお休で、バーベキュー・パーティーで盛り上がっている方々があっちこっちにおられたり、夜には大きな花火大会で盛り上がったりするのです。

もう10年以上前の話なのですが、ちょうどそのころ幸運にも西オーストラリアに滞在していました。良い思いでなのです。それも近頃の凄まじい寒さと、1月末の商売の暇さ加減からか、余計に良い思いでとして甦ります。それに休みとって旅行に行ってる場合じゃなさそうだしね!(涙)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真はオーストラリアの赤スパークリングワイン

ということで、この週末は「ハッピー・オーストラリア・デイ 家飲みパーティー!」はいかがでしょうか!?スゴク平たく言えば「肉食って、ワイン飲んで・・・・!(汗)」みたいなことなのですが。まさかこの寒いのに表でバーベキューもないでしょうから、脂身の少ないオージービーフを買ってきてステーキを焼いて、これにオージーワインを合わせるという至極の家飲み!(笑)

ステーキにオーストラリアの「シラーズ」は最高ですよ!ホント!!少なくとも酒屋のオヤジは大大大~い好きです!(笑)

オーストラリアワインの人気は最近ちょっと下火になってる感じもしますが、そのキャラクターのハッキリとしていて、非常に恵まれた大地から採れるぶどうを使った凝縮感あふれるワインは、本当に素晴らしいワインが多いと思うのです。

代表的なのはやっぱりシラーズ種のぶどうを使ったワインでしょうか。「コーヒーのような・・・・・」と味わいが表現されるワインもありますが、その凝縮感ある味わいは、「これぞオーストラリア!」と言った感じ。

その他にも、オーストラリアは広いため南の大地からは、「ピノ・ノワール」や「カベルネ・ソービニョン」といったメジャー品種のワインも素晴らしい。白ワインのレベルも高く、「リースリング」や「シャルドネ」、「ソーヴィニョン・ブラン」なども、ピュアーさと凝縮感を兼ね備えた味わいでこれまた素晴らしい。

また、「赤のスパークリングワイン」もほとんどオーストラリア産だけだと思うのですが、オーストラリアらしい飲みごたえある味わいがたまりません!酒屋のオヤジ的にはそれ以外にも「グルナッシュ」や「ヴェルデロ」なども南国らしいトロピカルな感じがして大好きです。

 他国の文化を上手に取り入れて楽しんじゃうことが得意な日本国としては、こんな楽しげなお祝いは取り入れるべきだと思うのです。

肉食って、ワイン飲んで、「ハッピー・オーストラリア・デイ」に乾杯ってか!(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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自然派ワイン試飲会

都内某所で開かれたフランス自然派ワインの試飲会です。

 

 

 

 

 

 

 

 

正直「よくこんなの見つけてきたな!(汗)」みたいな良い意味で驚きのあるワインばかり。日本のワイン市場はホントに成熟していることを再確認させられました。良い意味でマニアック!

そんな中でいくつかご紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フランス ロワール地方の生産者「アレクサンドル バン」のプイィ フュメ ピエール プレシューズという商品のソーヴィニョンブラン100%の白ワイン。ソーヴィニョンブラン好きの方は結構多いのですが、一般的にイメージする味わいとはかなり違います。自然派らしいクリアでなめらかな印象なのですが、ハチミツのようなニュアンスの味わいがあるのです。

これはぶどうの一部を貴腐にして使っているとのこと。ぶどうの生育状況が非常に健全でないと貴腐にはならないのだそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらもロワール地方の「ブノワ・クロー ル・プティ・シュマン」でシュナンブラン100%の王冠使用の微発泡白ワイン。「ロワール期待の超自然児ブノワクロー」と呼ばれているのだそうです。こちらもクリアでみずみずしい味わいなの中に、洋なしのような独特のエレガントな果実味を感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コート・デュ・ローヌ「ル・マゼル キュヴェ・ラウル」でカリニャン100%の赤ワイン。ビオロジックで栽培した高樹齢の木から収穫したぶどうのワイン。自然派のワインは生きているため味わいが開いたり閉じたり変化すると言われますが、ちょうどこの時は開いている状態だったようで巨峰をイメージさせる上品な香りに満ち溢れていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左側はブルゴーニュの「ドメーヌ・ド・ラ・フォリ ブルゴーニュ・ルージュ」ピノノワール100%自然派らしい非常にピュアーで透明感ある味わい。しかもブルゴーニュで価格が2500~2800円(参考価格)。右側は酒屋のオヤジも大好きなのですが「クロ・シギエ カオール」ミネラル感あるクリアな味わいなのですが、どこか懐かしい素朴な味わい。

 

 

 

 

 

 

 

 

先日亡くなられた自然派の巨匠マルセル・ラピエールのボジョレー赤3種、ロゼ1種。日本酒の世界でも同じなのですが、非常に熟練した造り手のお酒はキレが素晴らしい。何もなかったかのようにスパーンとサッパリと余韻を残して後味が消えるのです。非常にクリアで透明感ある味わい。流石は巨匠のワインです。

まだまだご紹介したいワインが沢山あるのですが紹介しきれません。素晴らしいワインばかりでした。

自然派ワインの状態は変化するため一期一会的ではありますが、そこがまた自然派ワインの魅力かも知れませ。同じワインでも飲むたびに違った印象を発見できて飽きないのも良いですね。

お試し下さい。

 

 

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ボルドーワイン蔵直取引サイト

積極的に世界で高級ボルドーワインの商売を展開されている大手ボルドーワイン商の、ボルドー・ワイン・バンクさんがB to Bでの保証付き蔵出しボルドーワインの取引サイトを立ち上げられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ボルドー・ワイン・バンクさんが立ちあげられた「Provenance of wine 100% guaranteed」のボルドーワインが取引されるサイトが、「The Bordeaux Wine Bank Exchange」で通称がBWB-EX。

取引されるワイン全てが特別なケースに入れられ、蔵出しの保証が付くのだそうだ。ケース単位で取引されるB toBのサイトで一般の方の利用はできない。

全てに、このプロヴェナンス・ギャランティードの保証が付くため、値段も一般に流通しているボルドーワインに比べて高くなる。最近の香港でのオークションでは、保証の付いたワインが保証の付いていないワインに比べ38%高かったとのこと。

このBWB-EXのメンバーとなれるのは”プロフェッショナル・ワイン・トレーダー”のみ!

・・・・・・・で、酒屋のオヤジも試しにメンバーとして登録してみた!・・・・意外に簡単に登録された(汗)!・・・・どちらかと言えば焼酎トレーダーなのだが・・・!(汗)

これで保証付きの高級ボルドーワインの現在の価格は分かるようになったのだが、支払いの方法など詳しい情報は全て問い合わせなければならないようだ。っていうか有力なワイン取り扱い業者は決まっていて、その方々には別な方法で取引の詳細が知らされているのかも知れません。

もし、保証付きの高級ボルドーワインの相場状況や、ケース単位(6本か12本)でのご購入を御希望の場合には、ご相談させて頂きます。そうなれば、酒屋のオヤジとしても、もうちょっと突っ込んで調べることができるため、ひっとしたら本当のプロフェッショナル・ワイン・トレーダーって呼ばれる人に少しは近づけるかも知れない!と思った次第であります。

 

 

 

 

 

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「自然派ワイン」フランスで爆発的人気!

クラブ・パッション・デュ・ヴァン・パリの伊藤先生のブログによりますと、ユーロ圏の深刻な金融不安をよそに、フランスでは自然派ワインが爆発的に人気を集めているとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は酒倶楽部ステップの店頭で販売している自然派ワイン。

伊藤先生によれば、フランスのワインショップでの自然派ワインの売り上げが急激に伸びているとのこと。自然派ワイン専門ビストロでも連日超満員の活況なのだそうだ。

また、ミシュランの三つ星レストランでも自然派ワインを普通のワインのごとく、リストに載せているところも多いのだとか。2010年、2011年と二年連続レストラン世界1位に選ばれたNOMAのワインリストでも自然派ワインをメインにしている。

その反対にボルドーワインを中心にしたワインバー、ワインビストロなどは、今では跡形もないらしい。

これはユーロ圏の金融危機に代表されるように資本主義社会のシステムに対する行き詰まり感と、自分だけ、自社だけ、自国だけの儲けを第一に追求した人間社会のエゴが造りだした地球環境の悪化が関係しているとのこと。「まるで社会不安が追い風になって自然派ワインの人気を押し上げているかのようだ!」としています。

自然派ワインは決して安くはない。グランクリュワインと比べれば安いのだが、一般的には知名度の割りには価格が高い。安いから売れているのではなく、消費者が明らかに意志をもって選んでいるとのこと。

 このような、世の中で認められたことを盲信しないで、自分で調べて納得いくまで本当のところを追求し、それが自分のため、人のため、国のため、地球のために良いかの判断基準をもって消費する良識人の層を「カルチャー・クリエイティヴ層」と世界賢人クラブでは呼ぶのだそうだ。

平たくいえば、周りに流されず人間としての本質の部分を大切にした判断基準を持っている人ってことでしょうか。

自然派ワインの生産者はその代表的な人達なのかも知れません。お金儲けだけを考えたら出来ないのです。だから自然派の農産物をつくる人は素朴な人、質素な人、誠実な人、元気な人、繊細な人、明るい人、健全な人が多いのだそうです。

歴史的にみても異常に膨らんでいるとされる先進国の債務。地球温暖化に代表される環境の悪化。絶対などはあり得ない中での経済性を優先した原子力発電所。・・・・・・・・・・・・・etc。こんな状況に問題意識を持つ人達に自然派ワインは指示されているのかも知れませんね。

 伊藤先生は「この流れは止められないし、2012年は自然派ワインがワインの世界の中心になって行く区切りになると思われる。」としております。

ひょっとしたら、賢い消費とは「出来るだけお金を節約して値切る!」ことではなく、「出来るだけ環境や人にやさしいお金の使い方!」かも知れませんね。

 

 

 

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