ここまでワインの味わいを科学者のように分析されるのは、世界広しといえどこの人しかいないのではないかと思います。
そんなワイン業界の第一人者であるジャンシス・ロビンソンさんのブログに、飲みごろを迎えているボルドーワインのヴィンテージが紹介されておりました。
ボルドーワインで1本£20(約3000円)以上のワインは最低でも10年ぐらいは寝かせた方が良いようです。また、そんなボルドーワインを若いうちに飲むのは、ワインを無駄にしている様なものなのだそうです。
ボルドーの赤ワインと甘口白ワインは長期間の熟成に向いており、コレクターも世界中にたくさんいるため「今はどのヴィンテージが飲みごろなの?」という質問は多いのだとか。
先ずロビンソンさんが選ぶとすれば、1990年、1982年、1961年、1945年で保管状態の良い信頼できるワイン。また最近試飲した中では、2001年と2002年が現在ちょうど良い飲みごろを迎えており、ボルドーワインを楽しむには賢い選択となるのだそうだそうです。
2002年と2001年は、偉大なヴィンテージである2000年に続く年であり、そのあたりがそれらのヴィンテージの出来の良さに影響しているとのこと。
他の2000年代のワインは、まだまだ飲みごろには達していないとのこと。しかし価格が比較的リーズナブルな2004年に関しては、ものによっては飲みごろのワインもあるとこのとで、ラ・ラギューン、ベイシュビル、バタイエ、グランピュイ・ラコストが飲みごろ。また、ラ・コンセイヤントは珍しく2004年が素晴らしい年となっている。
偉大なヴィンテージである2009年に関してはもう既に美味しいのだが、疑いの余地なくポテンシャルの高いワインを若い段階で飲んでしまうのはワインを無駄にしているようなものだとしています。
最近のテイスティングから2002年ヴィンテージと2001年ヴィンテージのおススメのボルドーワインと、その1ケース(12本入り)の参考価格です。
2002年
ペトリウス(£13,500)、シュバルブラン(£3,000)、ヴュー・シャトー・セルタン(£750)、ラ・ミッション・オーブリオン(£1,250)、マルゴー(£3,600)
2001年
イケム(£5,500)、ラトゥール(£4,800)、リューセック(£1,500)、マルゴー(£3,800)、ラフィット(£7,500)、オーブリオン(£3,500)、ヴュー・シャトー・セルタン(£980)、ピション・ロングヴィル(£950)、ラ・ミッション・オーブリオン(£1,700)
ボルドーワインを楽しむ参考にして頂ければ幸いです。
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
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