「自然派ワイン」とか「ナチュラル・ワイン」と呼ばれる、極限までその自然環境からくる味わいを表現した、農薬や酵母の添加などに頼らないワインの試飲会がありました。
Domaine du Bout du Monde ドメーヌ・デュ・ブー・デュ・モンド
「あッ!これ・・・めっちゃウマだわ!!」ってのがありましたのでご紹介したいと思います。
自然派ワインらしく、ひっかかりなくスルスルと飲めてしまう飲み心地。非常にエレガントさのあるアロマがあり、ともすると「これブルゴーニュ!?」などと感じてしまうほど。個人的に大好きな、いわゆるダークチェリー系の味わいです。
ブドウ品種はグルナッシュ、カリニャン、リアドンネ・ペル(グルナッシュの別種)などがメイン。これらのブドウ品種を使ったワインで、これほど良く出来たワインを試したのは初めてかも知れません。
2005年にこのドメーヌを設立したエドワール・ラフィットさんは、気合の入った自然派ワイン協同組合として知られるエステザルク共同組合にて醸造責任者として腕を振るった人物。大役をこなすうちに、自分の可能性を試したいという欲求に駆られ、一からすべて自分の理想のワインを造り上げることを決意したのだとか。
理想的な畑を求めて探し廻った末、ピレネー山脈の支脈に広がる畑を見つけました。そしてその素晴らしい自然を尊重し、複雑な土壌と地元品種を活かしたワイン造りを始めたのです。
この素晴らしいワインには、さらに良いところと、残念なところがあります。
さらに良いところは、南仏ルーション地方のワインであること。南仏のルーション、ラングードック地方のワインは、フランスワインとしては非常にコストパフォーマンスが高いのです。平たく言えばお得ってことです。
残念なところとは、古いヴィンテージがないこと。今回の試飲は2010年と2009年でしたが、個人的には熟成させたら「それこそ・・・恐ろしくウマいワインになるのでは・・・・・・!(汗)」と感じた次第です。でもまだ・・だれも・・生産者さえも体験したことのない味わいなのです。
「自分のワインセラーに寝かせたい!」という思いに強く駆られたワインでした!(汗)
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
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