日経新聞の「ナゾ謎かがく」のコーナーに「シャンパン美しい泡どう作る?」が掲載されておりました。
興味深い内容でしたのでご紹介させて頂きます。
新聞によれば、シャンパーニュ地方にあるフランス大学のジェラール・リジェ=ベレール教授がグラス内の泡の生成を高速撮影することに成功したのだそうだ。
シャンパンは瓶内2次発酵により瓶内に炭酸ガスが発生する。瓶の内側からコクルにかかる圧力は6気圧に達し、栓を抜くと液体中にとじこめられていた炭酸ガスが空気中に逃げようとして、これが泡になる。
泡のもとはグラスを拭く時などについた、繊維状の微小なゴミから発生することを教授は突き止めた。繊維内にはシャンパンを注いだ後でもエアポケットが残り、ここに炭酸ガスが集まって泡ができていた。そして、シャンパンに溶け込んでいる炭酸ガスの量が多いほど泡は大きく成長する。
長年寝かせたものはガスが一部抜け、泡は細かくなる。ワイン中の有機物質が泡の下部を覆うと動きが安定し、直線状にきれいに泡が上昇する。だが、泡全体を覆ってしまうと抵抗が増し、成長と上昇が妨げられるのだそうだ。
酒屋のオヤジのようは全く科学を理解していない者には、「微小な繊維のゴミが全く残っていない、完璧にクリーンなグラスにシャンパンを注いだ場合、泡ができないということなのか?」または「泡がたくさん出る時には、そのグラスがあまりキレイではないのか?」との疑問が残ったりもするわけです。
それにしても、微小な目に見えないゴミからシャンパンの美しい泡が発生していたとは・・・・想像もできなかった結果でしたね!
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カテゴリー:ワイン