フランス、パッション・デュ・ヴァンの伊藤先生のブログによれば、究極のボジョレーワインを追求している「ジャン・クロード・ラパリュ」2012年ヴィンテージは、他と同じように大変に厳しい試練の年となりブドウの収穫量は例年の50%以下だったが、きれいに濃縮されている十分な品質のブドウになったとのこと。
上の写真は2週間前に収穫して、除梗しないマセラシオンカルボナック発酵したブドウを、2年前に手に入れた念願の100年前の木製垂直式プレス機で圧縮しているところ。
この木製垂直式プレス機では、重力により無理なくゆっくりと圧力がかかる。そのため、やさしく上品なジュースを絞りとることができ、ワインの品格・フィネスが一段と上がるのだそうだ。
そして驚きは、”絞った後のブドウの皮が破れていない”こと。皮から汗のごとくゆっくりと流れ出るのだとか。
(ブドウを最初につぶしません。そのためブドウの一粒一粒が発酵タンクのような状態で発酵します。)
このプレスは、ゆっくり、ゆっくりと続くのだそうです。そうしている間に仲間が集まって来て延々とワイン談議。収穫を見極める緊張感と、連日の徹夜で疲れ切ったところに安堵感がでて、居心地の良い雰囲気となるようだ。こうして朝方までワインボトルのコルクが抜かれていくのだとか。
ワイン造りの細部までこだわった、究極のボジョレーを追求する「ジャン・クロード・ラパリュ」の2012年ヌーヴォーは、極端に少ない生産量ながら今年も素晴らしいワインとなるようです。
今年のボジョレーヌーヴォー発売開始日は11月15日(木)です。ぜひぜひ、究極のボジョレーヌーヴォー「ジャン・クロード・ラパリュ」を試してみて下さい。
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
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