昨日のボジョレー・ヌーボー解禁日は、パン屋さんでフランスパンを購入される方が多かったようですね。想像するに、こだわりのお料理で新酒のお祝いをされた方が多かったのではないでしょうか。
酒屋でも「ボジョレー・ヌーボーに合うお料理はなに?」とお客様からたずねられます。ワインに合う料理はたくさんあって、その中のどの料理でも良いのだと思うのですが、同時にヒジョーに難しい質問だと思います。酒屋では大ざっぱなイメージと、一般論でしかお答えできない悲しさがあるわけです。
ちなみに昨日の解禁日は寒かったため、「チーズ味の効いたシチューなんかイイんじゃないですか!子供も好きだし!フランスパンにも合うし!」な~んて答えさせていただきました。
一般的には「ワインとパンとチーズがあれば」みたいなことを言いますが、それぞれ個性あるナチュラルチーズと合わせるとなると、これまたヒジョーに難しい。どのチーズにもワインなら合うだろうと思ったら大間違いで、個性のあるものどうしでの相性は人間関係でもそうですが、素晴らしく良かったり、その逆だったり。
スーパーの昨日のチラシに出ていたフランス人のマスター・オブ・ワインを持つワインのプロ中のプロによれば、「豚肉料理や麺類と合わせたい」と、またロゼは「寿司との相性が抜群」とのこと。ちなみに、このチラシでマスター・オブ・ワインの方と対談した焼酎派のお相撲さんは「ちゃんこと一緒に飲みたい」と。
ではボジョレー地方ではどうなのかといえば、ボジョレーといえばシャクトリーと呼ばれる生ハム類なのだそうだ。ボジョレー地方では生ハムのことを”最良の野菜だ!”と言いきるような文化があって、何種類もの生ハムを薄切りにしたものをアテに何時間でも飲み続けるのらしい。
また、昨日来店されたワイン系の飲食店さんに聞いたところ「ベーコン系に合うんですよ!ベーコンにジャガイモやきのこ、チーズを合わせてみてもイイかな!」っておっしゃってました。
ボジョレー・ヌーボーに合うお料理はホントにたくさんありそうですね。自分で「あの料理をアテにヌーボー飲んだらうまそうだな~!」なんてイメージしてみて、その料理を試してみるのが最良の選択のような気がします。
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