日本にあるワイン輸入会社さんが70社ほど集まっての、ワインの大試飲会です。
予想はしていたのですが、最近の酒類業界の流れなのか、このワイン試飲会も大盛況の大にぎわい。限られた時間しかない状況では、出展している約70社のワインを全て試飲するのは不可能です。
そこで今回は1~2社に狙いを定めて試飲して来ました。いくつか気になったワインのご紹介をさせていただきます。
【ヴァルフォルモサ・カルラ・レゼルバ・ブリュット(スペイン・カバ)】
非常にコスト・パフォーマンスの高いカバで、ヴィンテージ入りのカバのみを生産。ブドウは自社畑のもののみを使用。写真のカルラ・ブリュットは熟成感あるナッツやアーモンドの風味を持ったカバ(スパークリング・ワイン)。写真では分かりにくいかも知れませんが、筒状の箱に入っており、味わいもさることながら見た目に豪華。ギフト用のスパークリングワインとして重宝するのではないかと感じた次第。
【ペスカイヤ(ピエモンテ)】
イタリアのピエモンテで2500円~6000円のワンランク上のワインのみを造るペスカイヤ。白ワインは「アイネイス」という品種の地ブドウを使い、赤ワインは「バルベーラ」「ネッビオーロ」「カベルネ・ソービニョン」で、どれも素晴らしく質が高い。なんでもピエモンテの三ツ星レストランを始めとする高級レストランやホテルがこぞって買い付けるワインなのだそうだ。
”ピエモンテの魔術師”ペスカイヤ社長のジュゼッペ・グイドさん。日本酒も大好きなのだそうで、輸入会社の人と昨晩は3件ハシゴしたのだとか。なんだかとってもモテそうな、酒屋のオヤジもあこがれるちょいワルおやじ系のオシャレなお方!
その他アルゼンチンやスペインのワインなど非常にコストパフォーマンスの高いスタンダード・クラスのワインが多数ありました。今日は暑かったためか、特に白ワインが良かったように思いました。
また以前から試してみたかった、フランスの自然派のシリル・アロンソさんのワインは、エレガントでキレのあるキレイな味わい。流石!!でもその名はなぜか「PUR BBQ」。
最後にブルガリアのワインの神「酒神ディオニソス」の地のワイン。このギリシャとの国境近くの地は、長年人が立ちいらなかったためノーマンズランドと呼ばれる古代トラキア王国の地にあります。その地でブルガリアの固有品種であるマヴルッド種などを使った「新世界ワイン」ならぬ「原世界ワイン」。ホメロスの物語にも登場する古代トラキア王国の赤ワインなのだそうです。
味わいは濃厚でやわらかな、シラーやメルローを思わせる味わい。飲み応えがあります。
【カタジール・エステイト(ブルガリア)】
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
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