“ワイン”の記事一覧

「国産ワイン新酒」今年も人気です

今年もぼちぼち国産の新酒ワインが入荷し始めました。

一番最初に入荷した甘口の甲州ワインは既に売れ切れ。国産ワインの新酒人気は年々高まっているようです。

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 今年のこの記録的な猛暑を体験した1人としては、今年の国産ワインが楽しみです。梨、りんご、桃、ぶどう・・・・とすべてのフルーツが今年は甘くておいしいのに、そのフルーツを原料とするワインだけが・・・・・・・なんてことはないハズなのです。

いまのところ一番人気は上の写真の左側に写っている、幻のブドウと呼ばれるアジロンダックが原料の「あじろん初しぼり」。ケース単位でご購入される方々にとっては、ちゅうちょしたり、迷ったりする様子もない安心の味わいのようです。

 国産ワインの魅力は、なんと言ってもそのイージーな飲み口。すっぱ過ぎたり、渋すぎたりすることがなく、和食などのデリケートなお料理と一緒に楽しんでいただけます。

 今年、気になるのは上の写真の右側に写っている山梨県産の桃を100%使い、瓶内二次発酵させた本格派の桃のにごりスパークリングワイン「マディピーチ」。今までにありそうでなかった商品だと思います。

リンゴを使ったスパークリングワインの「シードル」は有名ですが、ブドウやリンゴ以外にも、もっと様々なフルーツを使ったワインがあってもよいのではないかとも思います。

 今後も国産ワインの新酒が続々と入荷の予定です。今年の記録的な猛暑を味わってみて下さい。

 

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「コート・デュ・ローヌ AOCジゴンダス」・・・カツカレーに合うかも・・!

我が家のガキンチョどもにとってちょっと特別なことがあり、その日の夕食は希望どおりのカツカレーしかも甘口。

親としてもちょっとだけ特別な夕食にしたくてワインを開けることにしました。でも甘口のカツカレーに合うワインて・・・・・・・???ですよね。

その瞬間、自分で言うのもなんですが流石は酒屋さんです。ひらめいたんですよ「ローヌなんかイイんじゃないの!」って。

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【コート・デュ・ローヌ AOCジゴンダス と甘口カツカレー】

 これが意外に合うんですよ!カレーが甘口のためか料理とワインがお互いに邪魔し合わない関係で、いやな感じはまったくないんです。

 ローヌ南部のワイン特有の穏やかで厚みのある、まったりとした味わいが、いわゆる日本の家庭でつくるカレーの味わいと共通するのかも知れません。

 次に、カツカレーに乗っているカツにトンカツソースとカラシを付けてローヌワインに合わせてみた・・・・・・・こちらもどうして、ソースの濃厚な感じと、ローヌワインの厚みのある感じが合う合う。

 これは、ひょっとしたらカレーではなくトンカツにローヌワインが合うということなのかも知れない・・・・・などと1人で飲んで食べて、飲んで食べて・・・・してたらトンカツを親父1人であらかた平らげてしまった。しかもワインも底をついてる・・・・・・・・(汗)・・・・・・・ぜんぶ飲んじまったよ~っ!

 ただ単に酒屋のオヤジがトンカツとローヌの赤ワインが好きだってことだけなのかも知れませんが、飲んべーとして素晴らしい時間を過ごさせていただきました。

 また、このワインの産地のジゴンダスは人口600人ぐらいの小さな村。そんなところから遥々日本にやって来て、庶民の家庭でカツカレーと一緒に味わえることにあらためて驚きます。

ちょっと前のおとっつあん方は、こんな状況を「インターナショナルですなぁ~」なんて言ってましたが、今どきのおとっつあんとしては「グローバリゼーションですなぁ~」なんて思わずつぶやいてました。

有難いことですね。

 

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ワイン投資100年の成果は?

ワイン系情報サイト「ワインサーチャー」に「ザ・アメリカン・アソシエーション・オブ・ワイン・エコノミスツ(AAWE)」が発表した、1900年から2012年までのハイエンドのボルドーワインへの投資成果が掲載されておりました。

ロンドンにあるワイン商の老舗、ベリーブラザース&ラッドに過去112年に及ぶ価格リストが保有されているのだそうで、そのリストを元に調査されました。

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調査結果は、1900年~2012年のハイエンド・ボルドーワインへの投資リターンが年率5.3%。しかしこれに保険のコストや保管のコストが加わるため、実際には4.1%までリターンは縮小するのだとか。

 ハイエンド・ボルドーワイン投資での収益パフォーマンスは、美術品投資や切手などへの投資、国債投資などを上まわっているのだが、5.2%の収益を上げた株式投資には及ばなかったとのこと。

 しかし、ここ最近の10年ぐらいに限っては、低リターンの株式投資と高リターンのワイン投資で、二つの投資先の収益の差は小さかったようだ。

 それでもワインコレクターにとっては、切手や美術品と同じく、希少なワインを保有することを喜びとしており、たとえ飲みごろの時期を過ぎていたとしても、その喜びの心理的な要因は1%ぐらいになると見積もっている。

 ワインコレクターのなかには、ワインを飲むよりも生涯を通じて保有することに喜びを感じる人もおり、生涯保有してワインの値上がりをひたすら待つのだそうだ。

ワイン価格が年とともにどう変化して行くのかの調査結果も掲載されていた。

ベスト・ヴィンテージのワインはリリースされて約20年ぐらいは価格上昇が続く。その後はそのワインがアンティーク・ワインになるまで安定した価格での推移となり、その後にまたアンティーク・ワインとしての価格が上昇する。

さえないヴィンテージのワインは数年の間価格の上昇はないが、その後年を追うにつれて値上がりする。

最近のベスト・ヴィンテージである2009年、2010年では過去のパターンとは裏腹に軟調な価格の推移が続いていますが、一般的にはワイン投資のポイントは2回あるようです。1回目はリリースされてすぐもしくはアン・プリムール、2回目はアンティークと呼ばれるヴィンテージになる直前。

資産を増加させる、もしくは護るための投資は株式が有利だが、美術品が好きなコレクターや、レアな切手が好きなコレクターと同じく、ワイン好きにとってワイン投資は利殖以上の喜びがあるってことでしょうかね。

現在では約1/4の世界の富裕層がワイン・コレクターであり、平均すれば資産の2%をワインで保有していると推測されるのだそうで、意外に多くの人がワインを保有しているようです。

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「クリュ・ブルジョア」公正さの証明か!

先日、このブログでボルドーはメドック地方の新しい認証制度である「クリュ・ブルジョア」の紹介をさせていただきました。今回のブログはその「クリュ・ブルジョア」がいかに厳格で公正な認証なのかを物語るような出来ごとです。

「クリュ・ブルジョア」とは⇒ https://www.stepstep.biz/wine/crubourgeois

 ワイン専門サイト「デキャンター.com」によれば、先日日本にも「クリュ・ブルジョア」のセミナーに来日され、その普及に努められている、クリュ・ブルジョア・デュ・メドック連盟のフランソワ・ノニ副会長の生産するワインが、2011年ヴィンテージでクリュ・ブルジョアから外れたとのことだ。

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【クリュ・ブルジョア・デュ・メドック連盟のフランソワ・ノニ副会長】

この「クリュ・ブルジョア」にエントリーする場合、そのヴィンテージのワインを認証までに1本たりとも販売してはならないらしいのだが、アジアからの引き合いに応えて販売したのが外れた理由なのだそうだ。

ボルドーでは2009年、2010年の偉大なヴィンテージの後の2011年ヴィンテージでは販売に苦労するのではないかとの予想がされており、その予想をふまえて家族で話し合って決断したのだそうだ。

ノニ副会長のワイナリーはオーメドックの「シャトー・カロンヌ・サント・ジェム」。評価の高いワインで、その評価の高さが認証前のアジアからの引き合いにつながり、2011年ヴィンテージの「クリュ・ブルジョア認証」を外れることになったようだ。

しかに2012年ヴィンテージでは、また「クリュ・ブルジョア」にエントリーする意向なのだとか。

9月の中旬に行われた2011年ヴィンテージの「クリュ・ブルジョア」認証では256のワインが認証された。 ワインの数は2千8百万本で、メドック全体の生産量の約30%。

 第3者のエキスパートによるテイスティングと、副会長といえどルールは遵守しなければならない「クリュ・ブルジョア」の制度は、その厳格さや公正さをある程度は物語っているように思います。

「クリュ・ブルジョア」の認証の信頼度はかなり高いようですね。

・・・・・でもその分人気も高いようで、日本へはあまり入って来てないかも。特に人気の産地のワインは・・・・・!(汗)

 

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「ミーシャズ・ヴィニャード」やっぱりスゴイぞセントラル・オタゴ!

ワイン造りの最南端であるニュージーランドのセントラル・オタゴにある非常に若いワイナリーです。

セントラル・オタゴのワインをそれほど多くは試飲したことがありませんが、この地のワイン造りにはスゴ過ぎるほどの可能性があるように思います。

寒暖の差がその味わいを生み出すのか、セントラル・オタゴ産ワインに感じられる奥深いミネラル感と、キレイにそして豊かに続く余韻は、高級ワイン産地として非常に高い可能性を秘めているように感じます。

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「口に含んだ瞬間に果実味がバクハツする」風味とは対照的な印象のワイン。ミネラル感とピュアーさを持つ「口に含むとそのピュアーな風味がスーっと余韻とともに継続する」ようなワイン。

白ワインはアルザスのワインをもっとピュアーにした感じでしょうか。

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赤のピノ・ノワールはピュアーさと力強さの両方をあわせ持つ飲み心地。滑らかな口当たりで、しっかりとしたキレイな余韻が素晴らしい。

輸入会社さんの資料によれば、2007年にファースト・ヴィンテージのピノ・ノワールをリリースした、非常に若いワイナリー。

ミーシャ&アンディー・ウィルキンソン夫妻がワイン造りを決意し、最良のピノ・ノワールを育てるのに適した冷涼の土地を探し求め、セントラル・オタゴ中央の雄大なダンスタン湖を望むベンディゴにある最高のロケーションに出会ったのが2001年。

2004年にニュージーランド随一栽培家ロビン・ダンシーさんを迎え4種のピノ・ノワールクローンを植えました。そして醸造責任者にはアタ・ランギで活躍していたオリー・マスターズさんを迎えてのスタートです。

手作業で造られる上質なワインは、アジアの食事に合わせて楽しんでもらいたいというミーシャの思いが強く表れたワインなのだそうで、若いワイナリーながら多くのワイン評論家やメディアから高い評価を得ているとのことだ。

この若すぎるほどに若い「ミーシャズ・ヴィニャード」もまたセントラル・オタゴとともに非常に将来性のあるワインナリーだと感じた次第です。

 

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