“ワイン”の記事一覧

「モンバジャック」隠れた貴腐ワイン産地の名品Ch・スービル

数年に一度、出来の良い年にしか生産されない貴腐ワインが入荷しました。

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【シャトー・スービル ルー・ヴィエイユ モンバジャック2012】極甘口 白の貴腐ワイン AL13.5%750ml 3000円外税

 フランスの貴腐ワインといえば、ボルドー地方のソーテルヌが有名すぎるほど有名で、ブランド力も高いのですが、そのソーテルヌの近くに、ベルジュラック地方のモンバジャックという貴腐ワインの産地があります。

フランス産、高級甘口貴腐ワインとしてはソーテルヌの陰に隠れて目立ちませんが、モンバジャックの貴腐ワインの歴史はソーテルヌよりも古いのだそうです。

また品質もソーテルヌのトップブランドに負けない水準の貴腐ワインもあると言われております。

しかし、そのブランド力には格差があるようで、モンバジャックの貴腐ワインはソーテルヌに比べて品質の割にお得感があるように感じます。

このシャトー・スービルでは数年に一度、出来の良い年にしか貴腐ワインの生産は行っておりません。ここ数年は当店にも入荷がありませんでした。そのため2012年ヴィンテージは久々の入荷なのです。

 貴腐ワインらしく複雑味のある大人の甘さのワインです。一般的にはフォアグラやブルーチーズ、デザートに合うと言われております。また、食後に単独でも十分に楽しんでいただけると思います。

クリスマスの集まりには、意外に気の利いた一本ではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

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造り手の力量が問われた2013年国産ワイン

山形のタケダワイナリーさんから「WINERY通信」が届きました。

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今年の夏と言えば猛暑ぐらいしか記憶になくて、「2013年のブドウは2012年以上に豊作なのでは?」などと勝手に想像していたのですが、自然はそんなに甘くはなかったようです。

タケダワイナリーさんの「WINERY通信」によれば、「今年は大変だった!」のだそうだ。

7月が雨ばかりで早生種のデラウェアが打撃を受け、果実の熟成期に過剰な雨を吸い上げ実割れが続出したのだそうだ。

「ブドウの品質低下を防ぐため、農家にお願いして、割れている実は畑で落としてもらった。傷んだ実は極力持ち込まない。そのうえで厳しい選果と、細心の注意を払って醸造し、2013年サン・スフルも造ることが出来た」と。

ブドウの選択だけで例年の4倍の時間と手間が掛かってしまい、搾り終わりが深夜2時だったこともあると。

まさに、厳しい年ほど造り手の力量が問われる年となったようだ。

晩生の黒ブドウであるマスカット・ベリーA、カベルネ・ソービニョン、メルロー、ブラック・クィーンに関しては、色付や糖度、酸味ともに例年通りの水準になっているとのこと。

山梨県でも2012年ヴィンテージほどの収穫量はなかったようで、2013年の国産ワインはより希少価値の高い、造り手の力量が問われたヴィンテージとなったようです。

 

 

 

 

 

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「井筒ワイン無添加コンコード中口」軽やかジャミーな新酒

日本ではほとんど長野県でしか栽培されていないブドウ品種、「コンコード」を使った限定販売のワインです。

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【井筒ワイン 酸化防腐剤無添加 コンコード 赤 中口】AL12.5% 720ml 1187円外税

 ワインの味わいを表現するのに「ジャミー」という用語がありますが、まさにこのコンコードはジャミーな風味にあふれているワインだと感じます。

「ジャミー」とはおそらくジャムのような、果物をさらに砂糖で煮てより甘くしたような味わいだと思うのですが、そんな印象が感じられるワインです。それも濃い赤色の果物で作ったジャム。

しかし甘口ワインではなく、軽やかな中にそんなジャミーさを感じる程度の中口ワイン。新酒らしくスッキリとしており、食事と一緒に楽しめる味わいなのです。

 最近、酒屋として感じるのは、日本ワインのファンが増えていること。

そんなファンの方の中でも、この「コンコード」や「アジロンダック」のような甘口ではないが、ジャミーな印象の甘味を感じる赤ワインを好む方が増えているように感じるのです。

渋くもなく、すっぱくもなく、甘味があって飲みやすく、無添加。食事と一緒でもそうでなくても、難しいことを考えないで楽しめる。そんな肩肘張らない気軽さが受けているのかも知れません。

またそれが本来あるべき新酒ワインの魅力ではないでしょうか。

ジャミーな風味と、それでいてスッキリと軽やかな日本のヌーヴォーは如何ですか?

 

 

 

 

 

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「ネイピア レッド・メダリオン」ベスト・オブ・昨日のワイン会

少人数ながら昨日の昼間、酒倶楽部ステップ2Fにて「ワイン会」が行われました。

フランスの三ツ星レストランに採用されているワインやら、フランスの有名ラジオDJさんが造る自然派ワインやら、日本の天然酵母により造られた自然派ワインやら・・・・・・・と10種類ぐらいのこだわりワインをお料理やナチュラル・チーズとともに楽しんでいただきました。

・・・・で、「ところで今回は、どのワインが一番おいしかった?」って話になったのだそうです。

酒屋のオヤジは参加できなかったため後から聞いた話なのですが、昨日のワイン会で一番人気だったのは、ワインの価格としてはそれほど高くない南アフリカの赤ワイン。

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【ネイピア レッド・メダリオン 2007】AL14% 750ml

南アフリカで造られたボルドースタイルのワインです。

本家のワインと比べても相当にコストパフォーマンスに優れたワインで、その迫力のある風味とボリューム感が、他のどちらかと言えば繊細な味わいのワインたちを圧倒したのかも知れません。

輸入業者さんから、この「ネイピア レッド・メダリオン」は、人気のワイン漫画「神の雫」でも紹介されたワインで、ワインの達人であるマスター・オブ・ワインのアンドリュー・ジェフォードさんは「ケープのラ・トゥール」と絶賛したと伝えられております。

また、広大なイメージの南アフリカにあって、畑はそれほど大きくない40ヘクタールで、収穫はもちろん管理まで丁寧な人の手による作業がされており「人の力を感じるワイン」との評価もされているのだそうだ。

1989年に誕生した若いワイナリーだが、そのクラシックなボルドースタイルの非常にお得感ある高品質ワインは、ワイナリー・オーナーの母国であるイギリスを中心に高い評価と、人気を得ているとのこと。

 凝縮感があり、非常にバランスの良いきれいな味わいのボルドースタイルワイン。ボルドー系ワインファンの方にはぜひおススメしたいワインです。

南アフリカの高品質なボルドースタイルのワインは如何でしょうか?

 

 

 

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「カヴェディーニ」スタンダード・ワイン(年間2400本)も素晴らしい!

昨日は、イタリア人に愛される「カヴェディーニ」の正統派極上アマローネをご紹介しましたが、この「カヴェディーニ」のスタンダードクラスのワインがまた素晴らしい。

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 【カヴェディーニ ヴァルポリチェッラDOC 2012】 AL 13% 750ml 2,900円外税

カヴェディーニのスタンダードクラスとはいえ年間生産本数は2400本とごく少量。しかし、カヴェディーニの本当の売れ筋商品です。

このワインを試飲させていただいたときには、その日に開栓したボトルと、開栓して2日目のボトルが用意されておりました。

1日目と2日目を飲み比べて感じたのは、開けて2日目の方が断然美味しくなっていること。2012年ヴィンテージと若いこともあり、このワインを楽しむならデキャンターに移して十分に空気に触れさせた方がより美味しく楽しめるワインだと思われます。

造りの良いワインならではの現象ではないでしょうか。

「良いワインは良いブドウ畑から」を忠実に、そして堅実に守り通す。イタリア人が好んで選び楽しむ正統派のヴァルポリチェッラは如何でしょうか?

 

 

 

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