“ワイン”の記事一覧

「アルゼンチン・ペソ急落」旨いマルベックがよりお得に飲めるのか?

先週末に起きたアルゼンチン・ペソの急落。たった1日で約15%急落したというから凄まじい。

「ところでアルゼンチン・ペソってどんな値動きをしてたのかな?」って思って、チェックしてみたら、ここ数年はアルゼンチンの中央銀行が為替介入していた時期以外はほとんど一貫して値下がりし続けてたんですね。

「でも、日本ではそんなにアルゼンチンワインにお得感が出てきた感じがないんだけど?」なんて思ったら、同時にインフレの数値も高くなってたんですね。

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Yahoo!Finance さんの「アルゼンチン・ペソ/日本円チャート」

なんでもアルゼンチンでは国内のインフレーション、貿易への規制、官僚主義などの理由によりワインの生産コストがここ数年の間に倍になっているのだそうだ。

ほとんどのワイナリーは1ケースあたり30米ドル以下でワインを輸出しているとのことで、少なくとも儲かってはいないようだ。公式に発表されている12月のインフレ率は10.9%なのだそうだが、大学の調査では実際には30%前後に達しているとしている。

それでもこれだけアルゼンチンペソが安くなれば、為替が商品価格に反映されるまでには時間がかかるが、国内のインフレをカバーして利益が見込め、輸出も活発になるとの意見も聞かれるのだそうだ。

しかし経済の専門家曰く、「状況は複雑で、弱いペソは高インフレ率につながる」とのこと。

つまりアルゼンチン経済の悪化は、さらにアルゼンチンワインの生産コストを高めるということでしょうか。

 アルゼンチン・ペソが大幅に安くなったからと言って、単純にアルゼンチンの旨いマルベックが安く飲める状況でもなさそうです。世の中複雑ですね。

 

 

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「フリウラーノ」高級和食に合いそうなイタリアワイン

ヨーロッパの貿易の中心地のひとつであるトリエステが州都の、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の白ワイン用ブドウ品種が「フリウラーノ」。同じブドウ品種でも隣のヴェネト州では「タイ」と呼ばれ、この二つの地域でしか栽培されていないらしい。

たぶん、トリエステと聞けばピンと来る方は多いと思うのですが、「フリウリ・・・・・・・なんとかかんとか・・・・ってどこ!?」みたいな印象を持たれる方も少なくないと思います。「トリエステの上の方」みたいな地域の白ワインですね。

トリエステに代表されるように、歴史的に東ヨーロッパなどの影響を受けたためか、これらの地域には他のイタリアとは違った個性があるようです。

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【ボルトルッソ フリウラーノ】

 上の写真の「ボルトルッソ」のワインが素晴らしいこともありますが、このフローラルでクリーンな印象の、癒される感じの繊細さは「フリウラーノ」ならではかも知れません。

懐石料理などの高級和食にはピッタリと合いそうなデリケートさとエレガントさを持ったイタリアワインだと思います。そして、繊細な味わいの和食に慣れている日本人に好まれる味わいだとも思うのです。

穏やかな白い花を思わせるようなフローラルな香り、クリーンな印象の洋梨や白桃、野花を思わせるエレガントでデリケートさのある味わい。清涼感のある後味・・・・・・ソムリエさんではないため、うまく文章では表現できないのですが、とにかく上質な上品さが伝わってくる白ワインだと思います。

 この「フリウラーノ」も、その供給量に制限があるためか、こだわりのあるイタリアレストラン以外ではあまり見かけないような気がします。

もちろんイタリア料理との相性はバツグンなのだと思うのですが、合わせる料理がイタリア料理だけでは正直もったいない。和食で出される白身の魚料理や豆腐料理、野菜料理などにもバツグンの相性を感じさせるのではないかと思うのです。

 上質な上品さを感じる、穏やかでフローラルな風味の、北イタリアの上質白ワイン「ボルトルッソ フリウラーノ」を和食のご馳走と合わせてみては如何でしょうか?

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「シチリア ネロ・ダーボラ&フラッパート」男子うけするイタリアワイン

シチリア土着のブドウ品種2種、ガッチリ系とスッキリ系を絶妙にブレンドした赤ワインで、このワインもまた特に男性に好かれるワインのようです。

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【シチリア・ロッソ】シチリアの土着ブドウ品種「ネロ・ダーヴォラ」と「フラッパート」のブレンド。

シチリアの代表的ブドウ品種である濃厚なヴォリューム感ある男性的な味わいの「ネロ・ダーヴォラ」と、同じくシチリア産でフルーティーでやわらか、爽やかさのある女性的味わいの「フラッパート」のブレンドです。

 口に含んだ瞬間には、「ネロ・ダーヴォラ」の厚みのある充実した果実味を感じますが、次の瞬間「フラッパート」のエレガントな柔らかさを感じます。

絶妙にブレンドされていることにより、ある程度の飲み応えを感じつつ、なおかつ飲みあきしないワインと言えます。その辺の塩梅が日本の男性にうけるのかも知れません。

一般的に、ネロ・ダーヴォラ100%のワインはよく見かけるように思いますが、フラッパートをブレンドしてあるワインはあまり見かけません。おそらくフラッパートの生産のほとんどがシチリアのヴィットリア地域に限定されるため、それほど生産量が多くないためだと考えられます。

日本ではワインにこだわりを持つイタリアレストランなどで見かけるぐらいではないでしょうか。

シチリアで唯一のDOCG(イタリアで最も厳正な認証)のワインもまた、「ネロ・ダーヴォラ」と「フラッパート」の2種のブレンド。そのワインの名前は果物のチェリーを意味する言葉に由来するのだそうですが、「ネロ・ダーヴォラ」と「フラッパート」の組み合わせは、どこかチェリーを思わせる風味があるように思います。

そして、その”チェリー系”の味わいは、酒屋のオヤジも含めた男子うけが良いのですね。

シチリアの土着ブドウ品種2種を絶妙にブレンドした、絶妙なバランスの、特に男性うけするイタリアワインは如何でしょうか?

 

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「エニーラ」ぜひ、ボルドーファンにブラインドで飲ませたい!

恐ろしくコストパフォーマンスの高いワインといっても過言ではないほどの、ボルドースタイルのブルガリアワインです。

イギリスの高名なワイン評論家はこのワインを「是非、ボルドー愛好家にブラインドで飲ませてみたい!」とコメントしたそうな。

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ベッサ・ヴァレー・ワイナリー 【エニーラ】 AL14.5% 750ml 1900円外税

[ブドウ品種:メルロー48% シラー40% カベルネ・ソーヴィニョン5% プティ・ヴェルド7%]

輸入業者さんの資料によれば、サンテミリオンの「ラ・モンドット」や「カノン・ラ・ガフリエール」のオーナーとなり、ワインの品質を引き上げたことで知られる、欧州一の名門ハプスブルク家の末裔であるステファン・フォン・ナイペルグ伯爵が出資して手がけるワイナリーなのだそうだ。

 この「エニーラ」のラベルには、伯爵所有の「ラ・モントッド」のラベルと同様に超名門であるナイトペルグ伯爵家の紋章があしらわれており、伯爵の力の入れようがうかがい知れるとしている。

 ボルドー系品種の栽培に適した環境、ブルガリアならではの低生産コスト、高度で丁寧な生産技術とすべては素晴らしくコストパフォーマンスの高いワインにつながるわけです。

丁寧な手作業はもちろんのこと、プレスを行わないブドウ自体の重みで流れ出す、わずかしか得ることのできないフリーランジュースをワインの約95%に使用する贅沢さなのだそうだ。

 なめらかで果実味にあふれ、バランスもよく洗練された味わい。「価格の高いボルドーワインにこだわる必要があるのか?」と問われているような高品質ワインだと思います。しかも恐ろしくお得な価格。

すご過ぎる名門の伯爵が手がける、すご過ぎるコストパフォーマンスに驚かされる、ボルドースタイルのブルガリアワインは如何でしょうか?

 

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「カンノナウ・ディ・サルディーニャDOC」男子うけするイタリアワイン

やわらかくて、しっかりとした果実味が、ある程度の飲み応えを好む男性陣に特に好まれるようです。

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 【カンノナウ・ディ・サルディーニャ・リゼルヴァDOC】

 カンノナウ種はイタリアのサルディーニャ島を代表するブドウ品種。フランスのグルナッシュやアリカンテ、スペインのガルナッチャ、イタリアのトカイ・ロッソと同じ品種なのだとか。

しかし、そのワインを味わえばサルディーニャ島が温暖な地域のためか、むしろシラーに近い印象の味わいだと感じます。

 このイタリアワインもややマニアックな感じのワインなため、日本ではイタリア・レストランぐらいでしか見かけることがないかも知れません。

DOC(原産地認証)にリゼルヴァの文字が入っていると2年以上熟成されたワイン。そんなワインが酒倶楽部ステップでは非常にお得な価格で購入できるのですから、手前味噌ではありますが素晴らしいことだと思います。

熟成されたなめらかさに、たっぷりとした優雅な果実味。でもどこか伝統的ワイン特有の素朴さがある感じがまた魅力的。サルディーニャ島では羊の肉がよく食べられるとのことですが、まさに羊肉をアテに飲ったら最高な感じのワインなのです。

このDOCもなんだかマニアっぽい感じがあって、手が出しにくいのは良く分かる気がします。それでも、実際に試した方々の特に男性陣には「美味しい」と言っていただけるサルディーニャ島のカンノナウは如何でしょうか?

 

 

 

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