最近は「千円を超える価格のチリワインが目覚ましく美味しくなってるな~!」などと思っていたら、チリワインだけじゃなかった(汗)!
南アフリカのワインもまた、チリワインと同じか、それ以上にクオリティを向上させていたのです。
酒倶楽部ステップでも「ケープのトウール」と呼ばれる南アフリカのボルドータイプ、ネイピア・ワイナリーのワインは人気なのだが、まだまだ他にも美味しいワインはたくさんありました。
写真は試飲会でそのクオリティに驚いた南アフリカの「スターク・コンデ」と「ド・トラフォード」
その非常にリッチな凝縮感と、なめらかさは・・・・スバらしい~!
どちらも小さいワイナリーとのことだが、南アフリカの高地にあり、強い日差しと、昼夜の寒暖差、強く吹き抜ける風と、ブドウ栽培には最適の場所らしい。特にここの日差しは強いため、わざと葉っぱを多く残し日差しをさえぎるのだそうだ。
もちろんこんな恵まれた環境のため、そのほとんどは有機栽培なのだとか。上の写真の後者のワインなどは、さらに天然酵母で醸した自然派ワイン。
造り手は、やはり世界の他のワイン産地で勉強をしてきた方々。他の新世界ワインも同じかも知れませんが、恵まれた環境、高い技術、考え方などが素晴らしい相乗効果となっているようだ。
では、比較的低地にある大手ワインメーカーのワインはどうかといえば、こちらもコストパフォーマンスがいい。
温かい場所でのシャルドネなどはストラクチャーというか、酸味の奥行のような味わいが弱くなるような気がするのだが、その分やわらかく、トロピカルな印象が加わり、樽の風味のバランスも良く、うまくまとまっている印象の美味しいワインだった。そして価格も非常にリーズナブル。
ちなみに、南アフリカでワインが生産されるような場所は、まったく危険ではないのだそうで、夜でも普通に外出できるとのことだ。
それでも、ひょっとしたら南アフリカに対しての「いつも暴動とかが起こってるトコロ!」みたいなステレオタイプのイメージが、ワインなどにも負のイメージとなり、その価格を非常にリーズナブルなレベルにしているのかも知れないとも感じるわけです。
もしそうだとすれば、この南アフリカワインは間違いなく買いでしょう!
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