“ワイン”の記事一覧

「D・ギベルトー」お醤油味とカベルネ・フランのマリアージュ

カベルネ・フラン100%のワインとは、そう多く存在しません。

一般的にはボルドーワインの「カベルネ・ソーヴィニョン」や「メルロー」に一番少ない割合でブレンドされて繊細さを与えるような脇役です。

カベルネ・ソーヴィニョンやメルローのように味わいにはハデさがなく、どちらかと言えば素朴な味わい。また、カベルネ・フラン100%のワインは、穏やかでやわらかい口当たりなのですが、風味に青ピーマンのような、草やハーブのような青っぽさを感じるのです。

そんな味わいの特徴がカベルネ・フラン100%ワインの少ない理由かも知れません。

・・・・・・それでも、いわゆるカベルネ・フラン好きの方って結構おられるんですよね!

その一つの理由が、青っぽさのある素朴な風味とお醤油の相性の良さではないでしょうか。

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【ドメーヌ・ギベルトー ACソミュール】 カベルネ・フラン100%の自然派ワイン

このワイン自体の評価は高く、レベルの高い完成度のワインです。

その穏やかで、やわらかくて、青っぽさを感じる素朴さのある味わいのワインを、お醤油の風味が効いたお料理と合わせてみては如何でしょうか。

最もお醤油の風味を感じる料理といえば、やっぱりお刺身やお寿司でしょう。特にお醤油を付けた赤身のお刺身と合うように思います。

名脇役のブドウを主役にした、同じカベルネでもソーヴィニョンほど主張し過ぎないタイプで、控えめではあるが個性のあるドメーヌ・ギベルトーのカベルネ・フラン100%ワインと、お醤油の味わいを強く感じる和食のマリアージュは如何でしょうか?

 

 

 

 

 

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「ピノ・ネロ」ガンベロ・ロッソ選出コスパワインの試飲大特価販売!

お客様のほとんどが自動車で来店されるにもかかわらず、週末限定の試飲大特価販売を行っております。

もちろん自動車を運転してのご来店の方は、ご試飲できません。あしからず。

今回ご試飲いただけるワインは、イタリアのガンベロ・ロッソ(イタリアのグルメ専門誌)の「お買い得ワイン特集」で選ばれたイタリアのピノ・ネロ(ピノ・ノワール)です。

しかも大特価販売。どれぐらい大特価かは、このブログでは書けません。

ご興味のある方は、寄ってみてください。

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【トッレヴィッラ ラ・ジェニージア カルテシオ・ノワール2012】 ピノ・ネロ(ピノ・ノワール)100% オルトレポ・パヴェーゼDOP

トッレヴィッラという1907年創業の、約300のブドウ栽培農家からなる共同組合のワイン。近年、ミラノ大学との共同プロジェクトにより品質が向上、ワインガイドで高い評価を得ている生産者です。

北イタリアのピノ・ネロらしくエレガントで軽やかな味わい。キレイな酸が印象的です。紫色や赤色の花びらを思わせる香り、ストラクチャーはしっかりとしているが軽やかで、スルスルと飲めてしまいそうなみずみずしさのあるワインです。

この三連休は台風が接近しているためか、遠出を控えて楽しむ方が多い様ですね。

ちょっと特別な連休に、ちょっと特別なワインをご自宅や友人宅、ご実家あたりで楽しむのは如何でしょうか?

ぜひぜひ味見に寄ってみてください。

 

 

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「V・ファレルニア」”樽スープじゃない” クラシック・イタリアンなチリワイン

大好きなワイン生産者さんのセミナーに参加させていただきました。

チリの北部、首都サンチアゴから550kmの奥地、標高350m~2070mの山間部でイタリア人が造る、いわゆるニューワールド・スタイルのワインではない、クラシック・スタイルの非常に評価は高いがリーズナブルなワインを生産する「ヴィーニャ・ファレルニア」さんが来日されました。

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【ヴィーニャ・ファレルニアのジョルジオ・フレッサティさん】

ともするとチリ産のいわゆるニュー・ワールド・スタイルの赤ワインは、樽が強くそして濃く効いていることから ”樽スープ” などと揶揄されたりもします。特にカベルネ・ソーヴィニョンやカルメネール、シラーなどのフルボディ系の赤ワインでは、樽が効きすぎていて、どれも同じような味わいの印象だったりもするわけです。

それがこのファレルニアのワインは、まさにクラシックなイタリアワインのように、ほど良い樽加減。果実味がいきいきと感じられ、ストラクチャーがしっかりとしているのに、軽やかで柔らかいエレガントさを感じるのです。

非常に乾燥していて、非常に日照がよく、非常に空気の澄んだ場所で、イタリアでのワイン造りの経験を活かして、他のチリワインとはまた違うスタイルのワインを造り出している生産者なのです。

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ヴィーニャ・ファレルニアで最も売れるワインがカルメネール・レゼルバで、なんとチリの気候をいかしてアマローネ・スタイル(干しブドウにする)で造られたワイン。しかも価格は千円ちょっとだから素晴らしい。樽の使い方も熟知しており、フランス産のアメリカンオークでバランス良く仕上げられている。

この価格でこのワインとは、ちょっと他には見当たらないコスパかも知れません。

また、シラーやピノ・ノワールも、いわゆるニュー・ワールドらしくない。ストラクチャーはしっかりとしているのだが、やわらかくエレガントで軽やか。シラーは2005年に2002年ヴィンテージがチリのベストワインに選ばれたのだそうだ。

またピノ・ノワールはイギリスのデカンターで2013年に£15以下でのベストピノ・ノワールに選ばれたのだとか。

白ワインのヴィオニエとリースリングも試飲させて頂いた。ミネラル分がしっかりとしたフレッシュなタイプ。2012年と2013年ヴィンテージのためか、やや若い感じがあり、もったいない感じが正直しました。

しかし、酸がしっかりとしているため長熟するとのことで、特にリースリングにはポテンシャルの高さ、とコストパフォーマンスの高さを感じた次第です。

 

ちなみに、上の写真で山の上の方が白っぽくなっているのは雪ではなくミネラル分。乾燥しているためほとんど草もなく生えているのはサボテンぐらいらしい。

こんな場所で造られたワインが日本で千円ちょっとで飲めるのですから、ありがたいことだと思います。

チリ産のクラシック・イタリアン・スタイルの非常にリーズナブルと言えるワインを試してみては如何でしょうか?

 

 

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「ボジョレーヌーヴォー2014」今年は期待できそうです

春先に雹の被害を受けたようですが収穫が終わってみれば、2014年は期待できるヴィンテージとなりそうです。

何軒かのワイン輸入会社さんから、今年のボジョレーの状況を伝えて頂きました。

有名なボジョレー生産者の一人は、「今年の状況はグレートヴィンテージと呼ばれる2005年ヴィンテージによく似ている!」「間違いなくグレートヴィンテージになるだろう!」とコメント。

今やボジョレーの新しいリーダーと呼ばれる「ジャン・クロード・ラパリュ」さんも、「今年は最高のタイミングで収穫をスタートさせた、2014年は熟成と酸味のバランスの取れた高品質のヌーヴォーが出来上がるであろう!」とコメントされています。

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【写真はジャン・クロード・ラパリュ ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2013】

「春の開花は早く順調で6月は快晴、7月初旬に雨が降り、その後気温が上がり乾燥気味となったが初旬の雨で保湿もあり、ブドウの成長に問題はなかった。ブドウの皮が色づく前の雨だったので何の病害もなかった。」

「8月に入り曇りや小雨もあったが、その影響でブドウの成長がゆっくりとなり、収穫前の9月に入って天候は安定。朝夕は涼しく、日中は太陽がさんさんと照り続ける環境が、酸味を残しながらバランスの良いブドウを育てた。」

とのことで、苦戦を強いられた2012年、2013年と違って、2014年ヴィンテージはかなり期待できそうなのです。

2005年ヴィンテージのボジョレー・ヌーヴォーが「百年に一度のヴィンテージ!」と騒がれたのは記憶に新しいのですが、今年もひょっとしたら、ひょっとするかも知れないのです。

酒屋やワインショップのボジョレー・ヌーヴォーの発注は既に終えております。もう供給量が増えることはありません。

気になる方はお早目のご予約をおススメ致します。

もちろん酒倶楽部ステップでもボジョレー・ヌーヴォー2014のご予約を承っております。宜しくお願い致します。

 

他のフランス産の2014年は概ね順調のようだが、南フランスのラングードックだけは不運な天候による減産となるようです。美味しいワインが飲めるって、ホントにありがたいことなんですね。

 

 

 

 

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「赤ワイン」糖化を抑えて若々しい肌を保つ

朝日新聞さんのコラム「元気のひけつ」によれば、赤ワインなどの発酵食品、お茶、果物、野菜などに、からだの「糖化」を抑える抗糖化作用があることが最近の調査で判明したとのこと。

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【朝日新聞さんの「元気のひけつ」】

話はやや難しいのですが、糖化は「肌のくすみやたるみ」「内臓の働きの低下」「動脈硬化」「アルツハイマー病」などの原因になるようだ。

「糖化」とは、甘いものや炭水化物などの食事で取り入れた糖分のうち、エネルギーとして使い切れなかった糖が体内のタンパク質と結びつき、「たんぱく糖化反応最終生成物(AGES)]という老化物質を生成すること。

「糖化」の原因は糖分の取り過ぎが何より大きいとのことで、新陳代謝が下がっていく30代以降は、糖化に拍車がかかりやすいのだそうだ。

この「糖化」を防ぐ方法は、まず甘いものや炭水化物の取り過ぎを避けること。そして血糖値を急激に上げない食事の仕方が重要で、何を食べるかより、どんな順番で食べるかが重要とのこと。

常に「ベジタブル・ファースト」が重要とのことで、子供のころに教わった三角食べではなく、懐石料理食べが理想的。

とんかつ定食を食べるなら①キャベツ②野菜の小鉢③汁物④とんかつ⑤ご飯の順番。

また抗糖化作用のある食品の研究も進んでおり、野菜に関してはそのほとんどに抗糖化作用があるようだ。特に緑色の濃い葉野菜は作用が強いとのこと。

アルコールは基本的に糖化を促進するようだが、赤ワインに限っては糖化を抑える働きがあるようだ。それも甘口ではない赤ワインで、適量の飲酒であれば、「フレンチ・パラドクス」と呼ばれるような効果が期待できるようだ。

適量の飲酒であれば「若々しい肌を保つ」ような効果が期待できて、なおかつ美味しいのですから、やっぱり「赤ワイン」は偉大な飲み物なんですね。

若々しいお肌のために適量の赤ワインは如何でしょうか?

 

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