“清酒”の記事一覧

「吉田屋治助」燗がうまい淡麗辛口の酒

ポカポカ陽気の今日は節分。

最近の家庭での節分は、「豆まきする日」というよりも「恵方巻を食べる日」の印象が強くなったような気がします。

伝統的な食べ方は、恵方と呼ばれる方角を向いて無言で一気に丸かじりするのだそうですが、「ほんとにそんな風に食べんの?」みたいな気もするわけで、家庭で伝統的な食べ方をする方は少ないような気もします。

それにアベノミクス効果なのか、今年は1本8千円ぐらいする恵方巻も登場したのだそうで、そんなのを伝統的な食べ方ではちょっともったいな過ぎるような気もするわけです。

たぶん、太巻きを食べるのと同じように輪切りにして、いわゆる普通に食べる家庭が多いのだと思います。でもちょっと特別なハレの日です。大人には恵方巻に合うお酒がないとさみしいですね。

話が長くなりましたが、恵方巻に合いそうなお酒の紹介です。「伝統的な恵方巻には、やっぱり伝統的な燗酒でしょう!」みたいなイメージもあり燗上がりする地酒のご紹介です。

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【吉田屋治助 特別本醸造】一升2400円外税、四合1200円外税

なんでもこの酒は雑誌「日経トレンディー」の「燗酒で飲みたい酒 本醸造5銘柄」に選ばれたお酒なのだそうです。

淡麗辛口ながら酸味によるストラクチャーのしっかりとした味わい。しっかりとした味わいを感じつつ、キレの良い淡麗辛口さが飲み飽きさせないお酒だと思います。

お刺身数種が入った恵方巻に、お醤油とわさび、それからゆっくりとぬる燗につけたお酒を用意して・・・・・オヤジ系節分の楽しみ方でしょうかね(笑)。

恵方巻に燗がうまい淡麗辛口の酒は如何でしょうか?

 

 

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「秩父錦 甕口酒」フレッシュ&フルボディー

この時期だけ味わえる酒。たっぷりとした旨味、ヴォリューム感、しぼりたてのみずみずしいフレッシュさがたまりません。

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 秩父錦 甕口酒(かめくちしゅ) 2014年 本醸造 しぼりたて生原酒 AL20%1.8L 2,000円外税  720ml 1,200円外税

 「たまには う~む(汗)!って、うなり声が出ちゃうぐらいの飲み応えのある酒が飲みたい!」そんなときにおススメのお酒です。

醪(もろみ)の搾り口から垂れてきたままのお酒を、何も手を加えないで瓶詰めしてあります。生のフレッシュでみずみずしい味わいや香りと、秩父錦の個性ある骨太でボリューム感ある旨みたっぷりの重厚さが魅力。

 

世の中の仕事の多くは、人の話を聞くことが大切なのかも知れません。でもそれが精神的な疲労感につながったりもするわけです。そんな時に、一杯の充実感ある濃厚な酒が、精神的な疲労感に一息つかせてくれるような気がするのです。

・・・・・・・・・疲れて帰ってきて新聞読んでたんですよ・・・・・・・そしたら・・・・(汗)

息子:「ラジオで聞いたけど、この社長ってすごく悪い人なんだよ!」

おやじ:「そうなの?なんで?」

息子:「だってこの社長は、会社の人の首を切ったんだってよ!なんで警察に捕まらないのこの社長?人殺しでしょ?」

おやじ:「・・・・・・・・・(汗)!」

自分の息子だからしようがないのですが、この疲労感レベルの高騰がなまらなくボリューム感のある酒の味わいをよくしてくれるのではないでしょうか。

フレッシュで、ボリューム感あるフルボディーの、今だけしか楽しめない埼玉の地酒は如何でしょうか?

 

 

 

 

 

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美味い日本酒の世界観

 

「来る人、来る人、みんなですか・・・・(汗)!」。ここ数日間の店頭での問い合わせの80%以上は同じ日本酒について。

近年人気急上昇の山口県にある純米大吟醸蔵さんの日本酒です。「なんでみんなおんなじこと聞くんだろう?」って思って、ひとりのお客様にたずねてみたら、なんでも数日前にTVの番組で紹介されたのだとか。

斜陽傾向の日本酒業界にあって、このお蔵さんのお酒だけは凄まじい人気なんですね。

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 フルーティーで飲みやすくて、キレイな味わい。確かに素晴らしく美味しいお酒です。

当店、酒倶楽部ステップはいわゆる地酒の流通グループに参加しているわけでもなく、いわゆる有名銘柄をアドヴァンテージを持って扱えるような立場にはありません。

そんな、いわゆる地酒専門店でない立場の酒屋が誤解を恐れずにコメントさせていただければ、東京の有名地酒専門店さんなどが手がける、いわゆる有名ブランドの地酒の味わいも含めて、有名ブランドの地酒はなんだかみんな同じような方向の世界観を持った味わいばかりのような気がするんです。

 たとえばフランスワインではボルドーあり、ブルゴーニュあり、ローヌありと様々なスタイルがあり、それぞれに人気があります。またスコッチウイスキーでも、上品なものから強烈な個性を持ったスタイルまであり、それぞれに人気があります。

 画一的とまではいかないのですが、今流行りの同じような方向の世界観を持った味わいの日本酒有名ブランドの最高峰が山口県や山形県の酒ではないでしょうか。

でも本当は消費者の方々のお酒に対する世界観は見事にバラバラなんですね。酒屋にはそれがよくわかります。

たとえばワインが好きなことまでは共通でも、そこから先はみなさん見事にバラバラで、一般的には人の意見などにはまったく聞く耳を持ちません。マニアっぽい自然派ワインを愛している方々は、ボルドーの有名高級ワインのことを見下したりもするわけです。

 またそれが嗜好品の世界なのだと思います。

酒蔵さんにとっては、いい酒だからといって必ず売れるとは限らないわけですが、いま流行りのスタイルの味わいの酒だけではなく、伝統や地域の特徴も含めて、いろんな個性を持った日本酒に目が向けば良いと思う次第です。

 

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「お燗酒」寒さが身に染みそうなこの週末に、しみじみと旨い!

しかし毎日寒いですね。

カナダやニューヨークは寒すぎで、オーストラリアでは暑すぎなのだそうですが、やっぱりこれは温暖化の影響なんでしょうか。日本でも恐ろしく気温が低下していて、雪が降り止まない地域があるようですね。

寒いのは確かにつらいことですが、それでも酒倶楽部ステップのある関東南部はかなり恵まれているようです。

先日、東北から来たお客様は、「寒さが厳しくて、毎日の雪かきが大変な地域と、そうでない地域で税率が同じなのはおかしい!」っておっしゃっておりましたが、それぐらいこの地域は恵まれているように見えるようです。

経済的には「北国の春」のようですが、北国の今年の冬の寒さは厳しいんですね。

そんなことで、埼玉あたりの冬の厳しさなんか なまっちょろい と言えるわけですが、それでも寒いのは辛い。そんな寒い時期に旨い酒と言えば、やや強引な話の流れではありますが、やっぱり「燗酒」でしょう。

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 しみじみと燗酒が旨い越後酒 【八一(やいち) 特別純米】

 「明日の土曜日の夜は用事があって出かけるから、夕食にはおでんを作っとくね!」と女房殿。

子供たちは勝手に先に食べるとして、・・・「この寒い時期に、あっつ熱のおでんをアテに、しみじみと旨い燗酒を楽しむのはいつでしょう?」・・・・「明日でしょう!」・・・・などと心の中でつぶやいて、ひとりニヤニヤしている次第。

でも、鬼の・・・・・・ではありませんから!(汗)

 日本酒には確かに「燗上がり」する酒があります。特に冬の寒い時期にはその「燗上がり」した旨さが、より鮮明に感じられるように思います。

温かくて、やわらかくて、ホッと身体から力が抜けるような あんど感があって、しみじみと旨い。

 寒さが身に染みそうなこの週末。おでんでもつっつきながら、燗酒でも飲って、のんびり過ごしてみては如何でしょうか?

 

 

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日本酒輸出のヒント

本日の日本経済新聞の記事によれば、日本酒の海外輸出を支援するためにジェトロと国税庁が、進出のヒントや輸出制度の注意点を国別にまとめた「日本酒輸出ハンドブック」を初めて作成したのだそうだ。

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【日本経済新聞の記事】

 2012年度の国内清酒消費は約59万キロリットルと過去2番目の少なさだった。一方で同年の清酒の輸出額は約89億4千万円で過去最高を記録。2013年も1~11月の前年同期比が約20%の増加。

世界的な日本食ブームを背景に海外への販路拡大を狙う酒造会社が年々増加している。

そんな海外進出のための道しるべとしてハンドブックが作成されたとのことだ。

内容の一部が紹介されていたのですが、「韓国で最も売れている日本酒は900ml入り紙パックの酒で、価格重視」、「日本酒を贈答に用いる中国ではラベルや化粧箱のデザイン、高級感がポイント」と。

 日本酒の輸出先のほとんどがアメリカと韓国なのは数年前から変わっていないと思うのですが、その輸出される日本酒の中身にはかなりの違いがあるようです。

アメリカ向けには、「日本じゃこんなスゴイ酒見たことないよ!(汗)」みたいな、とっても付加価値の高いお酒がアメリカ向けに開発されて輸出されたりするようですが、韓国向けはそのまったく逆なんですね。

韓国での日本酒の需要は普段飲みが多いんですね。それもパック酒が受けているとは。韓国はかなり成熟した日本酒市場と言えるかも知れません。

国によって求められる日本酒のタイプはバラバラなのは、まるでボジョレーヌーヴォーがほとんど日本で消費されるのと同じような状況でしょうか。各蔵ごとに相性の良い国はどこかにあるのかも知れません。

 ドイツでは、地方都市でもレストランで普通に本醸造酒ぐらいの燗酒が飲めると聞いたことがあります。また、中国では縁起を担ぐため、福を呼ぶような外見でないといけません。

日本酒蔵さんが海外へ販路拡大を狙うのは素晴らしいことだと思いますが、自社の製品の個性を生かして、どの国の市場を狙うのかが重要なようですね。

 

 

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