“酒屋さん”の記事一覧

ビール系飲料国内消費減少傾向!逆風の中で生き残るぞ!!

新聞記事「ビール系飲料の出荷と構成比の推移」(すみません。どの新聞か忘れてしまいました)

しんぶん

ビール系飲料の出荷量が年々減少していますね!志向の変化もあるでしょうが、人口の減少と国民の高齢化が大きなファクターでしょうか!だとすると当面底打ちの可能性はないって事になりますね。酒屋のおやじもそうなんですが、一昔前と比べるとホントにビールを飲まなくなっちゃいました。毎日ビールばっかり飲んで、その後アイスクリームを夜中に食べたりして、体重が90キロ越えてた時代が懐かしいです。何やってたんでしょうかね~!(涙)

構成比を見ると第三のビールのシェアが拡大しています。家に帰ってちょっと風呂上がりに飲むぐらいなら、第三のビールでも十分美味しいんですよね~!それに、お財布にも優しいし、体に優しいものもありますね。税制が変わらない限り、益々第三のビールのシェアの拡大は続きそうです。

一方、世界に目を向けると、ビールの消費は拡大しているんです。中国を中心とした新興国が牽引しています。これらの国々での消費の拡大はまだまだ続きそうで、日本のそれとは逆行しているんですよね。これは、全ての産業で共通している現象だと思いますが(涙)。

この流れって、酒屋の様な国内にしか目が向いていない商売には、非常に不利って事になりますね!それでも国内にしか目が向いていない大手企業よりは、少しは気が楽な気もするのですが(笑)!!今後も予想されるダウントレンドの中で、益々厳しい環境の中を生き残って行かなければならないのです(涙)。大手企業は、今後どれだけ新興国で活躍できるかが、成長のカギに成りそうですね。

キリンビールさんは、三菱系の持ち合い株を手放し、その資金をもっと有効に使う予定なのだそうです。つまり、国内の株持ち合いによる効果よりも、海外で良さそうな会社を買った方が良い、という考え方なのだと思います。また、全くその通りだとも思います。ちょっと乱暴な言い方でトレンドを説明すれば、「新興国に目が向いている会社の株を買って、国内にばっかり目が向いている会社の株を空売りすれば、ひと山当てられるぜベイビー!へへへへ・・・!」ぐらいの流れでしょうか!

日本と同じような島国のイギリスは人口約5千万人、ニュージーランドの人口は約1千万人です。これらの国々に比べると日本の人口は、まだまだ多すぎるのかも知れません。人口の減少による消費の減少もまだまだ進む可能性があります。このまま、国内市場に向けて商品を供給し続ければ、供給過多のデフレ現象は益々進行してしまいます。こんな状況では、街の個人経営の酒屋なんてゴミ同然に簡単に吹き飛ばされてしまいそうですね!(涙)

それでも(涙)、酒屋のおやじには「座右の銘」があります。

進化論のチャールス・ダーウィンが遺した「すべからく強いもの、大きなものが生き残るわけではない。変化に対応したものが生き残る!」。

小さいものも、小さいなりに変化に対応し続ける事ができれば、必ずや生き残れると信じているのです!!

今後、商売に追い風が吹くとは到底考えられません。したがって、出来る限りリスクを抑え、身の丈に合った行動をしていかないといけないのでしょう!それが、今の時代に生きる、自分の分なのです(涙)。大金がなくても幸せには生きられます(多分!?)。酒屋のおやじもブログを始めて、酒屋の店頭で無責任にお客さんと話す様な事を、書殴る事が出来てちょっぴり幸せなのです。読んでくれる方に感謝、感謝です!

リスクを抑え、変化に対応し続けて、生き残るぞー!!取りあえず「巣籠り」「家飲み」の流れに対応してネットショップの立ち上げしかないかなー!?先日、商工会議所でお世話になったITコンサルタントの先生に相談してみよ!!

PS:火曜日登場のクマ子さん、藤原紀香さんに酒倶楽部ステップの焼酎を持て行ってくれたんですか!凄い事です。是非、味わって頂きたいものです。同じブログ内で恐縮ですが、感謝、感謝であります。

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やっぱり凄い中国!「世界国別ビール消費量に見る潜在性」

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2008年世界の国別ビール消費量(キリン食生活文化研究所発表。酒販ニュースより。)

ひとり

2008年の国別1人当たりビール消費(キリン食生活文化研究所発表。酒販ニュースより。)

上記、キリンビールさんが調べたビールの消費データによると、総消費量は中国がダントツの1位!前年比約4%増で、世界の総消費量の約23%を占め、2位アメリカの約1.6倍と大きく水をあけているんです。さらに驚くのは下のデータ。中国の国別1人あたりのビール消費量は54位で、日本の一人当たりの消費量より40%程低いのです。

中国の1人当たりのビール消費量は経済成長に伴い、ほぼ間違いなく増加するでしょう!もし、1人当たりの消費量が世界第39位の日本と同水準になった場合、世界のビールのほとんどは、中国で飲まれる事になるのかも知れません!そうなれば、もちろん世界の総消費量は急上昇するでしょうし、麦の価格、アルミ価格、美味しい水の確保など様々な影響がで出るでしょう!

日本のビールメーカーではアサヒビールさんが、中国で”日式”と呼ばれる、日本の商品やサービスに対する信用を築いている様ですね。他のメーカーも中国市場での戦略は、もちろん在るのだと思います。戦後の日本は、主にアメリカに向けての輸出で成功してきました。時代は明らかに変化し、今後の主要輸出国は中国の時代がしばらく続きそうですね。

日本の酒類業界も中国人の趣向を研究し、中国に向けた商品を開発して行く必要があるようですね。アサヒビールさんが築いてくれた日本の商品への信頼感を利用させて頂き、何とか中国市場でも日本に活躍して頂きたいものです!

それにしても、中国市場の潜在能力は凄すぎです。日本ではデフレが問題になっていますが、一次産品の国際原料価格は中国の需要で、大きく値下がりしそうもありません。香港では中国人の資金も流入して、何と不動産バブルに沸いているのだそうです。中国とインターネットを抜きに、今後の商売は語れない感じですね。

酒屋のおやじも、何とか流れについて行きたいのですがね~(汗)!?取りあえず今日帰ったら中国の紹興酒でも飲もうかな(笑)!

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酒倶楽部ステップ 年末年始店陳フォーメーション

2009年も今日でおしまいです!

年末で酒倶楽部ステップも、それなりに忙しい(よかった~!)。この最終二日間ぐらいの、あわただしいさを感じると、やっと年末だなーって気分にさせてくれるんですよね。年末でも酒屋は休んでいられません!かと言って、来年落ち着いてからも休めません(涙)!

11月中旬のボジョウレーヌーボー解禁日あたりから徐々に忙しくなり、年末にピークを迎えるのです。その間、どこの酒屋さんもそうですが、店内の店陳フォーメーションを目まぐるしく変化させて、商売繁盛を願います(あんまり効果は、ないかもしれませんが!(笑))。

店陳フォーメーションの移り変わり!

「ボジョレーヌーボー・フォーメーション」→「お歳暮フォーメーション」→「クリスマス・フォーメーション」→「年末・年始フォーメーション」と変化して行くのです。

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現在は年末・年始フォーメーション形成維持中!以前は年末と言うと、清酒が主力商品だったのですが、今はいろいろ!清酒、焼酎、ワイン・・・・・・と趣向が多様化しちゃって大変なのです!

店頭意外にも裏方が変わります。とにかくこの時期、酒屋は包んだり、ラッピングしたり、縛ったり、のし紙に文字を書いたり、お客様に宅急便の伝票を書いてもらったりと、作業が多いためスペースが必要なのです。”出来るだけ無駄な包装を止めましょう!”という動きもありますが、やっぱり、お使い物は体裁が良い方が、贈り手にとっては安心できる様なのです。

お歳暮、お年賀の「のし紙」も人によって認識はいろいろ。12月15日過ぎたら、お歳暮は非常識って人もいれば、年内ギリギリまで「お歳暮」の方もおられます。若い方には「のし紙」そのものに違和感を持つ人もいて「なにも贈り物の上から、ひもが印刷してある紙を張らなくても、贈り物にかわりはないじゃん!それに、ゴミが増えるし!そもそも”のし”って何?」みたいな考えの方もいますね。まったく、ごもっとも!

ま~いろいろな考え方がありますが、酒屋としてはお客様に気持ち良く買い物をしていただければ幸いなのです。

末筆になりましたが、皆様、健やかでよい新年をお迎えください。そして来年も宜しくお願い致します。

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円高と輸入酒

スゴイ円高です。円が各通貨に対して独歩高になってますね!輸入酒市場はどのようになっているのでしょうか?

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ヤフーファイナンスさんの$¥チャートです。

「円高で洋酒は安くなんないの?」って良く言われるんですけど、安くなんないんですよねー!ただ、売れ筋商品に関しては、今回大手スーパーさんが、直輸入で大幅にボジョレーヌーボーの価格を下げた様に、大きく価格を崩される可能性はあるんですがねー(ボジョレーヌーボーをペットボトルに詰めて重量を軽くして直輸入、安価で販売。ボジョレーヌーボーのイメージを損ねた!との事でフランスのお偉いさんの怒りをかってしまった。)

一般の洋酒(ウイスキーやブランデー)の場合は、それほど需要が強い訳ではなく、為替リスクもあるため、輸入業者さんが販売価格を無理に押し下げたりしなくなったのです(もちろん、為替をどの相場水準で外貨にしたかによって、どうにもならなくなる事もあるのですが(笑))。円高でも円安でも、関係なく投げ売り商品がそこらじゅうにあり、メチャメチャな値段で販売されている商品もありますね。

ドンペリの様な、いわゆるブランド物洋酒の場合は、卸に対するコントロール(「勝手な事したら、ただじゃおかねーからな、のび太!!」ってな感じ)が効いており、一時の様な低価格では販売できない仕組みになっているんです。安売りされて、そのイメージを損なうよりは、売らない方がよいのですよ。知名度はバツグンな訳で、欲しい人は沢山いるしね。

円安に動いた時には、「コストの上昇に伴い、苦渋の選択で値上げを決定しました。」などと言って値上げしてたんですけどね、円高に振れたら販売価格はそのままで、「利益が増加してケッコウ、ケッコウ!」なんて事になるんですよね。それが会社ってもんでしょう!そんな中で、ネットショップなんかが、「円高還元セール」とか始めるから、酒屋は仕入価格が変わらないまま、ただ安売りやらされるんでしょうね(苦)。

やっぱり、円高のメリットを最大限に生かそうと思ったら、直接輸入(いわゆるミドルマンは全くなしで)か、現地買い付けぐらいしかない様ですね。それにはスケールが必要なんですよね。ドンペリが6,000円台だった時代が懐かしい!!

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酒屋の原点!?

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先日、蕨市にある蕨民俗資料館を見学したんです。

そしたら、ありました酒関係。酒屋さんで使っていた物か、宿屋さんで使っていた物かは分かりませんが、酒を入れて置いた壺。

「蕨 山崎屋」さん名前の入った酒壺。見たところ3升ぐらい入るでしょうか。昔は、ここから量り売りをしていたんですね。

昔ですから、今みたいに酒が安くないし、酒類もこれ一種類置いとけば商売になったのです。何ともうらやましい状況です。今はと言えば、酒の種類はめちゃめちゃ多いし、価格はアンダープレッシャーが強く、商売としてはメチャメチャ厳しいのです。

タバコは今後一箱600円ぐらいまで価格が上がる可能性があるようですが、お酒も大きく値上がりすれば、もっとありがたみも増すのかも知れませんね。

世の中、デフレーション傾向が益々強まりそうな中で、金や原油などの原料価格は値上がりを続けているようです。つまり、原料が高くなり、製品が安くなって、益々利益が出にくい状況に向かっているんですね。日本円の円高傾向は続きそうですし、何もしないで円と金を持って寝てるのが、一番の得策なのかもしれません。もしお金持ちだったら!

お金もちじゃない場合には、どうするか?労働の価値がどんどん減少する中で成功するには、やっぱり他の先進国と同じように、金融やハイテク、最先端医療、スポーツ、芸術、芸能などしかないようですね。

日本酒や焼酎、泡盛も、ロマネコンティーに代表される芸術的価値のワインの様に、芸術の域に達している酒だと判断すれば、積極的に高い価格で販売できるシステムがあっても良いのではないかと思うのです。また、そこに積極的に投資する金融システムがあっても良いと思います。ワイン業界やウイスキー業界の真似かもしれませんが、ただ製品を造ったり、販売したりだけで、デフレ・スパイラルの渦に巻き込まれるよりも夢や機会はある様な気がします。

中国人を感動させる様な酒を企画製造するしかないか!?で、一本300万円とか!(笑)

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