“酒屋さん”の記事一覧

お酒の消費が多い場所は?やっぱり中国パワーか!?

総務省統計局発表の総世帯2009年都道府県庁所在都市別の酒類消費支出額。平たくいえば各県の中心地でどれだけ酒が飲まれているのかって事ですね!

酒販ニュースより 酒類別ランキング

2009年最もお酒にお金を使ったところは札幌市で46,833円(前年比4.6%減)。このうち約4割はビールの消費。発泡酒や第三のビールを含めれば約5割~6割がビール系です。もちろんビールの消費は全国一番。第二位が盛岡市でビール消費は意外に涼しい地域で多いのはなぜでしょう?

その他のジャンルでは、清酒が松江市で2位の新潟市より2割ほど多い。なんで松江市?って感じがしますね。焼酎はもちろん一位は鹿児島市、2位宮崎市で想像どうり。ワインは一位東京都区部で2位がなんと、さいたま市!!!神戸市や横浜市を大きく引き離し、さいたま市が2位なのは驚きです。日頃「やっぱ埼玉じゃーワインなんかうれねーよな~!!」などと口走っていた自分が恥ずかしいのであります(汗)!!

2009年の県庁所在市別 年間酒類消費支出金額(総世帯)

全国平均では想像どうり前年比96.5%と酒の消費は減少。国内消費の減少はまだまだ続きそうですね。そんな中、前年比125%~130%と消費を拡大させている場所があるんです。それは千葉市、甲府市、長崎市の三都市。中でも長崎市は全ての酒のジャンルで消費が伸びています。消費の金額そのものだって低い訳ではありません。酒屋のおやじの推測ですが、長崎市を訪れる中国人などのの方々が増えているのではないでしょうか。長崎市でも松江市と同じく清酒の消費が伸びています。両方とも有名な観光都市なのは周知のとうり。

こんなところにも中国パワーの凄さが現れてる様ですね!たぶんですが。「やっぱり中国頼みか~!!」って感じです。しょうがありません!他の伸びている都市、千葉市の場合はディズニーランドに来る中国人、甲府市の場合はワイナリーやウイスキー蔵に来る中国人って事でしょうか。

日本の持つ酒文化は中国やインド、韓国といったアジア系の観光客にとって、魅力のある観光資源なのかもしれません。実際に蕎麦屋さんで蕎麦前やってる外国人を、以前見かけたことがあります。そのうち角打ち(かくうち)でコップ酒あおってる外国人観光客が出現するかもしれませんね(笑)!

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WHOお酒の販売を規制の方向!

酒販通信より(日本の酒類業界が益々厳しくなりそうって話です!)

WHO(世界保健機関)は、酒類の安売りや飲酒が健康に与える影響を規制するための指針案を採決した。(適度な飲酒は体に良いってエライ人が発表してるんですがね~!)

指針案にある対策例

・店舗数、立地の制限(インターネットの時代、関係ない感じもしますが!)

・提供日、時間の制限

・酒類の広告内容等の制限

・スポーツ・イベントへのスポンサー制限

・若者を対象とした販売促進の制限

・飲み放題の制限(これがないと、宴会の時の幹事さんが大変です!)

・最低価格の導入   など

目的は過度の飲酒や未成年者の飲酒を減らすこと。それには増税や最低価格の導入による販売価格の値上げが最も効果的とみているようです。

「たばこ規制枠組条約」は強制力のある国際条約だったのですが、お酒の場合は「指針」という扱いになり強制ではないものの、その進歩状況をWHOへ定期的に報告しなければならないのだそうです。

現在、日本で予定されている自主規制は、酒類のテレビCMを行わない時間帯を平日祝日関係なく5時~18時にする事。今年の秋以降での実施予定。これで意味あるの?って感じもしますが、とりあえず規制は一応強化されてます。怖いのは今後徐々に規制が厳しくなって行く流れですね。

何もしなくても需要が減少している酒類業界にとって、益々向かい風が強くなるような話です(涙)。規制緩和の流れが一気にクイックターンで規制強化に変わったイメージでしょうか。両方とも辛いのですが(汗)!確かにこれまで飲酒運転の罰則強化などで大幅に交通事故が減り、世の中にとって良い事は多いのですがね・・・・・辛い!

1987年にはアルコールに起因する疾病のために年間1兆957億円が医療費としてかかっており、アルコール乱用による本人の収入減などを含めれば社会全体で約6兆6千億円の社会的コストがかかると推計されているのだそうです。

これはひょっとしたら、世の中の行き過ぎたお酒に対する消費活動の修正の動きが起きていて、時間をかけて在るべき自然な水準まで戻ろうとしている手助けになっているのかもしれません。今時の若い人はお酒をあまり飲まないといわれますね。若い人はお酒の消費活動の行き過ぎに違和感を感じているのかもしれません。80年代90年代は明らかに飲み過ぎでした(反省!)。花見の時期になると必ず大学生が救急車で運ばれていた程ですからね!

酒やたばこのCMがTVでバンバン流れている方が不自然なのかもしれませんね!酒屋のおやじはあまり電車に乗りませんが、たまに乗ると中にあまりお上品ではない雑誌宣伝のポスターが下がっているのが、スゴク不自然に感じます。そんなの見てニヤニヤしてたらねー!周りの女子に勘違いされるでしょって(笑)!!

酒屋も何とか生き延びようと思えば、この辺りの変化に対応して柔軟に変化して行かなければならないのでしょうね!個人的には「どーやったら休肝日を取れるか、それも週に2日も!!」が目下注力すべきところでしょうか(笑)!

でも、酒屋に通われる「え!そんなに飲むの!?」みたいな御高齢の方でも元気なんですよね~!特に焼酎を飲んでるお客さんは!!

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投資の神様ウォーレン・バフェットさんワイン業界に参入!!

投資の神様ウォーレン・バフェットさんがワインの卸売会社へ投資!アメリカのワイン業界は大騒ぎ!!え~この先スッゴク儲かるのかな~!ルンルン♪♪って!(笑)

ウォーレン・バフェットさんが購入したのはエンパイヤー・ディストリビューティングという社員さんが600~700人規模のワインの問屋さん。何でも米国のジョージアとノース・カロライナのワイン流通の25%ぐらいのシェアを持っているらしい。

世界中のワイン関係者は、「あのバフェットさんが投資するのだから、きっとスゴイ事になるに違いない!!(儲かるってことです。)」と話題になっているのは容易に想像がつきますね。(笑)

日本でも数年前に大手の投資ファンドが日本の酒屋チェーンを買収して話題になり、その後、酒の市場をかき回したあげくに、みごとに失敗して撤退して行きました(涙)。このケースとはかなり程度が違うようです。

まずバフェットさんが投資するのですから、エンパイアの買い取り価格は相当割安だったのでしょう。バフェットさんの持つ価値基準値よりも大幅にアンダーヴァリューだから購入したと推測できます。

それと、先日投資した米国の鉄道会社と同じく米国景気復活に賭けているのだと推測できます。どこの国でも酒類の流通は、それなりに保守的です。新規参入者が気軽に商売を始められるような業界ではありません。したがって、米国景気が復活すればそれに比例して邪魔される事なく利益を伸ばせる可能性が高いのです。

もうひとつは、米国のミレニアルスと呼ばれる、日本でいうところの団塊の世代の子供たち(18歳~29歳)。今後この消費の中心になる世代の人たちがワインに対してもっと興味を持つのではないかとアナリストは語っているのです。

以上の三つが酒屋のおやじが推測するバフェットさんの投資理由ですが、流石に偉大な投資家は目の付けどころが違いますね。

ワインでひと儲けというと=高級ワインの買い占め!?オークションで価格のつり上げ!?などとつい想像しがち!

でも、バフェットさんが今後ワインの問屋さんを通じて世界の高級ワインを買い占める!ってな事ではまったくなさそうですね。残念!!もしそうなれば、ホントに物凄い事になりそうなのですが。(笑)偉大な投資家はそんな品のないことはしないのです!

それと、バフェットさんが米国のワイン問屋さんへ投資したからといって「じゃー日本で同じ様な業務を行っている会社の株で勝負だ!!」ってのもどーかと思いますので、あしからず!!(笑)

 

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大手居酒屋チェーン「家庭で飲むビールを競争相手に」!

日経新聞の記事より

スゴイ話です。大手居酒屋さんでの飲食のお値段は、益々お得になりそうです。三光マーケティングフーズの社長さん曰く「家庭で飲むビールも競争相手。客にとってはどこで飲んでもビールは同じ。」「同業店だけがライバルじゃない。」とのこと。

現在80店の店舗で、飲み物や料理を270円均一で提供。それでも、まだ居酒屋は無駄が多く、益々の低価格競争を通じて産業全体の効率が進むとの持論で、さらに無駄をなくし価格をもっと安くするのだそうです。

これは、今話題のデフレスパイラル現象ってやなのでしょうか?質の低下につながらないのでしょうか?話は変わりますが、スターバックスコーヒーさんなどは、素晴らしい立地に素晴らしいお店を作り、少人数で運営されてますね。だからって店内は混み合っているわけでもなく、コーヒーも美味しい、それなりにリーズナブルな価格。スゴク考えられた運営システムだと思います。同じ様なシステムの居酒屋さんが出来ればいいなといつも思ってしまいます。

最近では、立地の良い酒屋さんが立ち飲みやさんを併設して、安い、旨いが売りで人気のところがありますね。大手の居酒屋さんは、その逆を来ている感じもします。居酒屋さんが酒屋化している印象です。最後には酒屋の横にテーブル置いて、勝手にどうぞ!みたいな感じになるのでしょうか。それもいいですね(笑)!

たぶんイギリスやアイルランドでは、ビールは外のパブで飲むもの、ワインは家かレストランで食事しながら飲むもの、みたいなイメージがあるのだと思います。日本人にとっても、食事以外でお酒を飲むときは外の方が気分的に楽ですよね。イギリスのパブの様な居酒屋さんが日本にもあれば嬉しいですね。何処へいっても在り、気軽に入れる感じ。10ポンド握りしめて行けばかなり満足。

ただ、パブでは皆さんビールしか飲みません。ツマミはほとんど食べないんです。だから効率が良いのかもしれません。それと、推測ですがパブの数が多いため、パブにとっての利幅は小さいとみられます。

気軽に入れて、効率の良い運営。そこでクオリティーの高いビールを薄利で多売してくれるお店が日本にも沢山出来るといいですね。

帰りに一杯一人で気軽にやりた~い!ツマミなんかいらねーよ!って思ってる男子諸君は、たぶん酒屋のおやじも含めて多いんじゃないかな~!!居酒屋業界、今後注目です。

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ブドウ収穫期直前のチリ大地震!

日本ではチリ大地震の津波予想で過大な表現だったとして、気象庁が非難されTVの前で謝ったのが話題になりましたね。今回大地震のあったチリはワインの産地でもあるのです。

チリといえば銅鉱石の採掘量世界一の場所、今回の大地震で銅の相場は5~10%位急上昇した模様です。銅鉱山そのものへの被害より電力や運送の問題が大きいようですね。

南半球のワイン産地ではブドウの収穫が間近に迫っています。ここで大地震は大変に厳しい事は容易に想像がつきます。日本人としては、何年か前の新潟震災の清酒蔵での被害模様の記憶がよみがえりますね。

詳しい状況は伝わって来ておりませんが、チリのワイン業界の損失も大変な額となったのではないでしょうか。現在貯蔵されているワインの損失。設備や建物などへの被害による2010年産ワインへの損失。輸送手段や電力の問題による販売チャンスの損質などなどです。

新潟震災の時と同じく、多くのワイナリーは復興のために多額の借入が必要になって来るでしょう。大変な話です。ただ、新潟の震災を受けた清酒蔵とワイナリーの場合には、ちょっと状況が違います。ワイナリーで最も価値のあるのが”ぶどう畑”なのです。良い畑であれば借入は難しい話ではないと思われます。でも、世界的に需要が減少しているワイン業界ですから、大変な事に変わりはないのですが。

チリへ向かう飛行機内は、ほとんど銅関係。そうでなければワイン関係か海産物関係と聞いた事があります。酒屋のおやじはチリへは行った事がないのですが、行った事のある人の話ではチリは結構興味深いところなのだそうです。

ワインが旨いのは周知のとうりなのですが、生ウニを食べる食文化があるのだそうです。むこうで生ウニのサラダを注文すると(日本人は必ず注文するらしい!(笑))山盛りの生ウニが、日本では信じられない価格で食べられるのだとか。日系移民も少しはいるらしく、違和感もないらしい。良さそうな感じのする場所です。

この大地震からの復興を機会に、チリの素晴らしいところをTVなどで取り上げられたら良いなと思います。酒屋のおやじも相当に微力ながら、チリワインを積極的に飲もうかと思っております(笑)。チリの最南端から北上する列車とかあったら、いつか乗ってみたい~(夢)!

ハイチ、チリ、台湾と大地震が続いていますね。地震対策は重要です。特に酒屋は!!(汗)地震が来ない様に祈るよりも何かせねば!!(汗)

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