“酒屋さん”の記事一覧

ゴールデンウィーク目前!

本日一般的には給料日。気分はほとんどGWですね!

震災から一ヶ月半。今でも続く余震と、ニュースなどから伝わってくる被災地の状況にGW目前とはいっても、とても浮かれた気分にはなれませんね。どちらかと言えば温暖な過ごしやすい気候になって、疲れが精神的にも肉体的にもやや出て来ている感じ。個人的にはディープな五月病にでも陥ってしまいそうな、そんな気分です。

こんな時は、とりあえず酒飲んで寝るに限ります。

GW中はバーベキューやピクニックを楽しむ方が多いと思われます。酒屋のオヤジもありがたい事に近所の公園でのバーベキューに誘われておりますが、よく食べて、よく飲んで、よく笑って、早めに寝ちゃってリフレッシュしましょうね。

こんな時ですから、東北のお肉や清酒を復興を応援するために積極的に消費すれば、バーベキューをやらないよりも行なった方が世のため人のために良いのだ!ってなことになるのです。東北を楽しみましょう。

酒屋のオヤジも正直何だか今日は五月病かな!?って気分であります。

酒屋としてバーベキューでのお酒には満足してもらいたいし、うちの次男の誕生日があって、その後すぐ女房殿の誕生日もあります。ゴーヤも植えなきゃならないし、子供にもなんか頼まれていたような気もするし・・・・・・・考えられない~!!(汗)

出費が多いから考えたくないのか!?

取りあえず、お店を閉めたら早くうちに帰って、なんかの酒飲んで寝ちゃお!たぶんイロイロあって無理だけど!(涙)

皆様、楽しい東北アルコールライフをお過ごしください。

 

 

 

 

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酒屋の混乱は続いている!

ビールや飲料市場は、まだまだ混乱しております。

 

ビールや飲料の供給の問題は、中味よりも入れ物にあるようです。ミネラルウォーターは中味の水は豊富にあってもペットボトルやプラスチックキャップの供給が足りていないらしい。ビールでは生樽や瓶ビールは比較的供給能力があるようなのですが、缶ビールに関してはアルミ缶や箱の供給が追い付かないらしいのです。

またビールの場合は流通の混乱もあります。最近の大手メーカー倉庫はオートメーションシステムになっており、このシステムがダメージを受けると簡単には修復しないのだそうです。つまり商品管理が難しくなるのです。トラックの確保も難しいようで、何が何時どの酒問屋に運ばれるのか誰にも分からない状況。

酒問屋も何が何時どれだけ入荷するのか予想が出来ません。入荷したビールを各営業さんに振り分け、そこからまた各酒屋に振り分けられます。酒屋にも力関係が当然あるわけで、影響力のある酒屋にはそれなりの量が納入されることになります。特に飲食店さんに迷惑がかからないように大手業務用酒販店さんには比較的多く納入されているようなのです。

需給がひっ迫すると、当然自分達のお客様のために買いだめする業者さんも出て来ます。しかし末端での需要が低迷しているためか、倉庫は満杯。有る銘柄は沢山有るけど、ない銘柄はぜんぜんない状況。特に缶ビールが足りていません。

それでも酒問屋の営業さんは気を使って、有る銘柄を更に送って来るため「もういらね~よ!」って話になるらしいのです。もちろん生樽や瓶ビールの話で缶ビールではないのですが。

ビールの入荷は少なくなっても何故か小売販売の実勢価格は値上がりしていません。それがミネラルウォーターの場合には、入荷するのもホントに少量なのですが実勢の小売価格も大きく値上がりしています。飲料の卸しは今まで値引き条件がすごかったため、正常に戻っただけとも言えなくもないのですが、震災前に2リットル100円以下で販売されていたものが今では200円以上の小売価格。供給が安定する気配が見えません。

酒屋としてご提案させて頂きたいのは、この機会に普段飲まれている缶入りのビールやビール系飲料を、瓶ビールやホッピーに替えてみてみてもよいのではないかということです。値段的にもお得ですし、味わいも美味しいという方が多いです。ゴミもほとんど出ないので環境にも良いと思います。もちろんミネラルウォーターにも瓶入りがあって、こちらはペットボトルもプラスチックキャップも使っていませんから普通に入荷して来ます。

酒倶楽部ステップまで車で来て頂ければ、ビールは車に積み込ませて頂きます。中にはオートバイや自転車で持って帰られる方もおられますよ。

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自粛ムードのなか熱海へ行ってみた!

こんな時だからこそ!と家族で熱海へ出かけてきましたよ!

写真は熱海港。

震災と放射能問題、子供達のインフルエンザ等で女房殿が疲れきってしまい、子供達の春休みでもあったため「こんな時だからこそ休暇に出かけよう!」と先日、熱海へ行って来ました。

予想はしていましたが震災の自粛ムードと停電の影響で街の中はホントに静か!タクシーの運転手さんの話では、ホテルや旅館では週末以外のまだキャンセルしていないお客様をお断りして、週末のみの営業としているところが多いのだとか。

一気にお客様がキャンセルとなりお客様が少な過ぎて、経費が賄えないのだそうだ。また停電になるとホテルや旅館はほとんど機能しないため事故などの防止の意味もあるとのこと。

泊まったホテルにもお客様はまばら。余震や津波に対する恐怖心もあると見られ、宴会で騒いでおられる人はゼロ。夕方の6時頃からアルコールもほとんど飲まずサッと食べて部屋に戻ってしまう感じです。

お風呂へ行ってもお客さんはまばら。宿泊料金も割安になっており、これ以上ないぐらいの温泉旅行を楽しむのにはベストなタイミングといえます。昼間クルージングに出かけてみれば貸切状態。子供は運転席に座らせてもらったり、海鳥にえびせん投げたり大満足。

酒類業界の方は、「観光地で月に100ケースのビールを購入していた旅館が、震災以後は月に2ケースぐらいになってしまった!」みたいな話が沢山あると言います。大変に、大変に厳しい状況です。

菅総理は「過度な自粛はやめましょう!」と言っていました。相場の格言に「人の行く裏に道あり花の山」というのがありますが、今まさに精神的に疲れている方々が多い中、自粛ムードでガラガラな温泉場に出かけてってリラックスするのは、花の山的に良いアイデアだと思うのです。おススメします。

でも・・・・出かける前は「どこかへ行ってのんびりしたい~!」なんて思ってても、旅行の終わりごろになると「やっぱり家が良いかな~!」なんていつも思うのは不思議ですね!(笑)そう思えるために旅行に出かけるのかな!?

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自粛ムードのなか桜が散りはじめた!

きれいな桜は満開。でも皆さんお花見の気分にはなれないようです!

蕨にある某桜の名所。

昨日の金曜日の夜、上の写真の桜の名所を通ってみたのですが、お花見でお酒を酌み交わしている人はゼロ。まったくいませんでした。ただ若者が2人で缶コーヒーを飲みながらベンチでボソボソと静かにお話してるだけ。

屋台も三件ほどしか出店してなくて、お客さんがまったくいない中、発電機の音だけが響きわたっている感じで、ヒジョーに寂しい、自粛ムードも満開といった印象のお花見の名所。

福島の原子力発電所の問題の行方がハッキリしない中、皆さん表面上は落ち着きを取り戻している印象ですね。でも子供を持つお母さん方の話を女房から聞くと、まだまだ混乱は終息してはいません。

熱心に水道水の放射能の数値をチェックしている方、絶対に野菜を口にせずサプリメントでビタミンを摂取する方、もちろんその方は水道水を信用していません。常に新幹線の切符を用意しておき情報収集に余念がない方などなど、万が一のために備えている方が多いようです。

もちろん子供を持つ親としては当然の事だと思います。

酒屋のオヤジ自身も今回の原発の問題では、家族を持つものとしての行動に反省点があります。震災が起こってすぐの週末には原発問題の状況が誰にとってもハッキリとしていませんでした。家族を持つものとしては、取りあえず店を閉めて2~3日の間、被害の状況が伝わって来るまで遠くえ逃げるべきだったと思うのです。運よく何もなかったから良いのですが。

放射能は見えないし感じません。津波に襲われるように大声あげて取り乱して逃げる感じでもありません。底知れない恐ろしさがあります。

まだまだ今回の災害で被災されて非常に困難な状況におられる方々が大勢いて、3万人近くの方々が亡くなられてたら同じ日本に住む者としてお花見で盛り上がる気にはまったくなれませんよね。これも当然のことです。

 酒屋としては震災の日から最近まで、「何だか酒屋なのに毎日忙しいな!!」という感じがありました。しかし退職お祝いがなくなり、入学、入社祝いがなくなり、お花見がなくなり、これから酒屋にとっての二次災害ともいうべき自粛ムードの影響を受けそうな気配。

飲料やビールの入荷が不安定で自粛ムードがなくても大変なのですが、震災で大損害を被った酒屋としては商売にとって辛い年になりそうです。

しょーがないから自粛ムードが緩む時のために備えて商売の勉強でもして、奇策でも考え出すべく頑張ります!(涙)

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大震災に思う

埼玉県にある酒屋も今回の大震災の被害は受けましたが、だからと言ってまったく文句は言えません。皆が無事だからです。

あまりの自然の脅威の凄まじさに驚き、そして恐れるばかり。一瞬にして命を奪われたり、身ぐるみはがされて裸で凍える外に放り出された方々のことを考えると本当に胸が痛みます。

被災者の方々には心よりお見舞いを申し上げます。

こんな大変な時に、大して役にも立たない酒屋のブログなどで、大切な電力を使って良いものかと考え一時ブログの更新を休んでおりました。また店の片付けや、米や水を探して押し寄せて来られたお客様への対応で忙しくもありました。

割れた酒瓶。

今現在でも被害を受けた福島の原子力発電所での格闘は続いております。何とか早く収まって欲しいと思います。

以前読んだ金融関係の本で「ブラックスワン」というのがありました。いくら高学歴の統計学者が確率を計算しても、実際にブラックスワン(黒鳥)はいるといった内容なのですが。千分の一の確立でも、一万分の一の確立でも、起こるものは起こるのです。この自然の脅威に対して原子力発電所がそこにあるのは、どう考えても危険な気がします。

最近新聞で個人投資家が今回の災害でFXや株式のデリバティブで大きく損失を出した記事がありましたが、原子力発電所はデリバティブ取引での、プット・オプション(売る権利)の売りに似ていると思います。値下がりのリスクを引き受ける替わりに、プレミアム料を受け取れるのですが、今回のような予期せぬ急落があると膨大な額の損失が出てしまうのです。

ここで金融取引ならオプションの売りっ放しはやめよう!と考えるのですが、原子力発電所の場合には、そう簡単には行きません。

またまた以前読んだ本の話で恐縮なのですが、「人類は地球という名の持続可能な宇宙船で旅をしているようなものだ。」「だが、その宇宙船には定員があり、現在はその定員数をオーバーしていてテクノロジーでそのオーバーキャパシティーをカバーしている」といったことが書いてありました。

人口が増えればその分資源が必要です。また世界の人々の一人あたりの資源の使用量も増加しています。そんな中、核の存在は重要です。原発はクリーンエネルギーを地球に与え、核兵器は考え方の違う国へ睨みを利かせます。しかし、一たび問題が生じると地球は持続可能な宇宙船ではなくなってしまう可能性があるのです。また、そのリスクを統計学的に予想するのは危険な気もします。

地球は人間だけのものではありません。自然の脅威も予想ができません。オプションのヘッジは出来るかも知れませんが、核への100%のヘッジはありません。

今後、東日本では復興に向けて大きく動き出すのだと思いますが、今回の酷過ぎる災害の経験を活かして将来的に核に頼らない、自然の脅威に備えた持続可能な地球をつくりだす復興になればよいなと願います。

 

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