銀座で立飲みフレンチが登場した話が新聞に掲載されておりました。
日経新聞に掲載されていた「銀座で立飲みフレンチ」の記事。
新聞によれば名店が軒を連ねる銀座で、本格的なフランス料理を立ち食い・立飲みで安く提供するお店ができて、連日の行列ができるほどのにぎわいをみせているのだそうだ。
高級レストランの元料理長が腕を振るう本格料理が他店の半額~3分の1以下という低価格で、約100種類のワインは小売り価格に999円を上乗せしただけの価格なのだとか。
秘密は薄利多売なのだそうだ。外食業界で価格に対する原価率は1~2割とされるが、この立飲みフレンチのお店では約5割。その分、立飲み・立ち食いで回転率を高めているのとのこと。
まさに生き馬の目を抜くような移り変わりをみせる飲食業界ですね。その雰囲気の良さからか、付加価値の高い感じのあったフランス料理やイタリア料理のプレミアムがはがれ落ち、付加価値のとれるレストランとして継続して行くには益々厳しい状況となって来た様子ですね。
ひと昔前の寿司業界に回転寿司が入って来た時ぐらいの衝撃があるのかも知れません。味わいが評判のお寿司屋さんと、子供に人気の回転寿司みたいに業界が2極化して行く可能性があるわけです。
酒屋としては現在の酒販業界で、ほとんど唯一の成功事例といえるのが「お得感のある立飲み」の展開ではないかと思うのです。そのことも踏まえて、ぜひぜひ機会があればその銀座の立飲みフレンチに寄らせて頂き、今後のための勉強にさせて頂きたいと考える次第。
座りっ放しで働く方が多い今、ふらっと入って気軽に飲めて、さっと帰れる立飲みスタイルは、たぶん古くて新しい現代に合った外飲みスタイルだと酒屋としては思うのです。
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
カテゴリー:お知らせ