・・・怪しくて、うさん臭さたっぷりな印象の「酒屋の投資話2016」ですが(笑)・・・マジメです!
2016年は株式もワインも、いわゆる投資の王道から外れたところが、より注目されるのではないかと感じている次第です。
日本株ではまず割安株でしょう。
業績が良くて割安に放置されている銘柄にも、いつかは日が当たるハズ。市場の大メジャープレーヤーである海外の投資家が、これに注目しないわけはないのです。
また、いわゆるアルファーを狙った割高株と割安株の裁定取引が活発になれば、割安株だってそのうちモメンタム系に引っ張られる日が来るのだと思います。
また米金利上げによる円安傾向は、日本株にとって追い風になるハズ。
日本人にとって割安株は、現金以上に大切で信頼できる存在なのかも知れません。
安定した日本に居て、通貨が急落したアルゼンチンなどの状況は理解しにくいのですが、ブラックスワンとは、気が付けばすぐそこにいるものなのかも知れない。
ワイン投資の王道といえばボルドーワイン。
しかし、ボルドーネゴシアンの大手は、またしても大幅な損失。華やかで富裕な印象とは裏腹に、その実情は厳しいようだ。
ボルドーワインバブルの影響が継続されているようで、特に若いボルドーワイン在庫は引き続き高水準にあると推測される。割安感があり評価の高い2010年ヴィンテージが注目されてはいるが、上値は重いのかも知れない。
また、バイヤーは以前のようにボルドーワインばかりではなく、他の割安感があり供給がより限られた高評価ワインに対象を広げているようだ。
ブルゴーニュの人気銘柄は、供給が細こともあり価格が高すぎて手が出しにくい。
昨年からの継続で、今年最も注目されるのがお得感のあるイタリアワインだとみられる。なかでも、ここ50年で最高の品質とされるブルネッロ2010やスーパータスカン、ピエモンテのワインなどが注目されそうだ。
また、カリフォルニアのカルトワインは高すぎて手が出せないが、オーパスワン2012は評価が高いにもかかわらずリリース価格が低かった。今後値を上げて行く可能性は高い。
「・・・・・・え~!2010年のブルネッロ持ってんの!?」なんて10年後に言われるかも知れないわけですね。
そんなことで、株もワインも2016年はよりバリューに注目されると考える次第です。
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