“酒屋の株話”の記事一覧

「酒屋の株話」Mr.マーケット様は大荒れ模様

 

 

情緒的性格のMr.マーケット様は、2015年初っ端から大荒れ模様ですね。

個人でスイスフランをショートしていた人が多いとは思えないのですが、プロの方々には無制限の市場介入をあてにして、ユーロに対してスイスフランをショートしていた方が多かったのでしょうか。

数時間で30%も上昇するとは・・・・・寝耳に水のビックリ発表・・・・・・強烈な劇場のシンドローム的ショートカバリングのラリーだったようですね。

プロにとって、今の市場環境は受難の時代に近いのかも知れません・・・・・・大変だ(汗)!

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【ヤッフーファイナンスさんの日経平均株価チャート】

そして、スイスフラン高⇒円高⇒株安となるのが情緒的なMr.マーケット様・・・・・・「まともに付き合ってられまへん!」。

でもさすがにパニック的な動きの後だけに、週の最後には戻しているようで、来週はまた上値を試す展開に戻るとみられます。

また、こんなMr・マーケット様が大荒れしているなかで、アルゴリズムを用いたトレードなどが更に状況を混乱させているのですから大変です。

株価の動きにまともに一喜一憂してたら疲れちゃってしょうがない。

個人投資家としては、Mr.マーケット様が大荒れなときに顔をのぞかせる、Mr.バリュー様を見つけてボチボチ投資するのが一番んの様ですね。

・・・・・でも上昇にも下落にも中途半端な感じで、大金が利益を求めて世界を駆け巡っている感じはするのですが、日本株市場はパッとしませんね。

業績の上振れ待ちか!?

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「酒屋の株話」バリュー投資家はロシアに注目するべきなのか

 

 

「過剰流動性の嵐が日本株市場に吹き荒れる!」と考えている酒屋のオヤジではありますが、その一方、もし自身がバリュー投資家ならば、このところたぶん世界で一番売りたたかれているロシア市場に注目するべきではないかとも考えるわけです。

経済制裁にともなう景気の悪化、原油の下落で、投資資金が一気に逃げ去ってしまった印象の市場ですね。

世界一の割安水準で、エネルギーの市況に大きな影響を受けるロシア株。原油の下落で昨年はロシア株、ルーブルともにさらに大きく下落しました。

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【ヤッフージャパンさんのロシア株ETFチャート】

昨年の12月にロシアの中央銀行が政策金利を大幅に引き上げたことによりルーブルは反発。ロシア株も反発したようだ。もちろん円建てのロシア株ETFは反発した。

政策金利が17%の水準では、大きなコストを支払いながらのルーブルのショートは持ちにくい。逆にその金利に魅力を感じてロングしようとする方は出てくるのかも知れませんが。

一方の原油市場はこの先さらに下落する可能性はあるのだと思います。

しかし、生産コスト割れの水準では多くの供給側が生産を止め、市場に対して買い手となるのがコモディティー業界の常でしょう。つまり、決して強気にはなれないが、生産コストが上昇しているとみられる昨今では、昔のような価格までは下がりにくいということだと思うのです。

この先、原油の下落を受けてロシア株も下げることはあるのだと思います。しかしルーブルが売られにくいことから、前回の安値を下回ることはないのでは、とも思えるのです。

たぶんロシア株を買うとは、ルーブル相場と原油相場の中間あたりを買うようなイメージでしょうか。両方ともに非常にボラタイユでリスクは大きい。

ロシア株が一気に上昇に転じるとは思えません。それでも割安感があり、なおかつ売り叩かれている市場は魅力的です。

もし、資金に余裕があれば、あせらずゆっくりと徐々に購入してみる。これがバリュー投資家として正解の行動ではないかと思う次第です。

 

 

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「酒屋の株話」ズブズブな原油市場からの波乱は続きそうかも

 

今週の日経平均株価は、またしてもV字の回復。

そして、またしても海外からの大量の先物売りで下げた後の回復です。もうちょっと深い下げを覚悟していたのですが、意外にあっさりとした調整だったように感じます。

・・・・・・・しかし、今回の調整の発端であった原油市場の下落って、ちょっとまだ収まってないような・・・・・・、また原油価格の下げの影響で、株価が調整するようなことが起こりそうな状況かもしれない。

また、原油の下落は日本経済にとって好影響だから、話がややこしい。

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【日本経済新聞さんの朝刊】

原油市場ってズブズブな状況だったんですね!

供給過剰にもかかわらず、サウジアラビアからのアメリカのシェールガス企業たたきのための低価格戦術。ますます供給は過剰になって行くわけです。

また、アメリカの原油先物市場での投機筋の先物買いポジションは、この急落で減少したのだが、その水準はまだまだ大きいとのこと。

・・・・・・「とてもじゃないけど原油はロングできない!」みたいな状況のようで、さらなる原油相場の下落も予想されるわけです。

原油がまた下落に転じれば、また株式市場もその影響を受けて下押しする可能性が高い。

でも、日本企業や日本経済にとっては好ましい。さらなる好業績が期待できるわけですね。

そして、原油安は物価を押し下げるため、日銀の方針にとっての逆風。日銀はさらに気合を入れて金融緩和を推し進めるとも予想できるわけです。

今後の日本株市場の値動きをイメージすれば、さらなる原油安の影響で調整を繰り返しながら、価格水準を切り上げていく感じでしょうか。

そして、過剰流動性の嵐が日本市場に吹き荒れるような気がしております。

 

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「酒屋の株話」やっぱり市場は情緒的

 

やっぱり市場は情緒的な性格です。

原油価格が下がって、米国のシェールガス業界に売り圧力が強まった。その結果、日本株も含めた金融市場全体にリスク回避の動きが強まったというのが、今回の日本株調整の説明のようです。

でも・・・・・・・・考えてみれば日本は原油を含む資源の輸入国。「原油安って日本経済にとって好ましいのでは?」って思いますよね。

もし自分がプロのヘッジファンド運用者なら、原油安に対応したオペレーションとして、輸入国の株式を買い持ちして、輸出国の株式を売り持ちしたいような気もするわけです。

・・・・・・・・・しかし、全ての市場のリアクションは値下がり。

その辺りが資本市場のミステリアスなところであり、エクスポージャーを厳しく管理された、昨今の資本市場が情緒的な由縁なのかも知れません。

・・・・・・・情緒的な反応を見せる資本市場には、個人投資家として平常心を持って見守るしか方法はなさそうです。

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【今朝の日経新聞】

ある著名な金融の専門家のブログによれば、ヘッジファンドは2015年のメインのターゲットとして、日本株買いと円売りを狙っているのだとか。そのために今、利益確定の日本株売り、円買いを行うことにより、より有利な価格での仕掛けを狙っているとのこと。

つまり、その昔ロンドンでネイサン・ロスチャイルドが行ったような方法で、より安く、より大量に買おうとしてるってことなのでしょう。

日銀の買い、年金の買い、ファンドの買い、原油の下落、個人投資家の大量売却などで過熱感なし・・・・・・・と、やっぱり情緒的な市場に、売りで対応すべきではないと思う次第です。

今日の選挙結果がターニングポイントになるのか・・・・・・・・?

たぶん、金持ちの海外の資産運用者って、この時期はクリスマスパーティばっかりで仕事どころじゃなさそうだから、本腰入れての買いは来年かな・・・・・・!

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「酒屋の株話」 底堅いが盛り上がりませんね~

 

下値では日銀の買いが入るためか、日本株は非常に底堅い印象の値動きですね。

日経新聞さんの記事によれば、日銀によるETFの買い入れで、日銀は日本株の第2位の株主に浮上しそうなのだとか。

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【日経新聞さんのスクランブル】

なんだか、「・・・・・・ちょっと強引すぎる金融相場じゃないの?」みたいな印象はあります。

それでも業績が好調な企業が多いためか、「なんだか割安感ある銘柄がまた増えたような・・・・」また、「なんでこの水準でほっとかれるんだろう・・・?」みたいな銘柄が増えたような気がしております。

そして、個人投資家からの大幅な売り越しが入っているためか、過熱感が市場から感じられない。

今度の選挙に関しては「自民300議席」の予想」も出ており、来週は12月14日の選挙に向けて、主に海外のファンドなどからバイ・ザ・ルーモア セル・ザ・ファクト系の買いが、相場を押し上げるのような可能性もあるのかも知れません。

それでも、クリスマスシーズンで海外からの取引が停滞傾向になるため、年内は大きな動きは期待しにくいようです。

「業績相場」+「金融相場」=「今のところ盛り上がりに欠ける展開だが、その分息の長い上昇相場となる」みたいな感じなのでしょうか。

日本では近年、南米やロシアのような大幅な通貨安を経験していません。だから、この急激な円安では、円資産のみを保有することのリスクを、初めて本格的に経験することになるのかも知れないと思うのです。

円高の修正局面だとしても、その円の値上がり幅を考えれば、たとえ修正といえど大きく振れる可能性はあるわけです。

この急激な円安局面では、米ドルを持つ以上に、競争力のある企業の株を保有することに、安心感があるのではないかと感じている次第です。

 

 

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