“酒屋の株話”の記事一覧

「酒屋の株話」 東芝ショックの停滞か!?

 

 

先日の急落で逆張りの買いを入れた個人投資家の方々は、この戻りでゴッソリと売って利益を確定されたようですね。

「なぜ、さらなる上値を狙わなかったのか?」・・・・日本の一流企業である東芝さんの不正会計も、売りのタイミングを早めさせたのかも知れません。

またそんな、「不正と分かっていても上司に逆らえない企業風土って、日本企業では・・・・・・」みたいな理解もあり、さらなる広がりを懸念したのかも知れませんね。

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「御社は上司の意向に逆らえない文化を持った企業風土なの?」

試しに、うちに営業とか納品に来られる企業の方に聞いてみたんですね。

「そんなのあたり前っすよ!ぼくが入社したころなんか副支店長とかが竹刀持って立ってましたからね!そんなもん逆らえないっすよ!」

「そんでもって、”チャレンジ”に近いこともやることになるんですが、度を超えてホントに”チャレンジ”しちゃうと処分されちゃうんですよねぇ~(汗)」

ってのが、酒屋のオヤジのような日本人にとって、「日本の会社っぽいな~」って思った次第。

それでも、社長が外国人になって、余計にそんな文化が強くなることもあるようで、一概に日本の文化とも言えないようなんです。

 

話はそれましたが、今回の事件を教訓として、さらに日本企業の透明性が増し、より信頼されるようになれば日本株市場にとって、また日本の社会にとっても、素晴らしいことではないかと感じた次第です。

それにしても、よくまあ三代も続けて隠してましたね。

 

 

 

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「酒屋の株話」 Ⅴ字回復

 

 

パニックアタックからの急回復で、チャート上では見事なⅤ字を描いてのリバウンドとなった日本株。

このⅤ字回復は、日本株市場の底堅さの証明と言えるかも知れません。

リバウンドとは通常、「ダイエットして10Kgやせたけど、油断したら、そこから20Kg太っちゃった!」みたいなことだと思うのですが、相場でも同じようなイメージではないでしょうか。

ブル・トレンドのなかのパニックアタックでオバーシュートした市場は、その後の反発で値上がりの勢いを増し、以前の水準よりも上昇すると推測できるのです。

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・・・・・・・それでも連休を前にしてなのか、やや重い感じ。

日本企業の役員報酬、1億円以上が400人超え。ますますブルな印象を受けますが、なかなか日本株の値上がりはにぶいような。

・・・・・ひょっとして「夏枯れ相場」ってのが始まったんでしょうかね。

たとえ夏場の閑散期にすでに突入していたとしても、「閑散に売りなし」です。

下方への進行が不発に終わった今、上方への進行は、じっくりと待つべき状況なようです。

個別の銘柄では四半期の速報待ちでしょうか。

好調な速報ながら利益確定の売りでも出れば、そこは、またまた買い場の到来なのかも知れませんね。

 

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「酒屋の株話」対岸の株暴落

 

 

売買の8割以上を個人投資家が占め、信用取引に銀行が積極的に融資している印象の中国株市場。

恐ろしいことになってるんですね。

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【日本経済新聞さんの記事】

この急落で、大半の銘柄は売買停止。売って損切りしたくても売れない。

ならばと他の銘柄を空売りでもすれば、今度は逮捕されるかも知れないというから、まるで八方塞がり。

上海株は高値から約30%の下落、値上がり幅に対しては約50%の下落で、ひとまず歯止めがかかった。

中国政府が、これ以上の株安を食い止めようとしているようだ。

・・・・・・・でも、信用取引で含み損が膨らんでいるのに、売りたくても売れない人達はどうするのか?

中国人投資家の取引の特長は、日本の投資家の逆張りスタイルと反対の、強いトレンド・フォロー傾向なのだそうだ。

つまり、下げトレンドが続いている限り、取引の8割以上を占める中国の個人投資家は大きく買いそうにない。

しばらくは、当局による値下がりの食い止めで、下げ渋る、もしくは戻す、ひょっとしたら大きく戻す、のかも知れません。

しかし、いつかは売買の停止も解除されるわけです。

近い将来、さらなる中国株のクラッシュが起きるとみるべきでしょう。

・・・・・・今回の株式担保融資の規制緩和で、さらに傷口を広げることにならなければ良いのですが。

対岸の火事ならぬ、対岸の株暴落は、もちろん次回もまた日本株に影響を与えるのでしょう。

今回の下げで狙った銘柄が買えなかったとしても、まだ先に購入のチャンスはめぐって来るということか。

対岸の株暴落は、逆張り傾向の強い日本の投資家に買い場を与えてくれている印象です。

 

 

 

 

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「ノン・アルコール・ワイン」天気は雨、株式市場のドシャ降りはテンキ!?

 

 

株式市場はドシャ降りだ!

落ちてきたナイフは、今日あたりにコツンと床に刺さりそな気はするのですが、それにしても激しい落ち方です。

逆張りの買いを入れるにしても、やっぱり「落ちてきたナイフなつかむな」で、しばらく様子を見た方が良いんでしょうか。

それでも、アゲンスト・プット・オプションとか、レバレッジを効かせたETFの売りとかも加わってのパニック的な売りでは、上方への戻りも速いかも知れないと思うから難しい。

 

そんな時には、一日ぐらい酒抜いてジックリ方針を考えるのが得策でしょう。

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本格ノン・アルコール・ワインの元祖【カール・ユング メルロー】 (0.5%未満のアルコール分を含みます)

本物の赤ワインからアルコール分だけを取り除いた、本格的な辛口ノン・アルコール・ワインです。

 

「たぶん今、Mr.バリュー様は日本株市場にご降臨された!」

・・・・・・・・酒なんか飲んでられない!

上海株は高値から約30%の下落、値上がり幅に対しては約50%の下落。上方にも、下方にもオーバーシュートしたとも推測できる変動幅でしょう。

落ちてきたナイフに手を出さなければ、Mr.バリュー様は姿を消してしまうかも知れない。

・・・・・・・・今晩はノン・アルコール・ワインでも飲りながらジックリと考えますか。

 

 

 

 

 

 

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「酒屋の株話」パニックアタックの後は・・・・・

 

 

ブル相場の中でのギリシャ問題などによる株価の急落をパニックアタックと呼ぶのだそうだが、そんなパニックアタック後の不安解消で株価は上昇する、と著名エコノミストの方はみていると。

信用リスクを取引するCDS市場も比較的落ち着いているとのことで、ギリシャ問題による金融危機は起こりそうもない、というのが市場のコンセンサスのようだ。

また、ユーロも買戻しが入っているようで上昇している。金融投機家にとって、ギリシャ問題はもう過ぎ去ったファクターといったところだろうか。

また、日本株市場では、今回のパニックアタックで信用の売り残が増加しているとのことで、さらに「強いファンダメンタルズに、弱いセンチメント」の印象を強めている感じだ。

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強いファンダメンタルズ、さらに下値には買いが待っていて相場を支える状況。

そこにパニックアタックや、信用売りの増加・・・・・・次に来るのは、パニックアタック後の不安解消の買い、信用売りの買戻し、値段が下がったことによる押し目買い、などでしょうか。

つまりパニックアタックのような状況は、ブル相場にとっての「こやし」とか「燃料」と呼ばれるような状況をつくり出しているイメージなのでしょう。

これが、急騰しているブル相場に空売りを仕掛けるような場合には、「火にガソリンを注ぎ入れるようなもの」と呼ばれたりもするわけです。

そんなことで、弱気の反応が一気に出た後は、「潮目が変わったで~」みたいな状況が、そろそろ出てきても良さそうな気がする次第です。

 

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