“酒屋の株話”の記事一覧

「酒屋の株話」バリュー株の覚醒

 

 

「カジノはいずれなくなり、ギャンブラーも家に帰る」・・・債券王の警告なのだそうです。

膨れ上がった債務は、金利上昇局面に入ったということなのか?

だとしたら誰かが最終的にババを引くことになるのか?

単純に国債が売られ、株式への資金移動が起こるということなのか?

グローバルマクロは国債を大きくショートしてくるのか?

金利の上昇と株価の上昇は、通常では同じ方向に動く傾向があるのだと思います。

金融緩和による過剰流動性がつくり出したとも言える、これまでの金融相場に金利の上昇はなかった。今後、株価が上昇するとすれば、業績相場ということになるのか?また、株価が下がれば金融相場の終わりなのか?

・・・・・個人投資家にマクロの行方を占うのは難しい。もちろん酒屋のオヤジあたりには難し過ぎます。

2015121511480000.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

市場も混乱しているようですね。

8月9月の大幅変動の余震としては、金曜日の上下への変動は激し過ぎた。

地震の発生と同じように、市場の変動率もかたまって大きくなることはよく知られた話ですが、市場は混乱のなかでまた変動幅を広げて行きそうな雲行きです。

原油安、オイルマネーの売りによるアンダープレッシャーはあるようです。

それでも、割安感ある日本株はより選別されて、金利の影響を受けにくく、業績に安心感のある銘柄に資金が流れやすい状況に傾いているのではないかと感じます。

また、いわゆるアルファーを狙った割高株売り/割安株買いのオペレーションも活発になって来ている印象があります。

選別されるであろう日本株には、8月9月の大幅調整の反動といえる動きがあるのではないかと考える次第です。

バリュー株の覚醒でしょうか。

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「酒屋の株話」株しかないでしょう!

 

 

上に行きそうで行かない。それでも下値は限定的に見える。

企業業績は堅調だが、原油価格の下落などが上値を重くしている感じか。

それでも、なにが起こるのか分からない原油市場で、40ドルを割り込み、さらに30ドルも・・・・とは考えにくいようだ。

原油下落ショックや米利上げあたりを乗り越えれば、やっと日本企業の業績が反映された株式市場となるということなのか。

それでも、街場の酒屋などにはよく分かるのですが、日本企業の業績が良いからといって、街場の景況感の回復までには至らない。

だから市場心理は、今後もまったくの強気には傾きにくいということでしょう。

つまり上昇相場にあって、今の状況は健全であるともいえるのだと思います。

2015120907190000.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

今後の日本株の展開を想像すれば、「12月の終わりぐらいから上昇し始めて1月は上昇、2月に再び調整の値下がりが入り、3月~4月向けて本格上昇」みたいなイメージか。

ボーナスの一部を株式投資に向ける人は少なくないでしょう。

また、これ以上海外の投資家から大幅に売られることも考えにくい。

保有銘柄の入れ替え以外、特にすることのない市場環境のようですが、この息が長いとみられる上昇相場に置いて行かれないよう、粘り強く張り付いてるしかなさそうですね。

「株しかないでしょう!」と考えるなら、つまんないけど頑張りましょうかね。

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「酒屋の株話」下降トレンド22年の重み

 

 

1989年12月末をピークに22年続いた日本株の下降トレンドは、市場心理をひどく悲観的にしたのかも知れません。

22年も冬が続けば、突然に春が来て次は夏だと言われても、にわかには信じられないような市場心理ってとこでしょうか。

上に行きそうで行かない、かといって下がれば買いが入る状況は、22年続いた下降トレンドがもたらす市場心理の表れと言えるのでしょう。

そしてその22年分の雪どけには、まだまだ時間がかかりそうです。

通常、相場がピークを付けるには過熱感がともないます。

この当分の間過熱しそうにない市場心理は、今後の長い上昇トレンドの継続を示唆しているといえるのかも知れません。

2015120510500000.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

海外勢が中小の銘柄にシフトしたり、日経平均よりもTOPIXを購入している。

まったくもって頼もしい動きではないでしょうか。

今まであまり活躍できなかったとみられる、割高株を売って割安株を買うような、いわゆるアルファーを狙うヘッジ・ファンドの動きが活発になれば、割安のまま放置されていたような銘柄も遂に浮上してくる可能性がるということなのでしょう。

もちろん個人投資家に、ヘッジ・ファンドと同じような手法は難しい。

それでも割安感のある中小銘柄の動きが活発になるのであれば、個人投資家は素直に割安感のある銘柄を購入すれば良いわけですね。

日本株市場の春は22年分の降り積もった雪を、徐々にではありますが解かして行くのだと思います。それでも夏を迎えるのはまだまだ先のことの様です。

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「酒屋の株話」バリュー投資の罠ってやつか!?

 

 

動かない・・・「あれ!?オレ、ひょっとしてバリュー投資の罠とかってのにハマってる?(汗)」

割安株ばかり探している方々がたぶん一番気にしていることでしょう。割安株を買ったはいいが・・・・・・動かない(汗)!

日経平均が2万円超えようが、まったく関係ないような株。自らすすんでハマりに行ったバリュー株トラップだ。

2015112410450000.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

バリュー投資とは言っても、実際に行動に出るには、いわゆるモメンタム投資でのテクニカル分析でもファンダメンタル分析でも使って、いわゆるバリュー投資の罠を避けるような買いのタイミングを計らなければならないのでしょう。

また、もしうまくいってバリュー株からモメンタム株へと変化すれば、今度は売りのタイミングの見極めが必要だ。

海外のファンドは日本株買いのポジションを大幅に減少させながら、激しく下値を叩いた後、今度は再び日本株を買っている。

でも、自分の保有銘柄といえば、少しは上がってるけど、おいてきぼり食ってる感じ(汗)。

たぶんぼくらのスタイルの教祖様はウォーレン・バフェットさんなのだ。

株価が急落して、あっちも買い、こっちも買いの「水虫相場」状態で購入したら、「これこそが教祖様のやり方なのだ!」と強く念じて、ひたすら、ひたすら、ずぅ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っと待つ。

それしかない。

でも・・・・自身の加齢との追いかけっこみたいな気もしたりする。

また、そうしているうちには他の銘柄へ目移りもする。

負けないように勝ち続けたいと思えば、それは辛抱強く、ホントに辛抱強く、こんな煮え切らないような状況に耐えることなのか!

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「酒屋の株話」年末に向けて過熱か!?

 

 

日本株市場のメジャープレイヤーである海外投資家の買いは継続しているようですね。日本株市場は堅調ではあるが、同時に頭の重い印象もある。

今朝の日経新聞に掲載されていましたが、東京市場の信用買い残は3年前の3倍にも膨れ上がっているとのこと。

足の速い信用で買っている投資家が、海外投資家の買いにキャップしている感じでしょうか。

2015112110550000.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

【日本経済新聞より】

信用取引を行う投資家の中にはかなりの強者もおられるようで、レバレッジを高く設定してあるETFをさらに信用で買うような、かなり刺激的な取引をされる方も少なくないらしく・・・・・・「そりゃあ、回転速くするでしょ!」みたいな状況なのかも知れない。

「めっぱりやでぇ~」みたいな、小説で戦前とかの相場用語に出て来そうな張り方だ!

また、レバレッジを高く設定したブル・ファンドを信用で空売りしたり、ベアー・ファンドを空売りしたりと、相当に複雑な取引。これに先物とかオプションとかも絡ませているのかな・・・・・???

それでも、あんなに冷え込んでいた市場のセンチメントが、徐々に徐々にではありますが、熱を帯びて来ている印象です。

短期の逆バブル(下方向)を経験した後、今度は短期のバブル(上方向)を試すのか・・・・・年末に向けてやや過熱しそうな気配を感じている次第です。

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

ページ
トップ