円安、原油高、業績予想の上方修正・・・・・日本株にとって下がりにくい状況だ。
日米の金利差による円安/ドル高が日本株を持ち上げたともいえるが、実際に買ったのはやっぱり海外勢。
東証の投資部門別売買動向には、海外投資家が大きく買い、個人が大きく売ったとのハッキリとした傾向が示された。
これは昨年から今年の始めにかけての急落時とはまったく反対の傾向。大きく日本株を売り越した海外勢が、遂に日本株に対して買い越してきたのである。
そしてこの傾向はまだ始まったばかり。
今や日本株のメジャープレーヤーである海外の投資家が買いで相場を動かせば、もちろん日本の機関投資家も追随するとみられる。
また、もうひとつの傾向として、季節要因なのか値上がりによる含み益が出ている銘柄が売られている。業績の拡大が予想できる成長株が売られているのだ。
もしこれが季節要因なら、今月はそんな銘柄に注目しても面白そうだ。
日経平均株価のこの強気相場のとりあえずの上値を予想をするなら、かなり客観的に株価チャートを見ても前回の高値である21000円レベルが目標となる。
たぶんその頃には、「あれ、なんで日本株は売られてたんだっけ!?」みたいなセンチメントに変化しているのではないか。
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