“酒屋の株話”の記事一覧

「酒屋の株話」この地政学リスクはまた買い場なのか

 

 

またしても北朝鮮を巡る地政学リスクだ。

ここ数年で経験した地政学リスクは、結果として日本株の絶好の買い場となった。

そして今回、今までとは違うのか・・・・?

 

 

 

 

 

 

・・・・・調整の規模こそ違うのかも知れないが、たぶん今回も同じではないか。言い換えれは、今回もまた日本株の絶好の買い場になると思う。

日経平均株価のレンジ内での値動きに賭け、ボラティリティを低下させていたオプションの売りが、この地政学リスクに過剰に反応したようにみえる。

おそらく、売られ過ぎであったであろうプット・オプションの、アゲンストの先物売りがパニック的に出て、この下げを主導したのではないか。

不完全な事態の認識と、それにともなう過剰なリスク回避の動き、トレンドに追随する投機的な売買・・・・・とてもじゃないが一緒になって売る気にはなれない。

それでも、さらなる円高や海外市場の下げに日本株市場が追随する可能性もまだある。しかし、この下げが一過性だと思えば、素晴らしい買い場が目の前に差し出された、もしくは差し出されつつあるということではないか。

マクロを予想するのはプロでも難しそうだ。ならば、自身でこんなものだろうと納得できるバリューが買いなのだと思う。

また、価格が下がったのだから、逆張り傾向の強い個人の逆襲もありそうだ。

そして、このお盆の閑散とした市場で、いわゆるサマーラリーが見られる、と期待したい。

 

 

 

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「酒屋の株話」空売りのゲリラ戦か

 

 

市場のコンデションをたくみに利用した、投機筋による短期での空売り。ゲリラ戦の様相ではないか。

 

 

 

 

 

 

 

夏場の株式市場が下方向にゆさぶられているように見える。

上でも下でも相場が動く方にゆさぶり、偏った短期投機筋の反転しやすいポジションの反対売買を誘う。もしくは新規の売買を誘う。

狩猟的ディーリングの常套手段だろう。そして弱い投機ポジションは狩り獲られる。

おもに中小型株で注目されている銘柄が狙われるようで、株価が割高だろうが、割安だろうがまるでお構いなし。

株価形成における歪みでありノイズだ。トレンドを変えるには至らないとみるべきだろう。

また、好業績の銘柄を投機筋が徹底的にたたいて来るとは考えにくい。

夏場の薄い取引のなかでゆさぶりをかけ、適当なところで仕切る。そして短期での利益を得る、言わばゲリラ戦だ。

結果として市場に恐怖心を与えるが、投資家として、けして刀も鎧もかなぐり捨てて一目散に逃げ出すような状況ではない。

短期の投機的思惑により形成された価格は、その後に必ず再帰的な動きになると考える。

 

夏場に「胆力を鍛えさせてもらっている」ぐらいに考えるのが丁度よいのかも知れない。

もうすでに日本株市場の参加者の胆力は十分に強いのかも知れないのだが・・・・・。

 

 

 

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「酒屋の株話」そして上値は軽くなるのか

 

 

・・・・・・・・・・動きそうで動かない。

第一四半期の決算発表が起爆剤となれば良いのだが。

 

 

 

 

 

 

(ステップのカベルネ・ソーヴィニョン)

 

上がれば売られ、下がれば買われ・・・・結局のところ、日経平均株価がこのレンジ内での動きから抜け出すには、売り方と買い方で、どちらの玉が早く尽きてしまうのか・・・・・と言うことなのかも知れない。

2万円の大台を超えると利益確定の売りが膨らむとのことで、個人の売り越しは5週連続となった。またボラティリティも歴史的な低水準にあるようで、オプションも売られていると推測される。

いずれ売り方の玉が尽きて20200~20300円あたりのレジスタンスを破ることになり、その後の上値トライは上値が軽い、と買い方に都合よく考えればそうイメージできる。

また、低水準のプレミアムなら、値動きとボラティリティの両方を張ることになるコール・オプションを買い続けても、報われる日がそう遠くない間に訪れるように思う。

もちろん成長銘柄を追いかけたいと考えている者としては、今は現物の個別株を中長期で持つ意外に関心はないのだが。

このうんざりするような夏の、うんざりするように続いているサマーホリデー相場とも呼べるようなレンジ相場が、四半期の決算で終止符を打つことになることを願う。

そしてさらなる業績相場が始まると期待したいのだが・・・・・・・・・・。

 

 

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「酒屋の株話」一強多弱の時代の商売

 

 

酒屋を含む小売業とは、人間が経済生活を営むうえで欠かすことの出来ない業態であり、ほとんど世界最古の商売のひとつ。そして今の時代でも魅力的な商売だ。

ただし、その商売の方法による。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、20年前に小売業を始めたとして、どのような方法がもっとも効率的だったのか。

たぶん、それはほとんど間違いなくアマゾンに投資することではなかったか。

たとえば1千万円で小売業を始めて20年後に純資産で50億円になるようなことは、アマゾンのような業界の一強に投資するか、自身の商売を上場させる以外には、ほとんど不可能だ。

世の中のテクノロジーやサービスが進化して行くにしたがって、ビジネスの世界における一強多弱の傾向は強くなると想像できる。ビジネスの世界はまさに戦国時代の様相を強めているのだ。

だれが、どの分野で、どの方法で天下を取るのか。

もし、自身が徳川家康でなければ、将来の徳川家康になる可能性のある会社に投資する他に方法はないのかも知れない。

もちろん、正しく徳川方にくみすることは簡単なことではないのだが。

それでも、一強になりそうなところにくみしなければ、多弱になるだけだ。

経験したことのないようなカネ余りのこの時代。最も効率的な商売のひとつの方法は、一強になりそうなところに株式市場を通じて投資することではないか。

予想以上の成果が得られる可能性があると思う。

 

 

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「酒屋の株話」バリュー銘柄の出番か

 

 

今まで堅調に推移してきた成長銘柄が調整している。それでも、下がれば買いが入る。

おそらく日柄調整とかコンソリデーションと呼ばれるような期間に入ったのだろう。

 

 

 

 

 

 

買いと売りが拮抗した状態で、相場が上昇すれば売られ、相場が下がれば買われ、そんな状況で日数だけが経過する状況だ。

売りたい人に、売りたいだけ売らせなければ上には行かない、と言うようなことなのかも知れない。

また、夏枯れ相場とも呼べるのかも知れない。夏本番で市場参加者が減ったり、取引が消極的になっている可能性はある。

日経平均は見た目に堅調と呼べるのかも知れない。

相変わらず5月から続いているレンジ内の値動きに留まっているが、いよいよ値動きの上下の幅は縮小してきており、値動きのエネルギーが凝縮されていると見えなくもない。

そろそろ動き出しても良さそうなものだと思う。

これまで堅調に推移してきた成長銘柄が調整していることを考えれば、今度はバリュー銘柄が主導して日経平均株価を持ち上げるようなことになる、とも想像できる。

日本以外の国の金融政策で日本円が売られるようなことになれば、日本株の特にバリュー銘柄は買いだろう。

個人的には、この日柄調整やコンソリデーションと呼ばれる期間を乗り切って、成長銘柄を追いかけたいと思うのだが。

いづれにしてもジックリ付き合うスタイルで挑むのが賢明のようだ。

 

 

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