ワインを勉強し始めたころ
印象的なワインの一つが
今日ご紹介する
「シャトー・ヌフ・デュ・パフ」。
ワインって
美味しいだけでなくて
その背景を知るのが
楽しいなあと思ったワインです。
すでに ご存じの方も多いかと
思いますが
フランス ローヌ地方のAOCワインです。
「パフ」というのは 「教皇」の意味なんですが
名前からも想像できますが
とても歴史があるワインなんです。
「シャトー・ヌフ・デュ・パフ」で
「教皇の新城」という意味。
フランスでは
略して
「シャトー・ヌフ」と呼ばれているそう。
14世紀にローマ法王庁が
ローヌ地方のアヴィニョンに移転したことに
ワインの名前が由来しています。
赤も白 も 造られる AOCシャトー・ヌフ・デュ・パフですが
圧倒的に赤ワインが有名です。
グルナッシュを主体とするブレンドですが
合計13種類の葡萄のブレンドが認められています。
黒い果実を煮詰めたような凝縮した果実味と
濃厚さで ワインの王様の風格があるワインです。
一般的に 価格が高い
シャトー・ヌフ・デュ・パフですが
今回
ご紹介するのは
お買い得価格の シャトー・ヌフ です。
シャトー・ファーゲロール
シャトー・ヌフ・デュ・パフ 2017
その歴史が 14世紀まで遡れる
最古の地所の一つです。
2017年ヴィンテージは
ワイン評論誌ワインアドヴォケイトで90点
そして
価格は 普段の食事にも合わせられそうな
3000円台の価格と
超お買い得です。
まろやかな口あたりで
凝縮したブラックベリーやカシスに
ブラックペッパーや甘草などのスパイス
丸みを帯びたしっかりとしたタンニン
しつこ過ぎず エレガントにまとまった
満足感ある赤ワインです。
そして
今まさに 飲み頃です。
今回は マグロのカマの煮つけに
合わせてみました!
マグロのしっかりとした脂と
甘く香ばしい味付けの風味が
シャトー・ヌフ・デュ・パフに
ぴったり!
おススメのペアリングです。