専門誌「ザ・ドリンクス・ビジネス」によれば、米国での地ビール市場が盛り上がっているようだ。
米国醸造協会によれば、現在米国のビール醸造所は2126あるのだそうで、昨年の6月と比べ350増加したとのこと。1887年からの125年間では最も多い水準なのだそうだ。
さらに1252の醸造所設立が計画中なのだそうで、725年前と比べられる水準にまで達するのだとか。
米国では小規模で独立系の地ビールの業績好調が続いており、2012年上半期では売上高14%増、販売量12%増となったとのこと。一方、全体的な米国のビールの売上高は、わずか1%の増加で、今年がうるう年で1日多かったためなのだとか。
米国醸造協会の会長によれば、歴史の中で醸造所が米国で一番多かったのは1873年で、かたまった場所に4000存在したのだそうだ。
米国市場では、ほとんどの地ビールメーカーが引き続き堅調に成長すると見られており、それにともない生産、販売、醸造の規模、雇用とそれぞれ堅調な伸びが予想され、現在の中小企業にとっては喜ばしい環境とみられているようだ。
小規模地ビールメーカーは現在の米国人の多様化したビールの好みに対応しており、インディアン・ペール・エールやベルギー風のビールなど特殊なビールスタイルが急成長しているとのこと。
酒倶楽部ステップに来店される米国出身のお客様の話では、小規模ビールメーカーをマイクロ・ブルーアリーと呼び、本業のかたわら趣味感覚でビール造りを行っている人も米国には多いのだとか。
その中にはいわゆる安ものから、こだわり系まで様々あって、いわゆる安もの系では、水みたいな値段でガブガブ飲めるらしい。
嗜好の多様化は日本だけではなく、世界的な流れの様ですね。
アメリカの小売り店のビール担当者も大変そうだわ!(汗)
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