この急落では、日本株市場における海外投資家の売買シェアが75%を超えた。
しかも、そのほとんどが短期の売買だったというから、日本株市場は海外投機家のバクチ場と化したといえるだろう。
また、運用会社の中には、この下げでキャッシュの割合を90%まで高めたところのもあるというから、この下げでいかに参加者心理が悲観に傾いたかがわかる。
<日本経済新聞さんの記事>
結果として、海外投機筋の動きは総じて短期のトレンドフォローだったようだ。
チキンレースのごとく競って下値を叩き市場はオーバーシュート。その後は早い者勝ちでのショートカバーによる急上昇。
目先の動きとしては、日本株のほとんどの銘柄でオーバーシュートからの反動の上昇が続きそうだ。もちろん海外投機家が主導して。
その後には、やっぱり業績に注目されるのだと思う。
世の中の変化に対応した、強みのあるビジネスモデルを有していて、さらに成長できる可能性のある企業だ。
しかし、それでも我々個人投資家にとっては「情報の不完全性」は存在する。
割安感があり、強い財務体質も持つ企業。さらには値動きのテクニカル面や市場のトレンドにも注目する必要がある。
マクロ経済の変化や、日本株市場でのメージャープレイヤーである海外投機家の動きを予想するのは難しい。
ならば、この割安感の増した市場の変化に対応し、株式投資の王道を進むべきだと思う。
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