“2016年”の記事一覧

「ブルゴーニュワイン」プロ向け試飲セミナー

 

 

「ブルゴーニュワイン」プロ向け試飲セミナーに参加させていただきました。

高級ワインとして知られるブルゴーニュワインですが、「実はブルゴーニュのワインはお得なんです!」ということで、興味深いセミナーです。

ブルゴーニュワインの価格は二極化しているが、ブルゴーニュの多様性のあるアペラシオンや、もっと細かいクリマを理解すれば、低価格であっても有名高額ワインに負けないようなワインがあると。

そんなことで、この試飲セミナーのワインは小売り価格で2千円~6千円あたりと推測される、ブルゴーニュワインとしてはお手軽なワイン。

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ブルゴーニュワイン価格の値上がりにより、どうしても最近ではブルゴーニュワインに対する割高感は否めません。

それでも、なぜ人々がブルゴーニュワインに注目するのかといえば、たぶん他の産地にない気候風土による微妙な違いの個性があるからだと思うのです。

スポーツ、芸術、音楽、デザイン、味わいと、微妙な違いが価値となるのは周知の事実ですね。

「プティ・シャブリ」の試飲では、講師のソムリエさんが「シャブリほど奥深いワインはない」と語っておられました。

シャブリはやっぱりシャブリの味わいで、他の産地にはない味わいです。それに加えて細かいクリマの違いにより、確かに奥深いものがありそうです。

また、あまり高級なイメージを持たれない白ワインのマコンですが、「マコン産のワインは本当にお客様に驚かれる!」とのことで、ブルゴーニュでも南に位置する分、厚みがあり、ふくよかさのある味わいに驚く方が多いとのこと。

赤ワインでも、コート・ド・ボーヌの「オーセイ・デュレス」あたりは、かなりの上質さを感じました。もちろん価格もそれなりの水準だと思うのですが、それでもブルゴーニュでは割安感があるのだと思います。

ブルゴーニュとは、すべての産地が二つの丘の谷間にあり、強い風が通り抜け、その昔に川が流れて堆積した場所なのだとか。

だからそのワインの味わいは、地下深くの層からミネラル分などをブドウの根が吸い上げ、味わいのベースをつくっているとも想像されるわけです。

ワインの味わいだって、原油や鉱石と同じ限りある地球の資源なのかも知れないのです。

ブルゴーニュのアペラシオンやクリマの微妙な違いを楽しむとは、かなり贅沢に地球の歴史を味わっているようなものなのかも知れないと思った次第です。

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「Chモンフォーコン バロン・ルイ」上質ローヌは通好みの赤ワイン

 

 

非常に評価の高いコート・デュ・ローヌの造り手シャトー・モンフォーコン。そのワイナリーを代表するフラッグシップともいえるワインのご紹介です。

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【シャトー ド モンフォーコン バロン ルイ 2010 ACリラック】

ブドウ品種:グルナッシュ55%、シラー15%、サンソー15%、カリニャン10%、ムールヴェードル5%

ブレンドの魔術師と呼ばれるモンフォーコンによる、複雑なアロマに深みのあるリッチな味わいのワイン。

祖先の名を冠した入魂の一品です。

2010年ヴィンテージはワインアドヴォケイト 90ポイント。

ローヌワインの穏やかな口当たりと、そのやさしさのあるバランスの良さ、深みのある余韻は、たぶん通好みの赤ワインと呼べるのかも知れません。

合う料理の幅も広いのだと思います。

しかも、その品質の割にお得感のある価格。

毎年数々の栄誉を受ける、上質なローヌワインは如何でしょうか?

 

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「キャンティ・クラシコ」厚みがありながらエレガント

 

 

トラディショナル派とモダン派が入り混じり、エレガント系から濃厚系まで、様々なスタイルを持つキャンティは、たぶんソムリエさん泣かせの生産地のひとつなのかも知れません。

なかには「これキャンティなの!?」みたいなパワフル系があったりするんですね。

そんな中にあって、味わいに厚みがありながらもエレガントさのある、バランスに優れたキャンティ・クラシコをご紹介します。

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【ファットリア カルピネータ フォンタルピーノ DOCGキャンティ クラシコ】

造り手はイタリア屈指の女性ワインメーカー。

エレガントさが一貫した彼女のスタイルなのです。

2009年から畑の90%はビオロジック認証(ICEA)を受けています。

この「キャンティ・クラシコ」のワンランク上のワインである「キャンティ・クラシコ・リゼルバ2011」(熟成年数が長い)は、サクラアワード2015にて「女性ワインメーカー賞」と「ダイヤモンドトロフィー」をダブルで受賞しました。

厚みや旨みを感じながらも、どこかにクリアな魅力を秘めたキメ細やかなタンニンが印象的なワイン。

イタリア屈指といわれる、女性ワインメーカーならではの繊細なタッチを感じるワインだと思います。

芳醇さとエレガントさを兼ね備えたキャンティ・クラシコは如何でしょうか?

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「おでん」と「赤ゆずこしょう」と「アロマティックな白ワイン」

 

 

「おでん」に「ワイン」を合わせようと思えば、けっこう悩んでしまうかも知れません。

しかし、もしその「おでん」に香り高い柚子胡椒をつけるなら、話は違ってくるようです。

実は昨日の夕食は「おでん」。

その「おでん」に、たまたま家にあった「赤ゆずこしょう」をつけて、ソーヴィニョン・ブランやヴィオニエを使った香り高い白ワインのアテにしたら、これがまあよく合う。

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【サンコム リトル・ジェームス バスケット・プレス ホワイト NV】750ml 南フランス白ワイン

ローヌの有名生産者が造るノンヴィンテージの旨安ワイン。

爽快なフレッシュさと凝縮感、華やかなアロマと心地よいビターな味わい。

料理とワインの相性がよい条件のひとつに ”同じようなタイプの味わい” というのがあります。

まさに、このアロマティックな「ゆずこしょう」と、ソーヴィニョン・ブランやヴィオニエを使った白ワインの関係ではないでしょうか。

熟した柑橘系の香りのある、赤のゆずこしょう(完熟柚子+赤唐辛子)だったこともその理由のひとつかも知れません。

熟した柑橘系と、熟した白ブドウの関係です・・・・ミックスジュースにすれば美味しいでしょう!

 

もうしばらく鍋料理やおでんの季節は続きそうです。

もし「ゆずこしょう」や「赤ゆずこしょう」をつけて食べるなら、アロマティックな白ワインを合わせてみては如何でしょうか?

 

 

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「ザルデット プロセッコ」ひな祭りマリアージュ

 

 

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販売量がシャンパーニュを超え、世界的に大人気のイタリア・スパークリングワイン「プロセッコ」のトップ・ブランドとも呼べるワインのご紹介です。

そのフレッシュで軽やかさのあるアロマティックな風味は、ひな祭りの「ちらし寿司」との相性もバツグンでしょう。

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【ザルデット プロセッコ・トレヴィーノ エクストラ・ドライ と ブリュット】

「エクストラ・ドライ」と「ブリュット」の違いは残糖量のみ。両方ともグレラ100%の同じ畑のブドウを使っております。

エクストラ・ドライの残糖量16g/l に対しブリュットは12g/lと僅かな残糖の違いですが、グレラは僅かな残糖の違いで色々なアロマ引き出せるブドウ品種であり、プロセッコにとって決定的な要素なのです。

「エクストラ・ドライ」は繊細で、りんごを思わせるフレッシュな香りとともに、パイナップルやバナナの要素も隠れている、すこしだけ甘みをもったマイルドな味わい。

「ブリュット」は、レモンイエローで洗練された泡立ち。白い花やアプリコット、ハーブの香り。みずみずしくクリーンな余韻があり、もう一杯飲みたくなる飽きの来ない味わい。ミシュランの星付きレストランなどでオンリストされております。

 

このザルデットのプロセッコの良さに最初に気づいたのは、イタリアで最も偉大なシェフであるマルケージでした。現在でもマルケージのプライヴェートラベルを手がけているとのこと。

ひな祭りのご馳走にザルデットのプロセッコを合わせてみては如何でしょうか?

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

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