“2016年”の記事一覧

「黒ホッピー」ながっちりな酔い心地

 

 

酒類の専門家の方々でも、酒の「酔い心地」に関して語られる方はおられないようです。

アルコールを飲むのですから、その「酔い心地」は味わいと同じように、重要なファクターなのかも知れません。

 

先日、新橋にある海鮮系酒場の繁盛店にお邪魔しました。

流石は激戦区の新橋、アテのクオリティが高く、またお得感もあります。まったくもってオジサンには嬉しい場所と言えるかも知れません。

・・・・でも、うっかり酔いつぶれると、ミニスカートをはいたお姉さん方に、知らないうちに連れ去られて、高級ブランデー(?)を飲むことになるらしいからオトロシイ(汗)。

「とりあえず黒ホッピーセット」を注文。

黒ホッピー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正直、酒屋のオヤジにとって白ホッピーは、ややツウ過ぎる感じ。

黒の方がより味わいがしっかりしているため、ビールの味わいになれている者としては馴染みやすい。

いわゆる「そと」1本に対して「なか」は2杯ぐらいがイイ感じでしょうか。

築地直送のお刺身や魚介料理をアテに、なんとも「ながっちり」なことになってしまいました。アテがお得でおいしいこともあるのですが、黒ホッピーの酔い心地が、なんとも重くのしかかってこない感じで酔い心地がイイのです。

ビールのそれとは、随分と違うような気がするんですね。

結局、その「ながっちり」では、最初から最後まで黒ホッピー。「なか」だの「そと」だのと店員さんを忙しくさせちゃいまいした。

また、美味しいお刺身も素晴らしかったのですが、合うとか合わないという話になれば、黒ホッピーにムール貝の酒蒸しは、なかなかのものであったと思った次第です。

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黒ホッピーで、ながっちり飲みは如何でしょうか?

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お花見

 

 

蕨市の桜の名所でもある公園でお花見です。

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あいにくの曇り空でやや肌寒かったためか、お花見をされている方はそれほど多くありません。

さらに今どきは、「大酒飲んで大騒ぎしている人なんていない!」。

最近のお花見のトレンドって、本来あるべき姿かも知れませんが、非常に健全なスタイルなのかも知れませんね。

春休みの平日の昼間という時間帯もあり、子連れのご家族、ママさん方、学生さんが多い。

また、蕨市ですから、中国人、クルド人、東南アジア人の方々もおられました。

中国人の方々は、一人っ子政策を象徴しているかのよう。パパはカメラマン、ママはスタイリスト、娘さんはモデルみたいな印象で、娘さんのモデルとしての立ち振る舞いもなかなかのものです。

クルド人の方々は、まるで昭和の日本の家族でも見ているようなキッチリとしたお花見。もちろんアルコールはなし。

東南アジア系とみられる方々は、とにかく満開の桜が気に入ったようで写真を撮りまくっておりました。

若い人々はTシャツ姿で楽しんでおりました。

酒屋のオヤジに限ってはそんな若い人達の様子を見つつ、ひとりエスキモーのような格好して、ひたすら飲みながらの読書。

それでも、なかなかのお花見だったと思います。

 

今日はホントにお花見日和ですね。

天気予報では、これが今年最後のお花見日和になりそうだと伝えております。

今日のお花見に、特にママさん方におススメしたいワインです。

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【カヴィッキオーリ・ランブルスコ・ビアンコ・ドルチェ】(イタリア) AL7.5%  750ml  微発泡の爽やかな甘口白ワイン

 

 

 

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「ブルゴーニュ」コート・ドール北と南の価格差

 

 

酒類専門の情報サイト「ザ・ドリンク・ビジネス」で、ブルゴーニュのコート・ド・ボーヌ地区にあるヴォルネイ村の老舗ドメーヌ、マルキ・ダンジェルヴィーユの現当主であるギヨーム・ダンジェルヴィーユ氏の主張を掲載しておりました。

ダンジェルヴィーユ氏曰く、「コート・ド・ボーヌ」と「コート・ド・ニュイ」のワインの価格差は、ばかばかしいほどにかけ離れていると。

もちろん値段が高いのは有名ブランドの多い「コート・ド・ニュイ」で、安い方は「コート・ド・ボーヌ」。

この主張に納得する方は少なくないと思います。お得なブルゴーニュのワインリストでも見れば、それはほとんど「コート・ド・ボーヌ」のワインなのですから。

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シャンボール・ミュジニーと同じく、優雅で女性的なワインの産地として知られるヴォルネイですが、「コート・ド・ニュイ」のワインと比べれば2~3倍の価格差があるのだそうです。

もちろん「コート・ド・ニュイ」の有名生産地、ヴォーヌ・ロマネ、ジュヴレ・シャンベルタン、などの有名ブランドワインでは、価格差が2~3倍どころではないことは周知の事実なのですが。

「オレの絵はゴッホのひまわりより上手なのに、なぜ60億円で売れない?」みたいな話かも知れません。

マーケティング力の違い、ブランド力の違い、グランクリュ銘柄の数の違いなどが要因でしょうか。

それでも、コート・ド・ニュイと比べれば、「投機資金から守られている地域」とも言えるようです。

「ザ・ドリンク・ビジネス」の記事には、2010年ヴィンテージの市場価格の比較も掲載されておりました。

ヴォルネイとシャンボール・ミュジニー、ミュジニーの比較

Domaine Marquis d’Angerville, Clos des Ducs, Volnay Premier Cru, 2010 = £1800
Domaine Robert Groffier, Les Amoureuses, Chambolle-Musigny Premier Cru, 2010 = £2,500
Domaine Georges & Christophe Roumier, Musigny Grand Cru, 2010 = £48,000

ワインの世界は奥深いですが、ワインの価格も奥深いものがあるようです。

 

 

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「高級ワイン市況」Brexitと2015ボルドー

 

 

中華系が主導した2011年6月のボルドーワイン・バブルのピークからほぼ5年経過。

2014年7月に底打ちしたとみられるボルドーワインをメインとする高級ワイン市場は、はたしてボルドーワイン・バブル崩壊の負の影響を払拭し、健全と呼べるような市場環境に戻ったのか?

昨今の世界の金融市場の混乱は、ワインの収集や投資に影響を与えるのか?

高級ワインの業者間取引サイトであるLiv-exでは、いったい何が起きているのか?

・・・・・・・・等々、そんな高級ワイン取引の状況を、酒屋のオヤジなりに推察します。

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【ワイン・インデックス2011年3月から2016年3月末までの推移】

高級ワインの業者間取引サイトである Liv-ex の指数「Liv-ex Fine Wine 100」は、3月末の時点で250.25と2月末と比べて2.69%の値上がり。ここ3年では最大の値上がりとなった。

この一カ月で最も値上がりしたのがDRCラ・ターシュ2009、13.9%上昇の1ケース£21,966。次がCh・ラフィット・ロートシルト1996で、10%上昇の1ケース£7,700.

また最も値下がりしたのはCh・ムートン・ロートシルト2000で、-4.5%の1ケース£12,750。

Brexit と呼ばれる英国のEU離脱への懸念による英ポンド下落傾向にワイン市場は下支えされて来たが、3月の外国為替市場は比較的落ち着いた動きとなった。

しかし、昨年末から続く対ユーロでの英ポンド下落幅は20%を超えているため、英ポンド建てでのワイン価格上昇が追い付いていない印象だ。

英国外からのバリューを意識した買いで、Liv-ex市場でさらなる値上がりが見込めるということだろう。

 

高級ワイン市場で最も流通が多いボルドーワイン市況のセンチメントは、好転しつつあるようだ。

ボルドー2015年ヴィンテージのアン・プリムールが始まる。2015の評価はかなり高いようだ。シャトーの出値にもよるが、価格によってはかなりの人気となる可能性もある。

それでも、2012年ヴィンテージを筆頭に流通業者のボルドーワイン在庫は高水準のままであるため、Brexitによる外国為替市場の影響を抜きにしたワインの需給バランスのみを考えれば、インデックスベースでの上値は軽くはないとみられる。

 

 

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「酒屋の株話」投機相場に抗う

 

 

原油市場は投機筋の動向に支配され、30ドルを割り込むまで売り叩かれたが、日本株市場も海外の投機筋の動向に支配されているようだ。

2015年度の先物市場の売買代金は過去最大。

トレンドフォローによる投機筋の短期売買が増加して、1日の値動きも大きくなり、2015年度は歴史的な「大荒れ相場」となった。

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<日本経済新聞より>

また、フィナンシャルタイムズが伝えるところでは、原油相場を30ドル割れまで売り叩いたヘッジファンドが、今度は一転、記録的な規模の買い越しに転じているとのこと。

この記録的な投機ポジションは、世界の石油需要のほぼ6日間分に相当するほどの大きさらしい。

最近では、原油市場の値動きが、株式市場に大きな影響を与える傾向にある。

アナリストは「原油価格が再び下落する恐れは十分にある」と警戒しており、もしヘッジファンドが現在の記録的な買い越しポシションの転売に出た場合、原油は再び下値を試すことになる。

そして、その動きに株式市場は負の影響を受けることになる。

しかし、アナリストが警戒するように、もしこの大量ポジションがファンダメンタルズを反映していないとするなら、原油市場でヘッジファンド同士でのスクイーズ合戦が勃発している可能性もあり、逆に急騰の可能性もあるのかも知れない。

どちらにしても、原油市場も株式市場も、短期的には投機筋の動向に支配されることになるようだ。

しかし、中長期的には「需給バランスには抗えない」のが相場だ。

短期的に投機筋に翻弄させられることがあっても、将来的に利益を伸ばせる可能性を持つ企業の株価が魅力的な水準に達したなら、その銘柄は買われるべきだし、買う以外に方法はない。

投機筋の動向により、相場が短期的に過激に大きく動き過ぎることがあれば、そんな相場にこそ抗うべきだと思う。

 

 

 

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