先日、ブルゴーニュに強いコネクションを持つワイン輸入業者さんの試飲会に参加させていただきました。
その試飲会で、伝統的ワイン産地のワインとは、熟成した古酒になってこそ、その実力を発揮するようにデザインされていることを再確認させていただいた次第です。
【ルモワスネ・ペール・エ・フィス サヴィニー・レ・ボーヌ プルミエ・クリュ レ・マルコネ1982】
しなやかで繊細、複雑さと充実感、熟成による枯れた調和感・・・・34年間の熟成が表現された味わいでしょう。
通常、試飲会場では、口に含んだワインの風味や味わいを感じ取ったらその後にはき出します。しかし、このレベルの古酒となれば、あまりにもったいなさ過ぎてはき出せない。
その後に待っている業務も考えずに、思わず飲み込んでしまった次第です。
ブルゴーニュやボルドーなどの伝統的ワイン生産地の良いクラスのワインとは、熟成させてその本領を発揮するんですね。
また、それが伝統的なワインの楽しみ方なのでしょう。
1982年のコート・ド・ボーヌはヴィンテージとしては、コート・ド・ニュイほどではないが、素晴らしい年とはいえない年だったようです。
それでも、そのためか繊細でエレガント、熟成による枯れた感じや複雑感も相まって、優雅さのある印象です。
今回試飲させていただいた1982年のサヴィニー・レ・ボーヌは蔵出しのワイン。
なんでもワインの収集家として名高いアメリカの投資家が、このルモワスネ社のオーナーなのだそうです。もちろんそのスタッフも素晴らしい経歴のプロファッショナルぞろい。
昨今のブルゴーニュワイン価格の高値が継続しているなかで、このルモスネのサヴォニー・レ・ボーヌ1982は、上代が14,830円というから、かなりのお得感がある。
そして、なぜお得なのかという理由もよく分かる気がする次第です。
ご興味のある方はお問い合わせ下さい。
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