“2016年”の記事一覧

「酒屋の株話」波乱のビューティフル・スモール

 

 

”スモール・イズ・ビューティフル”小型のグロース株は引き続き日本株市場で最も注目されているようだ。

マザーズ市場とジャスダック市場の合計売買代金は、東証1部の10%を超える日が目立つというから、かなり混み合って来ている。

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もともと流動性の小さい市場に、個人投資家の短期売買やら、ヘッジファンドからの割高銘柄への空売りが入っているとのことだ。

こうなれば、いくら業績が良くて割高感もなく、将来的に可能性の大きい銘柄だって、投機筋によるいわゆる空中戦で、価格の乱高下の可能性が出て来る。

長期的には継続する上昇トレンドでも、短期的には20~30%ぐらいの急落による調整の可能性があるということだ。

そんな局面に対処する方法は三つあると思う。

①この混み合った市場から出て行く。

②値動きの大きい乱高下をガチな短期売買で取りに行く。

③日々の値動きなど無視してその銘柄を保有し続ける。

①は間違いなく正しいのだと思うが、今後の将来性を考えるともったいない。②はゼロサムゲームとなり、利益を出すのは簡単ではない。③は利益は大きくなるが、乱高下によりかなりの忍耐が必要となる。

軍事関係の格言に「誰しもが判断を間違えるような困難な状況で下す判断は、必ずどこかで間違える」というのがある。

かなりのアドバンテージが自身にある場合を除いて、鉄火場にガチで挑むような②での対処法は賢明ではないということではないか。

多くの人々が判断を間違え傷つくことになる。また酒屋のオヤジのようなハンパな立場の者が対処できる方法ではない。

①か③が対処法として望ましいということだろう。そして、もし中長期での投資を目的に、魅力ある企業に魅力ある水準で投資してるなら③しかないとも思う。

しかし、オマハの賢人のように「日々の値動きなど興味がない」ぐらいの自信が持てれば良いのだが、なかなか難しい。ついつい価格を気にしてしまうのだ。

忍耐力が試される局面を覚悟するということだろうか。

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「ロジェ・リュケ プイイ・フュイッセ」樽を使わない白の良い典型

 

 

国際的ブドウ品種であるシャルドネをつくる地域はたくさんありますが、やっぱり本家本元とも言えるブルゴーニュのシャルドネは素晴らしい。そして他にはない味わいとも言えるのだと思います。

ブルゴーニュのテロワールはブルゴーニュにしかない、ということなのでしょう。

ブルゴーニュでも南に位置しており、やや厚みのある味わいが特徴のマコネ地区の素晴らしいシャルドネをご紹介します。

また、なぜかブルゴーニュのシャルドネとしては、この地区のシャルドネはお得感があるのも魅力だと思います。

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【ドメーヌ・ロジェ・リュケ プイイ・フュイッセ テロワール】

著名ワイン評論家ロバート・パーカー氏は、このワインを「樽を使わない白の良い典型」と評したのだとか。

マコネ地区でも指折りと呼ばれる優良ドメーヌの、樽を使わない、ステンレスタンクで醸造、熟成の白ワイン。

エメラルド・ゴールドの色調。芳醇で上質、焼いたヘーゼルナッツやエキゾチック・フルーツの香りが印象的なワインです。

樽の風味が加えられていない分、このテロワールの持つ上質で複雑なミネラル感、そしてワイン本来のクリーンさが素直に感じられるワインだと感じます。

この「ドメーヌ・ロジェ・リュケ」はフュイッセ村に5世代続く生産者で、栽培品種はシャルドネのみ。シャルドネのスペシャリストと呼ばれるのだとか。

ストラクチャーのしっかりとしたブルゴーニュですから、フレッシュさや心地よいミネラル感を若いヴィンテージで味わうのも素晴らしいのですが、しばらく寝かせて、やわらかく、穏やかに、そして円熟した味わいもまた素晴らしいのではないかと思う次第です。

「樽を使わない白の良い典型」と評されたブルゴーニュの白ワインは如何でしょうか?

 

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「ほろにがサワー」の進化

 

 

日本に焼酎があるように、海外には同じようなポジションの酒としてラム、ジン、ウォッカ、テキーラ、白酒、カシャーサ・・・・・などがあるのでしょう。

最近ではそんな海外の蒸留酒を使って、ホッピーあたりのベースも焼酎だけではなく、テキーラやバーボンなど楽しみ方は進化しております。

そして、最近発売されたばかりの、埼玉県の地の割り材とも言える「ほろにがサワー」の楽しみ方も、もうすでに進化が始っているようです。

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「ほろにがサワー+ジン」「ほろにがサワー+ホワイトラム」

酒場のメニューに載るとすれば、「ほろにがジンサワー」とか「ほろにがラムサワー」とかでしょうか。

ちょっとオーセンティックっぽい雰囲気のバーなどでは、もっと洒落たネーミングになるのかな。

いづれにしても、「ほろにがサワー」と「ジン」や「ラム」は相性がイイと話題なのだそうです。

「柑橘系の皮の味わいなんだから、ジンでもラムでも当然合うでしょ!」みたいな印象なのですが、まったくもってその通りなのですね。

それでも、ひとつ大きな押しがあるあるとすれば、このカロリー、糖質、プリン体ゼロの「ほろにがサワー」を使えば、「糖質制限オヤジにとっては、お酒の選択が広がる」ってことでしょうか。

甘くない、スッキリ&ほろにがテイストのサワーやカクテルは如何でしょうか?

 

 

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「テルモ・ロドリゲス」スペインワインの未来は過去にある

 

 

スペイン大使館経済商務部主催の、スペインのスターワインメーカーであるテルモ・ロドリゲス氏のセミナーに参加させていただきました。大盛況なセミナーでした。

スペインワインに階級のヒエラルキーはありませんが、ロドリゲス氏は「ベガ・シシリア」や「ピングス」などと並び、スペインワインの5大グランヴァンのひとつである「ラス・ベアタス」(年500本ほど生産)の生産者。

主にスペインの北西部にある、ブドウの古木の植わる放置された古い畑を復興させ、古き良きスペインワインを現在に蘇らせている生産者なのです。

 

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<スペインのスターワインメーカー、テルモ・ロドリゲス氏と酒倶楽部ステップのワイン担当>

著名ワイン評論家のジャンシス・ロビンソン氏は、今後のワイン市場に関して、これからの10年は国際的ブドウ品種から土着品種へのシフトが起こるだろうとしています。

もしそうなら、世界で最も注目されるワイン産地がスペインになる可能性があるということでしょうか。

スペインのブドウ栽培面積は世界最大、しかしワインの生産量は世界第3位。古木が多く、降水量が少ないため効率が良くないのです。

また、ワインの輸出量は世界最大であるが、半分以上がバルクワインであるため、輸出総額では世界第3位。

ワイン消費量も減少しており、ここ30年ほどで1人当たりの消費量は半分以下に減少。

しかし、スペインには2000年以上前からブドウ畑があり、ワイン用のブドウ品種も無数にあります。しかも古木は贅沢にも株仕立て(垣根などなく1本1本が独立している)。

こんな、明らかに過小評価されているスペインワインを、多様性あるスペインのテロアールをいかして復興させるのがロドリゲス氏や他の若い生産者の挑戦なのです。

若いスペインのワインメーカーの中には、カナリア諸島の断崖絶壁にある古木からワインを造ろうとしている方もいるらしい。

スペインの株仕立ての古木から、小規模なワインメーカーが造るワインは今後の楽しみです。

ロドリゲス氏のワインはある意味個性的。曰く「ボトルの中に風景がある」と。

古いスペインの風景を感じるワインは如何でしょうか?

 

 

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「ファーザーズ・アイズ」人気のイタリアワイン限定割り当て入荷

 

 

人気のため割り当てでの入荷となっている、イタリア・フリウリの樽バランスが絶妙な白ワインが、少量ですが入荷致しました。

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【ファーザーズ・アイズ】 シャルドネ100%

北イタリアのフリウリらしい軽やかでみずみずしい白ワインを、オーク樽発酵、オーク樽熟成で、クラシックとモダンを融合させて造られました。

このワインの素晴らしところは、なんといってもその果実味と樽風味の絶妙なバランス。そして、シャルドネのこの手のワインとしてのコスパでしょうか。

北イタリアの軽やかな果実味を感じながらも、樽の感じもしつこくなく、バランス良く味わえるのです。

たぶん、フリウリらしさがありながら、樽がしつこくない味わいとは、なかなかありそうでないように思います。

「こんなシャルドネもあるんだ」と感じていただけるワインだと思います。

また、父の日も近づいております。親父の目でみてもおいしいワインですから、父の日のお酒としても最適だと思います。サーモンのお刺身あたりをアテにおいしく楽しんんでいただけると思う次第です。

少量のみの入荷です。

ご興味のある方はお早めにお求めください。

 

 

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