先週の日曜日
塩山の奥野田ワイナリーの
畑作業に参加しました。
今回の作業は
「シャルドネの花かす取り」。
今 葡萄たちは
受粉を終え、実が膨らみ始めたところ。
葡萄の花には
花びらがないんです。
実のなるところに
雌しべと雄しべがあり、
その上に「がく」が被さっています。
開花する時に
「がく」が飛びながら雌しべと雄しべが
くっついて自家受粉します。
でも シャルドネ、
特に 奥野田のシャルドネのクローンは
その「がく」を飛ばす、力が弱いため、
人工的に 「がく」を
取り除いてあげる必要があるのだとか。
「がく」を取り除かないと
ここが病巣になる可能性があるそうです。
作業の仕方は
比較的簡単!
化繊入りの軍手で
葡萄の実を 軽くしごきます。
そうすると
静電気のおかげで
茶色い 「がく」 が
ポロポロっと。
かす取り前 ⤵
かす取り後 ⤵
除葉といって
要らない葉も取り除きますので
このかす取り 作業を
終えると
畑の湿度は 一気に落ち、
さっぱりとした清々しい感じに
畑は包まれます。
桜沢ヴィンヤードの急斜面での私。
朝降っていた雨もすっかり止み、畑仕事には
ちょうどいい曇り空。
葡萄畑の周りには
サクランボ農園がたくさんあって、
サクランボ狩りのピークです。
たくさんの家族連れとすれ違いました。
奥野田の畑は
無農薬・無肥料・無耕作。
地力を高めるために
マメ科の植物たちが 活躍しています。
クローバーもたくさん 育っています。
奥野田ワイナリーの中村社長が
うちの畑には 4つ葉のクローバーがたくさんあるんだよと
仰るので、
4つ葉のクローバー狩りに挑戦。
なんと ホントに
見つかりました!!!
無肥料なので
地中から
栄養分である窒素を
得られない分
空気中の窒素を
少しでも多く得ようと
葉の面積を増やそうとする結果
4つ葉のクローバーが
たくさん自生しているそう。
やっぱり
美味しいワインを造るのって
奥深いですね。
あ~、楽しかった☻
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