“2016年”の記事一覧

奥野田ワイナリー 花かす取り作業

先週の日曜日

塩山の奥野田ワイナリーの

畑作業に参加しました。

 

今回の作業は

「シャルドネの花かす取り」。

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今 葡萄たちは

受粉を終え、実が膨らみ始めたところ。

葡萄の花には

花びらがないんです。

 

実のなるところに

雌しべと雄しべがあり、

その上に「がく」が被さっています。

開花する時に

「がく」が飛びながら雌しべと雄しべが

くっついて自家受粉します。

 

奥野田花かす取り 020

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも シャルドネ、

特に 奥野田のシャルドネのクローンは

その「がく」を飛ばす、力が弱いため、

人工的に 「がく」を

取り除いてあげる必要があるのだとか。

 

「がく」を取り除かないと

ここが病巣になる可能性があるそうです。

 

作業の仕方は

比較的簡単!

 

化繊入りの軍手で

葡萄の実を 軽くしごきます。

そうすると

静電気のおかげで

茶色い 「がく」 が

ポロポロっと。

 

奥野田花かす取り 008

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かす取り前 ⤵

奥野田花かす取り 016

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かす取り後  ⤵

奥野田花かす取り 019

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

除葉といって

要らない葉も取り除きますので

このかす取り 作業を

終えると

畑の湿度は 一気に落ち、

さっぱりとした清々しい感じに

畑は包まれます。

 

 

奥野田花かす取り 026

 

 

 

 

 

 

桜沢ヴィンヤードの急斜面での私。

 

 

朝降っていた雨もすっかり止み、畑仕事には

ちょうどいい曇り空。

 

奥野田花かす取り 029

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

葡萄畑の周りには

サクランボ農園がたくさんあって、

サクランボ狩りのピークです。

たくさんの家族連れとすれ違いました。

 

奥野田花かす取り 048

 

 

 

 

 

 

 

 

奥野田の畑は

無農薬・無肥料・無耕作。

 

地力を高めるために

マメ科の植物たちが 活躍しています。

クローバーもたくさん 育っています。

 

奥野田ワイナリーの中村社長が

うちの畑には 4つ葉のクローバーがたくさんあるんだよと

仰るので、

4つ葉のクローバー狩りに挑戦。

なんと ホントに

見つかりました!!!

 

 

奥野田花かす取り 049

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無肥料なので

地中から

栄養分である窒素を

得られない分

空気中の窒素を

少しでも多く得ようと

葉の面積を増やそうとする結果

4つ葉のクローバーが

たくさん自生しているそう。

 

やっぱり

美味しいワインを造るのって

奥深いですね。

あ~、楽しかった☻

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

「彩の国 地酒 プレミアム5」埼玉県の地酒の個性を味わう

 

 

埼玉県の地酒を300ml瓶に詰めた、5種類のセットの限定販売です。

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【彩の国 地酒 プレミアム5】300ml×5種類 @3000円+消費税

実は埼玉県は有力な清酒産地なのです。

その証拠に埼玉県の清酒の出荷量は”全国4位”であり、首都圏一の酒どころです。良質な水に恵まれており、35の蔵元が個性豊かな清酒を造りだしております。

そんな埼玉県の地酒から、5種類を選りすぐりセットにした商品です。

限定量のみの出荷なのは、たぶんこの中に人気の銘柄がいくつか入っているからなのかも知れません。

酒蔵さんによって、しっかりした味わいからスッキリとした味わいまで、その蔵ならではの個性を味わっていただけると思います。

 

「父の日」はもうすぐですね。

一日300mlを5日間、埼玉県のそれぞれの地酒の個性を、日替わりで適量ずつ味わっていただけるこのセットは、「父の日」の贈りものとしても、なかなかの贈りものになるのではないかと、父の一人として思う次第です。

首都圏一の酒どころである埼玉県の地酒の個性が味わえる「彩の国 地酒 プレミアム5」は如何でしょうか?

限定量のみです。ご興味のある方はお早めにお求めください。

 

 

 

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「シチリアワイン」トレンドはエレガント&有機

 

 

シチリアのワインメーカーである「ヴァッレ・デラカーテ」のセミナーに参加させていただきました。

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シチリアのDOCGである「チェラーズオーロ・ディ・ヴィットーリア クラシコ」の生産者である「ヴァッレ・デラカーテ」のあるラグーザ県は、シチリアの美食の街としても知られており星付きのレストランも多いとのこと。

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この写真はちょっと残念なのですが、とてもお美しい現在の当主、ヤッコノ家6代目ガエタナ女子。

サステナブルなワイン造りに取り組み2014&2015年ヴィーニ・ブオーニ・ディタリアで2年連続エコ・フレンドリーを受賞されております。

さて、シチリアワインといえば、濃厚な赤ワインをイメージしがちですが、それは一昔前のスタイルと言えそうです。

シチリアはギリシャ系の文化とアラブ系の文化が入り混じり、ワインのスタイルは文化的に様々。さらに土壌が複雑に入り混じっており、テロワールも様々。

「ヴァッレ・デラカーテ」の畑でも「黄色土壌」「白色土壌」「白石混じりの黒色土壌」「赤色土壌」「黒色土壌」「黄土色土壌」「オレンジがかった赤色土壌」と7種類の土壌からワインが造られるのだそうです。

また、ワインは常に食事とともに楽しまれますが、シーフードをトマトやチーズで味付けすることの多いシチリアの料理には、白ワインよりもエレガントな赤ワインが良く合います。

そんな多様性あるテロワールで、エレガントなスタイルのワインが今のシチリアらしいワインの様です。

そのためかシチリアのシーフードレストランでは、ピノ・ノワールに印象が似ている軽めの赤ワインである「フラッパート」が好まれるのだとか。

また、シチリア唯一のDOCGである「チェラスオーロ」もネロ・ダーヴォラとフラッパートのブレンド。肉厚な印象のネロ・ダーヴォラにフラッパートでエレガントさを加えている感じでしょうか。

ピノ・ノワールに印象が似ているシチリアのフラッパートは、今までそれほど注目されてこなかっただけに、今後の進化が楽しみなワインだと思います。

また、柑橘系の風味が特徴のシチリアの「シャルドネ」も魅力的です。

濃いワインがシチリアワインを有名にしましたが、今ではシチリアワイン全体が重厚からエレガントへ変わって来ているとのことです。

また、この先ほとんどのシチリアワインが有機栽培になるとのこと。それはシチリアが乾燥していて、お天気が良く、風も強いため有機栽培が簡単なため。

南イタリアのワインは身体にも美味しいということでしょうか。

シチリア風に、シーフード料理に合わせて難しいことは抜きにして、シチリアのエレガント系ワインは如何でしょうか?

 

 

 

 

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ネギ焼き×ホッピー

 

 

ホッピーさんから6月の「HOPPY Monthly Message」をいだだきました。

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今回の「日本は、おいしい」は、京都ネギ焼きと3冷ホッピー。

 

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その量たるや大きめの丼一杯分は軽くある。味わいある九条ネギだ。

鉄板の上に生地を薄く焼き、そこに九条ネギをドサッと。イカ、スジ、あぶらかすなどを加えたら、もう一枚薄めの生地で上からサンドする。

小山のようだった九条ネギは熱で徐々に縮む。旨みが濃縮されているのだ。

どろソースをかけて、いよいよ頬張とする・・・・もぐもぐもぐ・・・・・

九条ネギの香り、旨味、甘味が口の中で、圧倒的存在感を持って至福の時へと至らしめる。

飲んべーにとって、この瞬間こそが千載一遇のチャンスなのである。

ぐっと、その良く冷えた「三冷ホッピー」をつかみ、やおら口元へと持って行く、後は欲望のおもむくままに、ぐびぐびぐびぐび・・・・・・っと飲っつけるのだ。

「ぷっは~・・・・・・もういっぱい」

いや~人生は素晴らしい!

ワインもいいけどホッピーも最高!

 

 

 

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「高級ワイン市況」消極的強気市場

 

 

中華系が主導した2011年6月のボルドーワイン・バブルのピークから5年経過。

2014年7月に底打ちしたとみられるボルドーワインをメインとする高級ワイン市場は、はたしてボルドーワイン・バブル崩壊の負の影響を払拭し、健全と呼べるような市場環境に戻ったのか?

昨今の世界の金融市場の混乱は、ワインの収集や投資に影響を与えるのか?

高級ワインの業者間取引サイトであるLiv-exでは、いったい何が起きているのか?

そして、ワイン価格はこの先値上がりするのか?

・・・・・・・・等々、そんな高級ワイン取引の状況を、酒屋のオヤジなりに推察します。

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【ワイン・インデックス2011年5月から2016年5月末までの推移】

高級ワインの業者間取引サイトである Liv-ex の指数「Liv-ex Fine Wine 100」は、5月末の時点で254.31と4月末と比べて0.62%上昇。6 ヶ月連続での上昇となった。

Liv-exの取引で4月から5月にかけて最も値上がりしたのは「サシカイヤ2009」、8.2%上昇して1ケース£1,125。次がローヌの「ポール・ジャブレ・エネ エルミタージュ・シャペル2012」、6.3%値上がりの1ケース£844。「Ch・ラフィット・ロスチャイルド2010」、5.8%値上がりで1ケース£5,618。「Ch・ムートン・ロスチャイルド2000」、5.3%値上がり1ケース£13,250と続く。

4月に最も値上がりした「DRCロマネ・コンティ2010」は4.7%値下がりした。

現在最も注目されているイベントが、「ボルドー2015アン・プリムール」。ボルドーワインの最高各付けワインのリリース価格はまだ発表されていないが、それ以外のクラスやセカンドなどの価格が出てきている。

2015年ヴィンテージはここ数年で最も評価が高く、特にジロンド川左岸の「マルゴー」、右岸の「サンテ・ミリオン」、「ポムロール」の評価が高い。

マルゴー3級「Ch・ジスクール」などは1961年以降で最も素晴らしいとの評価もある。

今のところの平均のリリース価格はユーロ建てで2014年ヴィンテージから19%ほど高い水準。ポンド建てではさらに10%高くなるようだ。評価が高い割に2005、2009、2010の当たり年よりも安いリリース価格もあり、お得感があるもの、バックヴィンテージにお得感が出たのもなど様々な反応とのこと。

最高各付けワインのリリース価格が、2014年ヴィンテージに対してどれぐらいの値上がりになるのかが、注目されるところだ。特に「Ch・マルゴー」が注目されているとみられる。

また、0.5のレベルを超えると価格が上昇傾向に入るとされているLiv-exのテクニカル指標である、ビッド:オファーレシオが1.76まで上昇したとのこと。これは2010年の中華系によるボルドーワインバブル以降はじめての高水準。

このところのLiv-exの参加者はバリューを気にする傾向にあるようだが、価格が下がれば強い買いが存在するということだろう。

ユーロ/ポンド相場は5月の終盤までポンド高傾向にあったが、6月に差し迫ると急激にポンドはユーロに対して値下がりに転じた。

イギリスのブックメーカーのオッズではEU離脱の確立が20%まで低下しているとのことだが、それでもリスクを嫌ってのポンド離れは続いているようだ。

しかし、6月の国民投票で確率通りにEU残留となれば、投機筋も含めたポンドの買戻しが入りポンド急騰の可能性もある。

そうなれば、ポンドの急騰に合わせて、Liv-exでのバリューを気にする強い買い気配も引っ込むことになるのかも知れない。

 

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

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