ファーストリテイリングの予想PERは86倍で、日経平均をTOPIXで割ったNT倍率は12.78倍でITバブル以来の高水準。
国債と同じように、日銀の買いは日本株市場でも影響が大きくなってきているようだ。
海外の投機筋もこの流れに乗って、日経平均買い/TOPIX売り の日銀トレードと呼ばれる取引を増やしているのだという。
取引が細る時期になると「閑散に売りなし」などと言われるが、それに加えて「国策に逆らうな」もあるようだ。
日銀のETF購入額は今年中に10兆円を大きく上回ることになる。
国債市場のマイナス金利と同じように、この「池の中の巨大な鯨」とも言える日銀がファーストリテイリングをPER86倍にしているのなら、割高だからといって空売りを仕掛けるのは得策ではなさそうだ。
お上が直接株を買い上げ、さらにその額を倍増しているのだから、これはもうお上に逆らっては、日本株市場でも国債市場でも生き残れいけないということなのかも知れない。
外国人投資家からのさらなる激しい売り圧力が想像しにくい状況で、そろそろとカネ余りの金融相場が芽を出して来たということなのか。
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