いや~驚きました!
質の良いワインとは、質の良いブドウからでしか造ることはできないのですが、確かに高山村のブドウで造られたワインは素晴らしく美味しいのです。
日本の大手ワインメーカーが、こぞって欲しがるワイン用のブドウ産地が北信州にありました。それが「高山村」。
なんでも北信州の千曲川沿いで収穫されるワイン用ブドウの三分の一は、その高山村産なのだそうだ。
高山村のテロワールは理想的で、その土壌や気候などは、フランスを代表するワイン生産地である「シャンパーニュ」や「ブルゴーニュ」北部に近いとのこと。
また、「志賀高原ユネスコエコパーク」に村全体が登録されているほどの豊かな自然と、美しい景観が広がっている地域でもあります。
村にワイナリーが存在するのか分かりませんが、高山村のブドウを使ったワインは評価が高い。
昨日、新橋で開催された国産ワインの試飲会で試飲して、その質の高さにホントに驚いた次第です。
安曇野ワイナリーさんの「高山村シャルドネ シュール・リー2013」
高山村は、とにかくシャルドネの質が良いようだ。
写真の樽熟成されていないシュール・リーのシャルドネは、日本のワインらしくエレガントでやわらかく、ほのかな柑橘系を思わせる風味が素晴らしい。価格もそれほど高くない。
安曇野ワイナリーさんは、長野県の企業さんにより再建中のワイナリー。経営が変わり質にこだわったワイン造りを目指されている。
高山村の特定のブドウ生産者とタッグを組み、お互いの意見を尊重し合いながらワイン造りをされているのだそうだ。
メルシャンさんの 「長野ピノ・ノワール キュヴェ・アキオ2013」
高山村にワイン用ぶどうのカリスマと呼ばれる、栽培歴40年以上の角藤農園、佐藤宗一さんという方がおられます。そして、その佐藤宗一さんの息子さんが高山村のピノ・ノワールつくりの第一人者と呼ばれる佐藤農園の佐藤昭夫さん。
このメルシャンさんのピノ・ノワールには、そのブドウ生産者である佐藤昭夫さんの名前が使われています。特別な存在のワインなんですね。
それでも価格にはお得感があるように感じます。
日本のワインらしく、エレガントで上品さがあり、完成度の高い味わいです。
高山村はワイン特区に認定されており、酒造免許は年6000リットルから年2000リットルに緩和されているのだそうで、ワイン造りを志す方々の入植は少なくないようです。
「ユネスコエコパークである高山村でのワイン造りって、ポテンシャルがめちゃくちゃ高そうだ!」と感じた次第の試飲会でした。
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
カテゴリー:ワイン