“2015年”の記事一覧

「サン・ジュゼッペ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2007」特別な日のワイン

 

 

前回の「高級ワイン市況」のブログ記事で、「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2010」が高級ワイン市場で最も注目されていることを書きました。

2010年ヴィンテージではないのですが、現在ステップの在庫として保管している「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2007」をご紹介させていただきます。

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【アジィエンダ・アグリコーラ  サン・ジュゼッペ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2007】有機認証ワイン

オーナーのステッラ・ディ・カンパルト女史は、この2007年ヴィンテージを「最高の収穫の内の1つ」と評価したのだそうです。

輸入会社さんの資料によれば、2007年ヴィンテージは複雑で深みがあり、オーナー自身もお気に入りのヴィンテージとのこと。

2007年の暖冬であったが春、夏、秋ともに安定した気候は、収穫時期まで継続。8月初旬適量降雨したことで、ブドウに過度なストレスを与える事無く熟成を促し、健康で素晴らしい収穫に至った。

純粋、内相的でクラシックなヴィンテージ。熟成により才能が開花するタイプのワイン。今楽しむなら、数時間前の抜栓とデキャンタージュがお勧め。

完熟チェリーやイチゴの、小粒な果実の可愛らしい印象。優しい口当たりに滑らかな舌触り、心地よい酸がベースの長い余韻と徐々に湧き出る旨み、それらを包み込む果実風味が魅力。

 

熟成によるポテンシャルの高いワインです。

特別な日の特別なワインに如何でしょうか?

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「高級ワイン市況」ブルネッロが熱い

 

 

中華系が主導した2011年6月のボルドーワイン・バブルのピークから4年以上経過。

2014年7月に底打ちしたとみられるボルドーワインをメインとする高級ワイン市場は、はたしてボルドーワイン・バブル崩壊の負の影響を払拭し、健全と呼べるような市場環境に戻ったのか?

昨今の世界の金融市場の混乱は、ワインの収集や投資に影響を与えるのか?

高級ワインの業者間取引サイトであるLiv-exでは、いったい何が起きているのか?

・・・・・・・・等々、そんな高級ワイン取引の状況を、酒屋のオヤジなりに推察します。

nov15

 

 

 

 

 

 

 

 

【高級ワイン・インデックスの2010年11月から2015年11月末までの推移】

高級ワインの業者間取引サイトである Liv-ex の指数「Liv-ex Fine Wine 100」は、11月末の時点で237と10月末と比べて3ポイントの値下がり。狭いレンジの中の推移ではあるが、2014年6月以来の大きな下げとなった。

Liv-exの取引で11月に最も値上がりした銘柄は「ギガル・コート・ロティ2010」。10月中旬から5.3%の値上がりで1ケース£2,955。

最も値下がりしたのが、9月に最も値上がりした「ドメーヌ・ポンソ クロ・ド・ラ・ロッシュVV2012」で10.5%値上がり、1ケースは£3,523。

また、このところ同じ満点評価の2009年ヴィンテージに比べて安いことから買われていた「Ch・モンローズ2010」も値下がりに転じ、10月の中旬から8.2%安の1ケース£1,503となった。

ユーロの下落に合わせてポンド建てワイン・インデックスは狭いレンジの中で値下がりし、その後12月に入って、ここ数日のユーロ急騰に合わせるように値上がりに転じている。

パリのテロ事件の影響も、この迫力に欠ける展開の原因なのかも知れない。

ボルドーワイン・バブルの崩壊以降、バイヤーの興味はボルドー以外に広がっているようで、今最も注目されているのがイタリアの2010年ヴィンテージ。

2010年ヴィンテージの「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」は以前から注目されていたが、それに加えて「バローロ」や「スパータスカン」の2010年ヴィンテージも注目されているとのことで、この一年で8%ほど値上がりしている。

また、シャンパーニュや11月に最も値上がりしたローヌ、カリフォルニアのカルト・ワインも注目されているとのこと。

Liv-exでのボルドーワインの取引金額のシェアは、ボルドーワイン・バブル時の95.7%から70%の前半レベルまで縮小し、2004年と同じぐらいのシェア水準。

ボルドーワインで割安感のあるものは買われるが、全体としては盛り上がりに欠けている。

また、ブルゴーニュの人気ワインは、引き続き引き合いが強く、価格は値下がりしそうにないようだ。

「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2010」は、ここ50年で三本の指に入る偉大な年なのだそうで、今後しばらくは最も注目されそうな気配。

今後しばらくはイタリア・ワインの2010年ヴィンテージをメインに、ボルドーやブルゴーニュ以外のワインが注目される状況が続くとみられる。

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「酒屋の株話」下降トレンド22年の重み

 

 

1989年12月末をピークに22年続いた日本株の下降トレンドは、市場心理をひどく悲観的にしたのかも知れません。

22年も冬が続けば、突然に春が来て次は夏だと言われても、にわかには信じられないような市場心理ってとこでしょうか。

上に行きそうで行かない、かといって下がれば買いが入る状況は、22年続いた下降トレンドがもたらす市場心理の表れと言えるのでしょう。

そしてその22年分の雪どけには、まだまだ時間がかかりそうです。

通常、相場がピークを付けるには過熱感がともないます。

この当分の間過熱しそうにない市場心理は、今後の長い上昇トレンドの継続を示唆しているといえるのかも知れません。

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海外勢が中小の銘柄にシフトしたり、日経平均よりもTOPIXを購入している。

まったくもって頼もしい動きではないでしょうか。

今まであまり活躍できなかったとみられる、割高株を売って割安株を買うような、いわゆるアルファーを狙うヘッジ・ファンドの動きが活発になれば、割安のまま放置されていたような銘柄も遂に浮上してくる可能性がるということなのでしょう。

もちろん個人投資家に、ヘッジ・ファンドと同じような手法は難しい。

それでも割安感のある中小銘柄の動きが活発になるのであれば、個人投資家は素直に割安感のある銘柄を購入すれば良いわけですね。

日本株市場の春は22年分の降り積もった雪を、徐々にではありますが解かして行くのだと思います。それでも夏を迎えるのはまだまだ先のことの様です。

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「豚ロースのオーブン焼き」タケダワイナリー収穫祭の料理

 

 

山形のタケダワイナリーさんから「TAKEDA WINERY通信」が届きました。

「クリスマス・お正月にいかが?」とのことで「ドメイヌ・タケダ ブラック・クイーン古木(赤)」と、それに合わせるお料理のレシピが掲載されておりました。

なんでもタケダワイナリーの岸平典子社長が仏国留学時代にワイナリーでご馳走になった料理なのだとか。

大人数で集中して行われる収穫の最終日に、オーナーがその年の収穫を皆で祝う饗宴をひらくのだそうですが、そこで供されるお料理なのだそうです。

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《豚ロースのオーブン焼き》

[材料]

豚ロース塊・・・・・・・1kg

にんにく・・・・・・・・・・3片(3~5mmにスライス)

人参・・・・・・・・・・・・・2本(大きめの乱切り)

玉葱・・・・・・・・・・・・・大2個(大きめの乱切り)

じゃが芋・・・・・・・・・・大4個(大きめの乱切り)

塩・黒胡椒・・・・・・・・適量

オリーブ油・・・・・・・・適量

粒マスタード・・・・・・・適量

①塊肉に塩・黒胡椒をすり込み、包丁で切れ目を入れ、にんにくを差し込む。(お好みで香草を加えてもよい)

②天板にオーブンシートを敷き、肉をのせ、周りを人参、じゃが芋、玉葱で埋めるように並べ、軽く塩をふる。好みでオリーブ油をかける。

③アルミホイルで天板全体を覆う。

④260度のオーブンで約2時間蒸焼きにする。その後にアルミホイルを外し焼き目をつける。

⑤天板ごとテーブルに並べ、取り分けて粒マスタードを添える。

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この一品でパーティのテーブルが豪華になるのだそうです。

エレガントな味わいが魅力の「ブラック・クイーン古木」には、本当によく合いそうなお料理だと思う次第です。

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個人商店のすすめ

 

 

蕨市の商工会議所さんが主催されたセミナーに参加しました。

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セミナーの先生が興味深いことを言っておられました。

「・・・・個人商店さんの場合、お客さんの希望とか、世の中の流れとか、まったく無視して、自分のやりたいようにやってるお店さんが、結果としてとんがった商品構成となり、予想に反して人が集まって繁盛したりするんですよねぇ・・・・・・・・」って。

例えば、社会が高齢化しているからと言って、個人商店が大手のようにそんな状況に対応しても、それほど意味はないってことなのでしょう。

もっとインパクトのある状況をつくるには、自分の好きなことを突き詰める、みたいなことでしょうか。

もともと大儲けしようと個人商店を始める人はいないでしょう。また大したアイデアもないのに個人商店で大儲けを企てて、商売を膨らませるのはリスキーな話なのでしょう。

それでも、自分の好きな道を貫き通せば、それが魅力となり、やがてブランドとなる可能性だってあるってことなのでしょう。

埼玉県の偉人、本多静六さんは「職業の道楽化こそが人生最大の幸福である」とおっしゃっておられます。

儲からないのを覚悟の上で、自分の好きな道を、やりたい放題にやっちゃうような個人商店には、幸福と商売としての可能性の両方があるということなのかも知れません。

酒屋のオヤジには、どうしても「売り上げ」に対する義務感もあり、そんなふうには出来ません。

それでも、この非常に多様化した社会で、とことん自分の好きなことにこだわった商売が出来たら、それはブランドとなるのかも知れない、と感じた次第です。

 

 

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