“2015年”の記事一覧

英国王室ご用達の大手ワイン商にワイン泥棒

 

 

酒類専門の情報サイト「ザ・ドリンクス・ビジネス」によれば、英国の大手ワイン商である「ベリー・ブラザーズ&ラッド」さんにワイン泥棒が入ったとのこと。

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泥棒が入ったのは、ベイジングストークにある三つの同社倉庫のなかの一つ。

倉庫の壁に穴を開けて押し入ったとのことだ。

被害額はおそらく10万ポンドぐらいとみられているようで、有名ブランドも含まれているとみられる。

倉庫は高いフェンスに囲まれており、防犯カメラで監視されている。おそらく配送用のバンがワインの運搬用に使われたのではないかと警察はみている。

最近では、有名シャトーのイケムやパルメ、シャンパーニュ・メーカーなども泥棒に入られているが、それらはいずれもコンテーナーからで、今回のように倉庫に泥棒に入って成功するのは珍しいとのこと。

 

泥棒の目的が、ワインを盗んで飲むことではないコトは、疑う余地のないところでしょう。

だとすれば、それらの盗まれたワインは第三者に買い取られていくことになるわけで、そんな第三者からの需要が強いってことが、高級ワインの盗難が増えている理由なのかも知れませんね。

シリアルナンバーの入っているような高級ワインでは、すぐに足がついてしまいそうな気がしますが、そうでなければ流通の闇のなかでグチャグチャとやって、他のワインに紛れ込ませちゃえば、ダレにも判別できなくなってしまうのかな。

そして海外なら、もっと分からなくなってしまうでしょう。

ひょっとして高級ワイン泥棒って、現金や宝石、美術品などに比べたら、仕事が簡単でリスクが少なく、その割に実入りがイイってことなのか・・・・・・・・(汗)

 

 

 

 

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「高級ワイン市況」ボルドーにポジティヴ・サインか

 

 

2011年6月のピークから3年。中華系が主導したボルドーワイン・バブルは崩壊した。

2014年7月に底打ちしたとみられるボルドーワインをメインとする高級ワイン市場は、ボルドーワイン・バブル崩壊の負の影響を払拭したのか。

また、世界の主要国の株高による富裕層の増加にともない、ワイン収集やワイン投資などの人気は盛り上がるのか。

そんな高級ワイン取引の状況を、酒屋のオヤジなりに推察してみたいと思います。

先月で終了した「グランヴァン(ほとんどボルドー)市場はオランダのチュウリップになるのか?」を引き継ぐブログ記事です。

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【高級ワイン・インデックスの2010年4月から2015年4月末までの推移】

高級ワインの業者間取引サイトである Liv-ex の指数「Liv-ex Fine Wine 100」は、4月末の時点で242.00と3月末から0.4%の値上がり。小動きながら2月の中華系の春節に付けた高値に迫りつつある。

3月中旬から4月の中旬にかけてLiv-exで値上がりの大きかった銘柄は、ブルゴーニュのドメーヌ・ポンソ クロ・ド・ラ・ロッシュVV2011  +8.4%でDRC2011とともに買われた。他には、シャトー・パヴィ2005 +6.0%、シャトー・パルメ2005 +5.3%とボルドー 2005ヴィンテージ。

一方、値下がりの大きかった銘柄は、オルネライア2009 -9.4%、マッセート2010 -7.4%と、リリースされたばかりで、このところ値上がり傾向にあったスーパータスカンが売られた。

2012ヴィンテージ・ワインのパーカースコアが上方修正されたことや、ボルドー2005ヴィンテージの評価の上方修正が予想されいることから主に買われたようだ。

2012年ヴィンテージで最も評価の高いワインはオー・ブリオンで4点の上方修正で98点。

現在最も注目を集めている、ボルドーワイン2014ヴィンテージのアン・プリムールからは、今のところほとんど影響を受けていないようだが、2014ヴィンテージのシャトーからの出値は、概ね非常に魅力的に感じられる。

明らかにここ数年で最も品質の高い2014年ヴィンテージが、昨今のユーロ安により、特にイギリスやアメリカにとって、概ね魅力的な水準のようだ。

今回の2014ヴィンテージのアン・プリムールを象徴しているのがシャトー・ムートン・ロートシルト2014の出値。あるイギリスのマスター・オブ・ワインは、「真のオープニング価格だ」と評価している。

品質が明らかに良いにもかかわらず、ここ10年間のほとんどのヴィンテージの市場価格よりも安い価格提示となった。

ボルドーワイン市場に底打ち感のあるなか、ボルドーで最もブランド力の高いワインの一つであるムートンの影響力は強いとみられ、「ムートン2014は買いだ!」との印象を市場にもたらす可能性は高いとみられる。

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「酒屋の株話」連休明けの個別銘柄は荒れ模様か

 

 

決算発表や業績の修正で、ストップ安、ストップ高が目立った感のある連休前の取引。

業績の上方修正ならOKだが、その逆なら、このところ割高感のある銘柄が、より割高感を強めていただけに調整は大きいのかも知れません。

反対に、それほど割高感はなかったが、業績の上方修正で一気に割安感を強めた銘柄は、ブルブル・ラリーが続きそうだ。

そんなことで、連休明けの日本株市場は、銘柄によってグチャグチャな動きとなりそう。

日経平均ベースでは調整色が強まり、単純株価平均ベースではそれほど変化なし、みたいな感じでしょうかね。

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世界一の大投資家である、投資の神様とも呼べるオマハの賢人は、過去最高の高値圏にあるアメリカ株に対して、今の低金利水準では許容できる、との見方を示されたとのこと。

日本株でも、このところの日経平均の値上がりをリードした、いわゆるモメンタム株に調整が入ったとしても、このブル・トレンドは続くとみるべきでしょう。

たぶんこの先は、銘柄を吟味して選択することが、より重要になってくるのかも知れませんね。

永久保有銘柄を見つけ、適切な水準で投資すれば、いつかは神様になれる・・・・・・たぶん!

 

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「キリッと辛口なカヴァ・ロゼ」 試飲販売のご案内

 

 

「今日みたいな暑い日に、キリッと辛口のスパークリング・ワインはウマいだろうな~!」

ということで、週末の試飲販売は、ロゼの辛口カヴァ(スペインのスパークリング・ワイン)です。

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【カヴァ  エレタット・エル・パドルエル ロゼ・ブリュット】AL11.5% 750ml

シャンパーニュと同じ瓶内2次発酵で造られる、本格派な辛口ロゼ・スパークリング・ワイン。

汗ばむような陽気の休日に、キリッと良く冷えた辛口のスパークリング・ワインで、渇いた喉を潤していただいたら、美味しくてみなさん思わず大量購入してくれるかな、などと考えております(笑)。

それに価格もヒジョーにリーズナブル。

連休をのんびりと過ごしたい方には、イイ感じのお酒ではないでしょうか。

また、「タケノコをたくさんもらっちゃった(汗)!」みたいな方にも、大汗かいて茹でた後のタケノコ三昧に合わせて飲んでいただきたい辛口スパークリング・ワインでもあります。

やや汗ばむ陽気にメチャクチャ美味しい辛口カヴァです。ぜひ試飲だけでもしてみて下さい。

 

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酒税法改正案

 

 

「酒の安売りってなくなっちゃうの?」・・・・・・お客様から、最近よく聞かれます。

取るに足らないような一介の街場の酒屋としては、酒類業界の有力者方が推し進めたと推測される、「安売り規制」の法改正に意見しようなど大それたことは、まったく考えておりません。

しかし・・・・「なぜ今ごろ!?」とは、みんなが思っていることではないかと思うのです。

なんでも「酒類の安売りに対する申し立てや苦情は、他の物品に比べて群を抜いて多い」とのこと。

・・・・・でも、今どきはスーパーやドラッグストアなど、ほとんどの小売店でビール類などは安く売られているのが当たり前な感じですよね。先日も地方の山間部のスーパーでのビールの販売価格があまりに安くて驚いたほどです。

特に首都圏に近い群馬県、長野県、静岡県、東京の多摩地区などで、驚くほどの安値が出ている印象があります。

こんな状況はカナダ以外の先進国では、どこもたぶん同じでしょう。

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ひょっとしたら、今回の法改正の主なターゲットは、業務用の酒販店なのかも知れません。

中小企業金融円滑化法案が2013年に終了。その後にある程度の業務用酒販店が撤退し、シェア争いの競争が弱まったことにより、このタイミングで価格によるシェア争いの下限を決めようというものなのか。

違反すれば、罰金が科されたり、酒類販売の免許が取り消されたりするのだというから恐ろしい。

明らかに今後長く需要が減少していく中、まったく同じ商品を販売している者同士が、価格競争のない世界でシェア争いを行うとはどういうことなのか。

また、ビール類が日本全国でいっせいに値上がりし、どこでも同じ販売価格になれば、消費者はどう反応するのか。

 

ひとつハッキリとしていることは、コモディティ化した酒類の商いだけでは街場の酒屋としてドーしようもないことでしょうか。

・・・・・・なんとかセネバ・・・・・・(汗)!

 

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