ワイン専門の情報サイト「ワイン・サーチャー」のブログに、あるアメリカのレストランのワイン・リストが掲載されておりました。
それも1961年当時のワイン・リスト。
そのレストランでのワイン販売価格から、いかにここ数十年の有名ワイン・インフレーションが凄まじいものだったかをうかがい知ることが出来ます。
ペトリウス 9ドル、イケム 11ドル、ラフィット 10.75ドル、オーブリオン 10.25ドル、そしてルイ・ラトゥールのボージョレが5ドル。
「当時のボージョレってそーいう感じだったんだ!」みたいな感想はありますが、どれも笑ってしまうぐらいに安い。それもレストランでの販売価格です。
有名なブルゴーニュ・ワイン(ボージョレ意外)とボルドー・ワインが、特にここ10年ほどで急激に値上がりしたわけですね。
また、あるお客様が、「息子の二十歳のお祝いに、おばあちゃんが購入して保管してた、生まれ年の1995年のワインを飲んだんだけどさー、当時1本2~3万円ぐらいしたらしいんだけど、それがまたメチャクチャうまくてさぁ・・・・・・・・」と言って、その飲んだワインの写真を見せてくれました。
それは、なんと「DRCグラン・エシェゾー1995」・・・・・・そりゃウマいでしょう!!
今、もし買えたとしても20~30万円ぐらいはするワインだと思います。
先見の明がある素晴らしいお祖母様からの、お孫さんへの最高な贈りものになったわけですね。
でも今となってはブルゴーニュやボルドー、カリフォルニアと銘醸地のワインは、ブランドにもよりますが高くて手が出しにくい。
そこで、南イタリアを代表する銘醸地でありながら、出遅れ感というか、お得感のあるワインのご紹介です。
【カンポチェラーソ・タウラージ・リゼルヴァ2000】AL14% 750ml 現在の本体価格5000円
タウラージは南イタリア初のDOCG(最高の原産地認定)で、カンパーニャだけでなく南イタリアを代表するワイン。
しっかりとした果実味が魅力のアリアーニコ種から造られるワインは、長期熟成のポテンシャルがある。
カンパーニャ内陸の標高の高い地域で、昼夜および夏冬の気温差が大きく、ゆっくりとブドウが熟成するため、複雑実があって深みのある、気品に満ちた味わいです。
フランスでもイタリアでも、南の地は歴史から来る印象なのか、ワインにお得感が強いと感じる方は多いのではないでしょうか。
記念日のための特別なワインとして、この「タウラージ」は、著しくアンダーバリューであると思う次第。
そして、10年後、20年後には、「そんなに安かったの~!」って言ってもらえる可能性も高いのではないでしょうか。
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります