“2015年”の記事一覧

「奥野田葡萄酒」理想を追求する取組

 

 

縁あって、山梨県の塩山にある「奥野田葡萄酒」さんに、伺わせていただきました。また、当店で販売も行わせていただくことになりました。

詳しい訪問記は、後日、また当店のワイン担当よりご報告させていただく予定です。

 

ワイナリーの詳細などは、後日ご報告させていただくとして、奥野田葡萄酒さんの素晴らしさは、次の二つのことに象徴されているように思います。

まずは、4人おられるスタッフのうちのお一人は、元、世界的な三ツ星レストランのソムリエさん。理想を追求するワイナリーの取り組みは、ワインのトップ・ブランドを知りつくした方さえも、引き付ける魅力があるようです。

もう一つは、理想の質を追求したら、自然に優しい農法になったとのことで、その仕事は大手のITソリューション企業さんの理念である「地球に負担をかけない、優れた商品づくり」と同じとのことから企業提携をされているとのこと。

何とスタッフ4人のワイナリーと、何十万人と社員のいる大企業の提携です。その大企業の会長も毎年訪れ、社員研修もワイナリーで行われるのだそうだ。

自然の原理を大切にした農法を実践する一方で、ハイテクも積極的に利用するとは、例えば、病気による被害の可能性をITソリューションのシステムにより事前に察知して、その対策を事前に行う、といったようなこと。

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【奥野田ワイン各種】 ラベルのデザインは、それぞれのワインの味わいが表現されています。

左から「ハナミズキ・ブラン」は甲州種100%の白ワイン。旨みのあるふくよかな味わいです。

次の「ローズ・ロゼ」は、ミルズ種という珍しい品種100%の、ラベルのようにバラを思わせる、爽やかで華やかな甘口。他のワインには、まったくない味わいだと思います。

中央の「桜沢シャルドネ」は、オーク樽発酵の複雑さのある味わい。ブルゴーニュの白ワインを思わせる優雅さがあります。

・・・・・・などなど、他にも魅力的なワインがたくさんあります。しかし、生産量は理想を追求するのに適した量にしているため、売り切れてしまえば、その年はそれでおしまいになります。

もちろん、無農薬、無肥料、ブドウに付着している野生酵母での発酵。

 

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樹齢18年のブドウの樹。20年前に代表の中村社長一人でスタートし、それ以来理想を追求されて来れれた姿勢には、頭が下がる思いがします。

見る人が見れば、このブドウ畑の素晴らしさが分かるとのことで、例えばマメ科の雑草が多いのは、この畑の状態が良いことを示しているのだとか。

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また、この薄黄緑の小ぶりな葉っぱからも、この畑の素晴らしさが分かるとこのと。薄黄緑なのは、根っこが奥深くまで伸びていて、ミネラル分を吸い上げているからなのだそうだ。

炎天下でも葉っぱは冷たい。

塩山で理想を追い求める、品質のための自然農法とITソリューションを使う、こだわりのワインは如何でしょうか?

 

 

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東京で世紀のワインディナー

 

 

ワイン専門の情報サイト「デキャンター.com」の伝えるところによれば、今年の12月、東京で ”世紀のワインディナー” が開催されるとのこと。

超大物ワイン・コレクターであるミッシェル・ジャック・シャスイユさんが保有する、4万本以上のコレクションからセレクトされた超レア・ワインが飲めるのだそうだ。

東京のアマン・ホテルで12月8日に行われるとのことで、席は12人分のみ。価格は最低でも€10,000とのことで、オークションのようなシステムと推測される。

集めた資金は、ルーブル・オブ・ワイン と呼ぶ、シャスイユさんのワイン美術館構想に使われるようだ。

このディナーは、大物ワイン・コレクターであるシャスイユさんと、アーティストのヨーコ・グランサーニュさんによる企画。

翌日12月9日のガラ・ディナーでは、グランサーニュさんの絵がオークションにかけられるのだそうで、”ルーブル・オブ・ワイン”の構想を支持されるようだ。

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ディナーに供されるワインは、

Clos de Vougeot 1865 Domaine Felix Clerget,  Massanda Collection Madeira No 83 1915 (Crimea Ukraine),  Jerez de la Frontera (cuvee Nelson) 1805,  HO Vin de Zucco 1865 from the Duc d’Aumale vineyard in Sicily, Brown Madeira Imperial (Nicolas) 1835,  Jura Vin de Paille 1893, Petrus 1982

(すいません。不勉強で読み方が分からないため原文です)

そして、最後にサプライズの超レア・ワインが登場する予定。おそらくそれは、超レアなブルゴーニュとみられている。

そんなことで、おそろしくレアなワインが味わえる、まさに ”世紀のワインディナー” が東京で開催されるという記事のご紹介でした。

ところで・・・・・・クリミア半島って、高級ワインの産地だったんですね・・・・(汗)!

もう一つ、200年以上も前のワインって、まだ味わえるんですね・・・・・・(汗)!

 

 

 

 

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「トライーニ」新たなスーパータスカンか

 

 

 

ワイン業界のドキュメント映画では、どちらかといえば、ややヒール役として登場することが多いような気がする、世界で最も有名なワイン・コンサルタントのミシェル・ロランさん。

なぜヒール役かと言えば、今のワイン業界で最も影響力の強いワイン評論家である、ロバート・パーカーJrさん好みのワインをつくり出すため。

ワインの素晴らしさを、画一的にしているのではないか、とかなんとか・・・・・。

しかし、実際にミッシェル・ロランさんの手がけられたワインの飲めば、流石に世界一のワイン・コンサルタントです、ホントに素晴らしい!

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【トライーニ アル・パッソ と キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ】

サンジョヴェーゼ種のワインには、ほんとうに色んなスタイルがあるなと、試飲会に行くたびに驚かされます。

「トライーニ」のスタンダード・クラスとみられる「アル・パッソ」は、サンジョベーゼ85%、メルロー15%の、サンジョベーゼ主体のワインながら、印象としては、メルローかシラーあたりの上質なワインを飲んでいるかのよう。

濃いルビー色の、深みのあるブラック・チェリー系の味わいはお見事。「この価格で、この味わい」みたいな視点でも、素晴らしくお得感のあるワインだと思います。

 

オーナーのピエール・ルイジ・トライーニさんは、イタリアのワイン業界で、ちょっとした有名人なのだそうです。

トスカーナの貧しい家に生まれたピエールさんは、カナダで最も大きな運送業者となり、大成功された人物。

「貴族のようにワインを造りたい」との小さいころからの夢を実現するため、1998年にトスカーナへ戻り、キャンティ・クラシコの南部、カステルヌォーヴォ・ベラルデンガ地区に畑を買い、醸造所を設立したのです。

そして、コンサルタントには、シンデレラ・ワイン請負人とも呼ばれるミッシェル・ロランさんを起用しました。

 

情熱、技術、資本と、今のワイン業界の王道を行くワインなのかも知れませんね。

 

 

 

 

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「フライングキウイ」マールボロウのソーヴィニョン・ブランが・・・お得すぎるぅ💕

 

 

前回は、「フライングキウイ」のセントラル・オタゴ産ピノ・ノワールをご紹介させていただきましたが、今回は、同じブランドのマールボロウ産ソーヴィニョン・ブランのご紹介です。

前回も書きましたが、「フライング・キウイ」は、ブドウの栽培農家、ワイン醸造、瓶詰め工場など、それぞれの専門家と委託契約を結んで出来上がったワイン。

質の高い製品を、よりお得な価格で、合理的に生産されたワインです。

最近では、スコットランドの人気急伸中のクラフトビールが、同じ方法で商品を生産しており、注目されております。

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【フライングキウイ マールボロウ ソーヴィニョン・ブラン2014 Achieve the Impossible 】AL12.5% 750ml

ニュージーランドを代表するワインと言えば、白ワインのソーヴィニョン・ブラン。

そして、ニュージーランドを代表するソーヴィニョン・ブランの産地といえばマールボロウ。

清涼感ある、グレープフルーツやハーブなどを感じさせる風味は、ほんとうに素晴らしい。

もちろん、一般的にそのお値段は、その上質さに見合う価格。それが、この「フライングキウイ」は、合理的な生産方法により、かなりのお得感を持ってご購入いただけます。

・・・・・・ちょっと、もったいないかな、と思うのは2014年ヴィンテージのため、白ワインといえど若すぎるコト。

最近では、「若いワインほどデキャンタに移して、空気に触れさせ、余計な成分を飛ばし、本来の果実味を引き出すべき」との研究結果があります。

この若い「フライングキウイ」もまた、せっかくマールボロウのソーヴィニョン・ブランを味わうのですから、デキャンタに移して、よく空気に触れさせ、本来の果実味を楽しむのが、よりベターな楽しみ方でしょう。

お得感あるマールボロウのソーヴィニョン・ブランは如何でしょうか?

今の季節にピッタリのワインだと思います。

 

 

 

 

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「酒屋の株話」懐疑の中で育つ

 

 

米相場の大相場師は、相場の極意を「採算を買い、人気を売る」と。

もし、今の日本株を目にしたなら、もちろん銘柄にもよりますが、「採算を買いまくれ~!」ってコトになるような気がします。

 

東証1部の時価総額が、バブルのピーク以来25年ぶりに過去最高を更新したのだそうだ。

平成バブルやら、ITバブルやらを超えたわりには、まったく割高感がなく、過熱感もない。

「外国人投資家が、主に採算を見て買ってるだけの上昇相場では!?」もしくは、「クジラが堅実に下値を拾っているだけの上昇相場では!?」みたいな印象。

平均のPERだって、平成バブルが62倍、ITバブルが115倍、それが今のPERはたったの17倍。

まったくもってそっけない。

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少子高齢化と人口の減少トレンドで、国内の商売のほとんどがパッとしないため、ほとんどの個人の景況感は改善せず、従って株式市場も強気になれない。

しかし、企業業績はすさまじく改善。それでも、数字だけで実感できないため、株式市場には懐疑的な立場。

また、チャートを見れば十分値上がりしているようにも見えるため、とりあえず売却して様子見を決め込む。

そんな状況が推測できます。

「悲観の中に生まれた上昇相場は、懐疑の中で育っている」ということでしょうか。

そんな弱いセンチメントと、強いファンダメンタルズの、双方が逆行しているような状況からは、「平成バブルのピーク3万8915円あたりは、スルッとあっさり抜き去ってもおかしくないんじゃないの!」ぐらいの強烈な力強さ、底堅さを感じる次第。

不安定なマクロの状況、企業の不祥事などネガティヴ要因、取引手法の多様化での大量の売り・・・・・・などでの株価の調整があれば、よく吟味して採算を買うべきだと思うのです。

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