有名高級ワイン「ベガ・シシリア」の産地でもある「リベラ・デル・デュエロ」に在る、スペインで最も有名な生産者「ペスケラ・グループ」の試飲セミナーに呼んでいただきました。
創業者のアレハンドル・フェルナンデスさんは、国民栄誉賞受賞者であり、世界のワインメーカー・ベスト20にも選ばれる、スペインの上質ワインの革命者であり、パイオニア。
ワイン造りには、徹底したこだわりを持たれております。
ブドウ品種は、赤ワインのテンプラニーリョと白ワインのアイレンのみ。オーガニック栽培、収穫は1本の木から3kg以下、ブドウに付着している自然の酵母による発酵、ノンフィルター、そして熟成。どの畑も厳しい環境にあり、タフな労働が必要になるとのこと。
最初に試飲させていただいたのが、フェルナンデスさんがアイレン100%で造る唯一の白ワイン「アレハイレン・クリアンサ2012」。2007年ヴィンテージを2009年にリリースしたのが、最初のヴィンテージで、リリースした年にベスト白ワイン賞を受賞。
これ程長く熟成させている白ワインは、スペインで他にない。アイレンの樹齢は平均樹齢で90年。
味わいは、非常にリッチでたっぷりとした味わい。黄金色で、長く熟成する可能性を十分に感じさせる白ワイン。グラスに注いで時間が経つと、ハチミツを思わせるような風味になる。
まるで、辛口のソーテルヌでも飲んでいるかのようなリッチさのある味わい。せめて後10年ぐらいは寝かせて飲んでみたいと感じた次第です。
その後の試飲は、全てテンプラニーリョ100%の赤ワイン。ラ・マンチャや、ポルトガルとの境にあるサモラ州、リベラ・デル・デュエロと、その一番寒い北に位置するコンダード・デ・アサで造られた、非常に完成度の高いワイン。
まずリッチ、そして、しっかりとしたストラクチャー。濃いルビー色に輝いていて、やわらかな味わい。
サモラ州で造られる「デヘーサ・ラ・グランハ14」などは、なんとリリースされるまで14年間、地下にある自然のセラーで熟成されるのだそうだ。
非常に高い評価も受けており、ロバート・パーカーさんからは、「これぞスペインのペトリュス」と。また、「毎年90点以上の評価を受けているにもかかわらず値段を上げていない」と称賛されているのだそうです。
お得感あるスペインのペトリュスは如何でしょうか?
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