“2011年”の記事一覧

「カリラ DE」レギュラー品とは違う個性ある味わい!

ディスティラーズ・エディションは、それぞれの蒸留所がレギュラー品とは異なった製法で生産した個性あるシングル・モルトです。

カリラ ディスティラーズ・エディション(ED)1996 AL43% 700ml 4,900円(価格は変動する可能性があります。)

カリラとはゲール語で「アイラ海峡」を意味し、アイラ島とジュラ島を分かつこの海峡周辺はスコットランドの西海岸で最も美しい場所の一つなのだそうです。カリラ蒸留所は、このアイラ海峡に面した美しい場所にあります。

専門家によれば、このカリラDEは「素晴らしくバランスがとれている、見事な輝かしい洗練された逸品。極めてスタイリッシュで複雑なカリラのダブルマチュアード(2段熟成)。モスカテルシェリー樽の痕跡はわかりずらい。重厚な芳香、それでいてなお辛口、見事なバランス。」とのこと。

味わいは「まずモルトと甘み、その後すぐにピートの薫香と、活き活きと澄んだ濃厚なフレーバーに圧倒される。そして、カリラ特有のかがり火のようなスモーキーさが重量感を築く。全体的に辛口、美しくバランスがとれ、複雑、エレガントに展開。シナモンスパイスを伴う。」とのこと。

ダブルマチュアード(二段熟成)とは、日本の焼酎蔵などでも行われることがあるのですが、最初に通常の樽で熟成させ、しばらくして別の樽に移し熟成させることで、カリラDEの場合にはモスカテル・シェリー樽を使用しています。

モスカテル・シェリー樽とは、モスカテル=マスカット種のブドウで造られたシェリー酒を入れて熟成に使われた樽で、その風味が樽に染み込んでいるのです。通常モスカテル・シェリーは甘口や極甘口。この樽を使うことにより甘味やシェリー酒の複雑な熟成香が風味に加わるのだと思います。

1996年蒸留のヴィンテージ入りです。1996年が記念の年で、なおかつシングルモルト好きの方におススメです!

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

バレンタインデーの夜は!

酒屋的バレンタインデー!

 

酒屋レベルの発想では、「バレンタイン」と「クリスマス」は同じ様なシチュエーションをついついイメージしてしまします。つまり「クリスマス」と同じようにスパークリングワインあたりを販売しようと頑張ってしまうわけですが、ふたを開けてみればちょっと状況は違ってました。

酒屋のオヤジも今回のバレンタインデーでやっと気が付いたのですが、若い方は別として「バレンタイン」は「父の日」や「敬老の日」「親父の誕生日」と同じで、「お父ちゃん日」なのです。だから酒屋でバレンタインの贈り物用に購入して頂けるのは圧倒的に焼酎!「焼酎」なのです!

「酒好きなお父ちゃんにはお酒をあげときゃいいでしょ!」みたいな発想かも知れませんが、もらう方のお父ちゃんにしてみれば、飲んでなくなる自分の好きなお酒をもらえるのは最高です。チョコレートは娘さんとか、会社の人とか、誰かにもらうわけだし、ネクタイとかをあげても、もういっぱい持ってますからね!

これが「女性に喜んでもらう日」系の場合だと、まったく酒類は売れません。男性が女性に何か贈ろうとすると確かに難しいですよね。ファッションとかデザインに関係するものだと、よっぽど気が効いてないと使ってもらえませんしね。やっぱりこちらも楽しんでなくなってしまうものがいいようです。

ちなみに酒屋のオヤジは女房殿のお誕生日に、お客さんとしてステップに来店してくれる方が勤めているエステサロンのエステ券を贈っていますが、けっこういい感じだと思ってます。考えなくていいしね!(汗)

バレンタインデーの夜には、旨い焼酎を楽しむお父ちゃんが多い!っていうお話でした。

お酒好きの男性には、お酒を贈るのがベストなのですぞ!!酒屋でお待ちしております!(笑)

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これからの飲食業界!

あたり前ですが個人経営の飲食店が大手チェーン店と戦って行くには効率化だけでは敵いません!

先日、沖縄県酒造組合連合会が主催した「セミナー&泡盛大試飲会」が都内で開催されたのだそうです。その中で飲食業界の”虎”と呼ばれる際コーポレーション代表の中島武さんが経営セミナーで講演されました。

今後の飲食業界のトレンドとして、「フランスにおけるビストロのように、旨い料理と酒を手軽にしっかり楽しめる店が注目されるのではないか。」とのご指摘をされたのだそうです。

不況下の中、下町の「せんべろ系」が人気となり、「立ち飲み」「全てが安値の均一価格」「お酒が無料」などなど、いわゆる低価格の飲食店が急増しました。また大手チェーンの代表であるハンバーガーや牛丼店も値下げ攻勢を大きくアピールしております。

こんな状況下だからこそ、外食の喜びの本質を見つめる必要があるのだと思います。その本質とは飲食業界の”虎”がご指摘されるように「ビストロのように・・・・・」なのでしょう。それに、安いものを突き詰めると、結局外食はしない方がいいってこと行き着くような気がします。

気軽に立ち寄れて、割り安感のある旨い料理を楽しめ、酒も充実していて満足できること。個人経営のお店はそれだけではありません。店主に会えるのも魅力の一つだと思います。

人々が外食をしたいのは、外で飲んで話をしたり、料理をすることなく手軽に食べたいということもありますが、やはり本質は家族や友人と美味しいお料理を、様々なことを気にすることなく楽しみたいのです。またそんなお店が注目されるのだとも思います。

飲食店を経営するには家賃や人件費、材料費などの経費は、もちろん大きな負担となります。その辺りとの折り合いを付け、なおかつ飲食業の本質を兼ね備えたお店こそが成功するのではないでしょうか。

酒倶楽部ステップでも飲食店さんとのお付き合いは、もちろんあります。中には安くないと生き残れないとの考えから、お客さんの声に応えてチュウハイを一杯50円にしたお店も過去にはありました。しかし、そのお客さんは喜ぶかも知れませんが、それ以外にはあまり効果はありませんでした。

半端な酒屋がこんなことを書くのは大変に恐縮なのですが、むしろ時間はかかっても飲食業の本質を突き詰めることの方が大切なのだと思うのです。

下町の「せんべろ」が人気だといっても、そこは安いだけではなく、旨い煮物や、人情味のある店主が待っているのです。

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シングルモルト「余市」と「宮城峡」こちらも最近人気!!

ニッカウヰスキーの国産シングルモルト。こちらの人気も上昇中!!

ニッカウヰスキー シングルモルト「余市」と「宮城峡」 AL43% 500ml 各1,380円(価格は変動する可能性があります。)

ニッカウヰスキーを代表するシングルモルトのレギュラー品。熟成年数記入なしのシングルモルトなのですが、価格と品質を考えればお得感のあるウイスキーです。2本同時に購入されるお客様が多いのですが、それぞれ味わいの個性は違います。

男性的な「余市」、女性的な「宮城峡」で、この二つを絶妙にブレンドしたものが「竹鶴」なのだとか。

「余市」はニッカウヰスキー創業の地。創業者である竹鶴政孝さんが理想を叶えるために選んだ北海道の日本海と余市川が出合う河口近くの、冷たい潮風が吹く場所で石炭直火蒸留にこだわって造る、力強く重厚でスモーキーさのある味わい。

「宮城峡」はスチーム加熱での蒸留とシェリー樽熟成で、お花のように甘く華やかな香りでシルキーな口当たり。フルーティーで飲みやすいシングルモルト。

「シングルモルトの味わいは様々で面白いね!」ってのが最近若い人に受けて理由の一つなのだと思います。もともとシングルモルト・ウイスキーを購入されるお客様は知的な感じのする方が多いのですが、ヴァラエティー豊かな味わいがその人達の知的好奇心を満足させてくれるのかも知れません。

それにシングルモルトを購入されるお客様は、自分達が購入しようとしているお酒のことを良く知っています。とてもとても半端な酒屋なんか敵いません。正直、突っ込んだ話をされると、酒屋としてはヒヤヒヤしてしまいますよ。ホント!

だからお客様からウイスキーに関するトレンドを教えて頂ければ、酒屋としては非常にありがたいのです。酒屋でも普段お酒が飲めるのは夕ご飯の時ぐらい。なかなかウイスキーを味見する時間までは持てません。試飲会でもアルコール度数40度以上のウイスキーを全て利いて回るのは非常に辛いものがあります。

たった一つ酒屋として分かるとすれば、シングルモルト・ウイスキーに興味を持っている人が増えていること。だから「何とかこの市場のニーズに応えていかねば!」とあせっているのであります!(汗)

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「ハイニッカ」若者に静かな人気のウイスキー!

最近、静かな人気のウイスキーで、どちらかといえば若い人に受けてる国産ウイスキー。

ハイニッカ AL 39% 720ml 980円(価格は変動する可能性があります)

若い男性が酒倶楽部ステップに来店されて「あった~!あったよ!これだよこれ!他で売ってないんだよね~これ!!」って言いながら購入されるウイスキーです。この「ハイニッカ」には様々な容量があり4リットルのペットボトル入りまであります。しかし大きいサイズのものは数年前までは良く売れたのですが、最近はまったく売れません!お酒を沢山飲む方が高齢化してきたからでしょうか!?

数年前のまだ「ハイニッカ」の大容量が売れてたころには「ハイニッカ」に対してのマニアっぽさはまったく感じられなかったのですが、最近では「ハイニッカ」のレギュラーサイズを手にする若者を見ると、すっごくマニアっぽい感じがするんですよね!友達に「おまえ・・・これ買うの・・・!?マニアだね~!!」なんて言わて「ハイニッカ」と一緒にアイラ・モルトを購入したりする感じです。

何か若い人に受けるような「ハイニッカ」にまつわるストーリーがあるのかも知れませんが、酒屋のオヤジにはまったく分かりません。若い人にとっては、新鮮な感じがするのかも知れませんね。

酒屋のオヤジも遠い昔に飲んだことはあるのですが、スッキリとしていて飲みやすいウイスキーだったような!一気飲みもしたことがあるような!そして、その後は・・・・・・・やめときましょうね!(汗)「一気飲み」って今では死語か!?(笑)

メーカーさんの紹介文では「すっきりとした味わいの美味しさ。2級ウイスキーの時代から酒税法の限度一杯までモルトを使用し、吟味されたモルトウイスキーとカフェグレーンウイスキーをブレンドしています。そのため、香りと味わいの伸びの良さが生きたウイスキーとなりました。 1964年にジャスト500円で発売以来、若者も大人も気軽に楽しめる懐の深い味わいは、いまも晩酌ウイスキーの決定版です。」とのこと。

ニッカウヰスキーのモルトは「余市」と「宮城峡」に代表されるように定評のある味わい。カフェグレーンウイスキーとはトウモロコシなどから造られるウイスキーで、カフェ式蒸留機で蒸留されたもの。

カフェ式とはカフェさんが開発した連続式の蒸留機で、甲類焼酎のように連続して蒸留されるためスッキリとしてクセのない味わいとなります。

二つがブレンドされ、モルトの風味も感じられる飲みやすいブレンデッドウイスキーに仕上げてあるのだと思われます。そのまんまの説明ですが、ハイボールなどにして気軽に楽しめますね。親父さんの世代に愛された「ハイニッカ」です。一度試せばお酒に対する世界観が変わるかも知れませんよ!!

PS・今年のバレンタインは焼酎が売れてるかも!「バレンタイン」も「敬老の日」も「父の日」もみんな同じ様な事なのかもね・・・・!(汗)


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