“2011年”の記事一覧

「アフリカ 風の詩 人の夢」永井理恵 個展のご案内

蕨在住の女流画家、永井理恵さんの個展のご案内です。

蕨在住で当方と親しくさせて頂いております永井理恵さんの特別展が2月26日(土)~4月24日(日)の間、蕨市立歴史民俗資料館で行なわれます。入場は無料。

永井さんの絵を全部拝見させて頂いたわけではないのですが、アフリカの人の絵が多いと思います。どこか品があり、落ち着いた感じの印象がある絵だと感じます。

酒屋のオヤジの住まいにも、随分と前ですが結婚のお祝いにプレゼントして頂いた絵を飾らせてもらっております。写真のポスターの絵もそうですが、白っぽい壁には本当によくマッチすると思います。

素敵な絵ですので、是非是非見に来て下さい。


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おいしい燗酒のコツ!

大手清酒メーカー11社が結成した「日本酒がうまい!推進委員会」で日本酒の需要振興のための第一弾企画として「おいしい燗酒のコツ」のDVDが制作されました。HPからも見ることができます。

 

おいしく燗をつける方法として「湯煎」「電子レンジ」「業務用の酒燗器(湯煎)」での方法を説明しています。紹介されていた方法をまとめてみました。

アルコールは78度が沸点で蒸発してしまうため、燗をつける場合は50度以上にしては絶対にいけません。

1、湯煎で燗をつける場合。

お湯を鍋で温め沸騰したら火を止めてしまいます。徳利の肩あたりまでお湯に浸かるようにして、一合で熱燗が3分、ぬる燗が2分半を目安として燗をつけます。陶磁器の徳利は熱しにくく冷めにくい特徴があり、長く温度を保ってくれるのだそうです。

燗つけぐわいの見極めかたは温度計で測るのがベストなのですが、それ以外にも二つ方法があります。一つは徳利をお湯の中から引き抜き、徳利の底の部分に手を触れて見て、手が触れられるギリギリの温度ぐらいがよいのだそうです。もう一つは熟練のカンが必要なのですが、お酒の温度が上がって来ると、お酒が膨張して来ます。そのあたりを経験で見極めます。

湯煎で燗をつける方法は時間はかかりますが、よりやわらかい味わいに仕上がりベストな方法だと思われます。

2、レンジで燗をつける場合。

「自動で温めてはダメ!」500Wのレンジで一合の燗をつける場合は、熱燗で60秒、ぬる燗で50秒。レンジで温める場合はお酒の上部と下部で温度差があり、上部が下部に対して5~10度温度が高くなります。そこでマドラーでお酒をかき回し、温度を一定に近づけるのがポイントなのだそうです。

3、業務用の酒燗器を使う(チロリ)。

「チロリ」は湯煎で温めるのですが、アルミニュームのため熱電導効率が良く、湯煎でありながら熱燗80秒、ぬる燗60秒で燗がつきます。「チロリ」を使う場合のコツは、その場を離れないこと!(汗)

委員会はおもに飲食店さんに紹介して、燗酒の需要を掘り起こそうとされているようです。清酒業界が燗酒を全面に打ち出してアピールするのは、酒屋としては素晴らしいことだと思います。

ともすると冷やでの提案には沢山の清酒をそろえていても、燗酒となるとほとんど注力されていないお店さんも中にはあります。これはもったいないことです。燗酒ファンは確実に存在すると酒屋としては感じます。ならば燗酒も冷や酒と同じぐらいのこだわりを見せても良いと思うのです。

それに、燗酒をしみじみとお料理とともに楽しむ日本文化の素晴らしさは、きっと世界の人達にも伝わるはずです。

清酒は「ぬる燗」が最高だと酒屋のオヤジは思うのであります!!

旨い燗酒といえばこれがおススメ!⇒ https://www.stepstep.biz/sake/yaichi-tokubetujyunnmai-nuru

 

 

 

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Ch・マルゴーに大商い!

シャトー・マルゴーが熱い!

写真はシャトー・マルゴー

高級ボルドーワイン市場は相変わらず堅調に推移しております。過去半年の間で最もパフォーマンス(価格のです。)が良かった高級ワインは、以外にも市場をリードするラフィットでもムートンでもなくCh・オーブリオンでした。

ラフィットやムートンに比べ価格が安い分、値上がり率は大きくなったようです。そして最近注目されているのがCh・マルゴー!

マルゴーの価格は半年前に比べて約20%上昇。ロンドンの高級ワイン市場Liv-exではここ数日大商いとなっており、大きな買いが入ってきています。マルゴーの2005年と2006年の商いだけでliv-exの取引量の13%に達するほどなのだそうです。

高級ワインの中で人気に火が付くかどうかは、味わいが「女性的」か「男性的」かで違ってくると分析する方もおられます。最近では「女性的」な味わいの方が圧倒的に人気があります。そのあたりがムートンの価格がラフィットのそれを上まわらない理由のひとつのようです。

このCh・マルゴーは「ワインの女王」と評されるほどの、高級ボルドーワインの中では最も女性的でエレガントな味わいのワイン。

ムートンやラトゥールが男性的な味わいと評されるのに対して、ラフィットやオーブリオンは女性的な味わい。そしてマルゴーは最も女性的な味わいと評されております。

もし、女性的でエレガントな味わいのみが評価の基準だとすれば、マルゴーの価格はラフィットの価格をを上まわってもおかしくないということになります。

現在ラフィットとマルゴーの価格差は約3倍。マルゴーに圧倒的な割安感があるようです。

ワイン市場の時期ラフィットはマルゴーかも知れませんね!!だからと言って、やっぱりマルゴーがラフィットの価格を上まわるのは厳しいとは思いますが!



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世界に広がるワイン産地

ワイン産地の世界地図は、この10年の間に史上かつてないほど急激に変化ました。

酒屋さんの雑誌「酒販ニュース」に、ジャンシス・ロビンソンさん(有名なワイン・ジャーナリスト)の「ワイン産地が急激に変化している」という記事が掲載されていました。ワイン産地増殖中というお話です。

変化の主な要因のひとつは温暖化による気候変動で、ごく最近までブドウが熟すのには涼し過ぎた場所に今ではブドウ畑が広がっているのです。

例えばドイツの有名醸造家は最近ノルウエーにリースリングを植えたました。またベルギーやオランダでもブドウ畑は広がっており、それらの中には素晴らしい品質のワインも少なくないのだそうです。

目隠し試飲でマーストリヒトの西で造られた「クロ・ド・オプレイオ・シャルドネ2001」をマスターオブワインのメンバー達が試飲したところ、ピュリニィ・モンラッシェと間違えるほどの素晴らしさだったとか。

オランダ産赤ワインでは、際立って上質なレゲント種を主体としたラインナップには、本当に圧倒される程なのだそうです。レゲント種のブドウはオランダのようにじめじめした気候では病気に強い特性を発揮するとのこと。

同じようにカナダのブドウ栽培も少しづつ北へ移動しており、日本でも最近は北海道でのワイン造りが盛んになっています。

中国ではブドウ栽培に最適な場所を探す試みが北限の地に限らず全土で続いています。最初に注目されたのは中国東部の海沿い山東省で、ここではシャトー・ラフィットが中国企業との新しい合弁事業の地として選んでいます。その他、中国北西部ではペルノ・リカールや現地民間企業のシルバー・ハイツ。その西ではグレイス・ヴァインヤーズなどがブドウ栽培を初めているのだそうです。

中国にはブドウ栽培の可能性について未知な土地がまだ930万k㎡以上あるのだそうです。

その他、オーストラリアやカリフォルニア、チリやアルゼンチン、スペインやオーストリアでも涼しい地区にブドウ畑を所有する動きがあります。

逆に赤道に近い場所でのワイン造りも、熱帯栽培技術の進歩のおかげで盛況なのです。ブラジルの北のはずれのヴァレ・ド・サンフランシスコ地方やタイ、ベトナム、インドといったアジア全域の思いもよらない場所でワインが造られているのだそうです。

イギリスのスパークリングワインも素晴らしいのだそうです。イギリス南部の丘陵地帯の土壌はシャンパーニュ地方とよく似た白亜の石灰質で、シャンパーニュの製法で造ると、今や本物のシャンパーニュと互角に戦えるものとなるのだとか。目隠しによる比較試飲ではイギリスのスパークリングワインがいつも勝ち、シャンパーニュが負ける結果になる程素晴らしいのだそうだ。

ワイン生産の分野でも最も注目される場所は、やっぱり中国のようですね。中国でのワイン産業はどう考えてもワインの生産、消費ともに大きな可能性があります。この先10年後には世界のメジャーワイン生産地のひとつになっているかも知れません。

中国ワインは今後要注目ですね!!



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「川中島」女性杜氏が醸すスッキリと旨い酒!

信州で最も古い由緒ある酒蔵で女性杜氏が醸す旨い酒です。

純米大吟醸 川中島 一升 3,150円 [美山錦、精米歩合49%、日本酒度+2、AL15%]

蔵元の酒千蔵野さんの歴史は古く、天文12年(1540年)創業の老舗蔵。長野県では最も古い蔵で、全国でも7番目に古い歴史ある酒蔵さん。川中島の戦いの折りには武田信玄が酒千蔵野さんの酒を召し上がられたことでも有名なのだそうです。

また、この蔵の杜氏である千野さんは長野県初の女性杜氏にして女性杜氏の第一人者といわれる程の実力。伝統に培われた酒造りの技を今に伝えながら、米本来の旨味を生かし、「昔ながらの細やかな手法を守りつつ地味だが文句なしに美味しいと言われる酒にしたい。」と地道な努力を怠りません。

女性ならではの感性と潜在的な逞しさが感じられるお酒なのです。

この「純米大吟醸 川中島」は、飲んだ瞬間、パッと現れて、パッといなくなる飲み心地。ともすると重たくなりがちな酒質なのだが、このスッキリとした後味、口当たりの良さは杜氏の力量を物語る逸品。香り高く、味わいのふくよかさは大吟醸の条件を満たしていながら、こもった感じがなく非常に飲みやすい。

これほどの純米大吟醸が一升3150円なのですから、非常にコストパフォーマンスの高いお酒と言えます。試さないと損ですよ!!


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