最近では割高感のあるハイエンドのフランスワインを避け、他の地域のハイエンド・ワインが注目されることが多くなってきたようです。
インターネット上のワイン情報サイト「ワイン・サーチャー」に、最近注目されているイタリアのハイエンドな高額ワインを生産するワインメーカー・ランキングが掲載されておりましたのでご紹介します。高価なワインブランドを持つワイナリー順です。
「今もっともブランド力のあるイタリアワインはどこのワインなのか?」 なかなか興味深いランキングだと思います。
【イタリアの高価なワイン造り手ランキング TOP 10】
1位 テヌータ・デル・オルネライア トスカーナ
限定生産の「ヴァンデミア・ダルティスタ・スペシアル・エディッション・ブルゲリ・スペリオーレ」 で価格は平均で$978 2006年より毎年違う芸術家によるデザインのボトルで限定販売されるワイン。また、高価なイタリアワインの一つである「マセット・トスカーナIGT」平均$692の造り手。
2位 ブルーノ・ジャコーザ ピエモンテ
ブルーノ・ジャコーザさんは、最も尊敬されるワイン生産者と呼ばれる生産者。「コリーナ・リオンダ バローロDOCG」平均価格$963が最も高価なワイン。このワインは1993年ヴィンテージを最後に現在は生産されていない。現在生産されているブランドで最も高価なのは「ファッレット・ディ・ブルーノ・ジャコーザ ファッレット リゼルヴァ バローロDOCG」で平均価格$669。
3位 ジュゼッペ・クイッタレーリ ヴェネト
2012年に84歳で亡くなったクイッタレーリは”ヴェネトのマエストロ”とか”アマローネの父”などと呼ばれたワイン生産者。クイッターレのアマローネ・デラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ・リゼルヴァDOCG」平均価格$807。他には「アルゼロ・カベルネ・ヴェネトIGT」平均価格$490 、「アマービル・デル・チェーレ パシート」平均価格$474。
4位 ジャコモ・コンテルノ ピエモンテ
「モンフォティーノ・バローロ・リゼルバCOCG」平均価格$592。バローロはワインの王様と呼ばれますが、そのバローロの王様とも呼ばれる。
5位 ビオンディ・サンティ モンタルチーノ
”イタリアの最も象徴的ワインメーカー”と呼ばれるワイナリー。「テヌータ・イル・グレッポ・レゼルバ・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノDOCG」平均価格$541.
6位 ロマーノ・ダル・フォルノ ヴェネト
「ヴィニュート・ディ・モンテ・ロドレッタ・リチョート・デラ・ヴァルポリチェッラDOCG 」平均価格$470、「ヴィニェート・モンテ・ロドレッタ アマローネ・デラ・ヴァルポリチェッラDOCG]平均価格$414と甘口の方が高い。
7位 ミアーニ・カルヴァーリ フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア
”イタリアのファイネスト・ワインメーカー”と呼ばれるメーカー。辛口白ワインの「レフォスコ・コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ」平均価格$446。赤ワインの「ミアーニ・メルロー・コッリオリエンターリ・デル・フリウリ」は平均価格$328で非常に少量。
8位 カーゼ・バッセ・ディ・ジャンフランコ・ソルデーラ モンタルチーノ
「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・レゼルヴァDOCG」$435。元従業員がワインのほとんどをダメにしてしまう事件があり、よりタイトになっている。
9位 マスカレッロ・ジュゼッペ・エ・フィッリョ ピエモンテ
「モンプリヴェート・カ・ドゥモリッシオ・リゼルヴァ・バローロDOCG]平均価格$409。1993年からのワインで極々少量生産。コレクターズ・アイテムとして知られるクラシックタイプのバローロ。
10位 ガヤ、 バルバレスコ&バローロ ピエモンテ
イタリアワインの帝王、有名人アンジェロ・ガヤさんのワイン。「ソリ・サン・ロレンツォ・バルバレスコ」平均価格$374などいくつもの高価なワインを生産している。イタリアで最も成功しているワインブランドと言えます。
イタリアワインの名前のカタカナ表記は、あまりにも長くて、しかも半角記入が多いため読みにくいし憶えにくい。しかしイタリア語表記ではもっと難しいし、なかなか日本人にとって読んだり、覚えたりは骨の折れる作業です。
しかし、ワインファンにとっては、その分なんだか引かれるものがあるように感じます。
先日、高品質で極少生産のアマローネを試飲する機会をいただきました。これがアメリカ市場などの好みにまったく影響されていない、やや素朴で伝統的、非常にエレガントな味わい。ハッキリ言って素晴らしく美味しい!その他、ヴァルポリチェッラもリパッソもリチョートもエレガント、「たぶんこんなに美味しいこの地のワインは飲んだことがないな~!」って感じたほどでした。
小規模生産者の多いイタリアワインって、分かり難いですが、すごく奥深い感じがします。
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
カテゴリー:高級ワイン市況