2月のグランヴァン市場はまたまた高値更新!ゴールド市場に類似!!

2月のグランバン市場は、引き続き堅調で新高値をまたまた更新しました。

上のグラフはKitcoさんの提供するゴールドの価格チャートですが、ボルドーの高級ワイン・インデックスと値動きのパターンが良く似ているのです。

2月の高級ワイン取引は中国の春節もあり、Liv-exでの取引量は1月に比べて18%の減少となりました。それでも前年対比では45%の増加です。

供給側の量も減少したため、価格は引き続き堅調で高値はまた更新されました。2月に最も価格を上昇させたワインはシャトー・コス・デストゥルネル2004で1月に比べ約24%の上昇。

コス・デストゥルネルは2級ですが、年間生産17,500ケースで非常に評価の高いボルドーワインです。

高級ボルドー・ワイン価格は、リーマンショックでのリセッション時を除いては、ほぼ一本調子で上昇し続けております。その値動きをグラフにすると、上のゴールドの値動きに類似しているんです。もちろん流通量が違いますから、日々の上がったり、下がったりといった小刻みな動きはないのですが、大ざっぱに見るとよく似ているのです。

ゴールド市場も最近新高値を更新しました。 ゴールド市場分析の第一人者である豊島逸夫さんによれば中東情勢による有事の金買いと、インフレヘッジの金買いが入っているのだそうです。基本的な基調は強いのですが、今回の上げは先物主導であり、ETF市場などの現物投資残は減少しているとのことで、中東での状況によっては一過性の上昇で終わる可能性があるらしい。

 高級ワインの買いはインフレヘッジの意味合いが大きいのだと思いますが、ゴールドなどに比べると市場規模はかなり小さいく消費もされます。大ざっぱな価格の変動パターンは似ていても、値上がりのスケールはかなり大きいのです。

ゴールド市場の専門家の多くは先行きの価格上昇を予想されているようです。米国経済の景気回復が本格化している中、高級ワインに大枚をはたこうとされる方が多く現れそうな気配なのです。

 

※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります

ページ
トップ