市場の状況を表す口語でショートと呼ばれるような状況があるが、まさに日本株市場は今ショートではないだろうか。
金曜日の取引では、その反対売買によって起こるショートカバーリング・ラリーに、至りそいうで至らなかった印象があった。
買戻しによる上昇が本格化するとすれば、今回の下落でもっとも下落幅の大きかった日本株の上昇幅が、もっとも大きくなって当然だと思う。
もちろん強い戻り売りが待ち構えていて、上昇のスピードがゆっくりになる可能性はあるのだが。
それでも、過去最高の空売り比率となるほど売りのバイアスが強まったことや、先物が大きく売られたことによる反動は少なくないと思う。
<写真は日本経済新聞の記事>
レバレッジの高さがマーケット・ボラティリティを高めているとみられるが、それは下落時も上昇時も同じことだと思う。
通期の決算発表が近づくにつれて買戻し圧力は高まるのではないか。
アメリカの大物投資家が日本株の値下がりを予想して売り越しているという記事があった。
割高感のある銘柄もあると感じるため、ひょっとしたら日経平均ベースではこの先弱含むのかも知れない。それでも個別株を見れば、とてもじゃないが売る気になれない銘柄は多いと感じる。
骨太に業績の拡大が期待される銘柄なら、悲観に傾いた相場を買ったあとは、覚悟を決めて「ひたすら何もしないで監視し続ける」しか、この荒れ狂う相場を乗り切る方法はなさそうだ。
※こちらの商品は現在取り扱いがない場合があります
投稿日:2018年3月10日
カテゴリー:酒屋の株話
カテゴリー:酒屋の株話